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見てるだけ

体調がとても悪い…でも、後藤先生も体調悪い。
何とか出て行く。
このままだと外に出られなくなる。
まあ半分なりかかってるんだけど。


あさきさんには、
ボクシングのウィービングに関する話や、
基本2についての詳細、
そしてサンドバッグの扱い方を説明する。

その時に、前蹴りを押し蹴って…そのまま足を前に落として次の攻撃をしようとしてた。
間合いが合わないよねそれだと。
まず相手を押さない…刺すように当てれば勝手に止まるから。
勢いつけてる相手だともつれるかもしれんから、しっかり止めるように蹴るけど。
大抵は刺さるように蹴れば止まってくれる。
そこを突き離しても良いし、その場で固定して攻撃してもいい。

で、刺すように蹴るにはというと、膝のスナップを使って上足底を相手に対し直角に当てる。
下から振り上げると擦るだけでダメージにならない。
膝をしっかり引いてから足を下ろすと、突きの間合いになってるはずよ。

次の攻撃を考えて自分の立ち位置を意識すると、色々繋がりやすくなると思うよ。

基本2も、細かい所ができてない。
最初の構えの時点で、股間が開いてる。
レの字を足で作って爪先は相手に向けて。
猫足立ちでもいいし、組手構えでもいいし、お好きなように。
私の場合は猫足で習っただけ。

中段と上段をしっかり切り替える。
そして、蹴りで指摘したのは、
「腕と足で相手を挟むように蹴ると、しっかり狙える」
ということ。
腕を振るのもいいけど、水平に振るんじゃなくてせめて下に振る…
あるいは、相手を掴むように前に出し、下半身を引っ張る。
関節の角度が合うように向ければ、勝手に蹴れるよ。

Kさんにも言ったけど、
軸足でしっかりと地面を蹴って、その力を蹴り足に伝えるんやで?
けっこう微妙な体重移動を繰り返してる動作が、蹴りやで。

横蹴りもそう。
足を胡坐かくように掻い込んで、と言うんだけど…伝わらない。
移動距離が必要だからその動作をしてるんやで、と説明してその形にさせて。
腰の返しも大き過ぎて、後ろ蹴りになってるのを直す。
足を開く筋肉が無いから、お尻の筋肉で代用してるとそうなる。
軸足側でも腹筋でも骨盤引き上げて、関節を相手に向けないと蹴れんて、柔らかい人でも。

膝蹴りは垂直に蹴り上げて、腕で引っ張り込む…んだけど。
それより十字受けが気になったみたい。
これ何するの、というので説明。
このまま使うなら取り手…組技に移行するし、応用するなら揚げ受けにもなる…両手でやる必要もない。
わざと隙を作って相手に攻めさせて、罠に嵌めるという事もやる。
色々やね。
自分の動きで目隠ししないように、と注意して。
基本2は終了。

審査向けの稽古はこのくらいかな。


Aさんには、基本1の手ほどき。
YouTubeに上げた動画では判らんと言われたので…
手刀は振るもの、という固定概念を払拭するのに苦労してる。
こう使うからこそこのかたちになるし、腕伸ばしたら全く力伝わらんで?
と言って、実際に攻撃してもらって手刀払い受けをする。
最小限の動作でビシ、と手首を払うと意外な強さの打ちに驚かれる。

要所要所を伝えていくけど、多分判ってないなこれ。
固定概念が強過ぎる。
また追々と見ていくだな。

鍵突きも、裏拳も、中段開手受けも、何してるか分からんとまるで違う動作になって使えないしな…
肘打ちは…特殊過ぎる動作だから覚えたみたいね?

そして、武器を話題にされたので素手の理解のためにやってるのよ、と説明。
見せるように振るのではなくて、
見えないように振るのが技よ。

そしてサイを持たせて、
「突きの力の支え方」
を目で見てもらう。

サイをしっかり固定させると、突いてもぶれない。
この感覚を知ってるのと知らないのでは、
「突き」
になるかどうかの大きな違いになると思う。

サイの刀身を、垂直に相手に当てれば。
しっかりした突きになると思うから。
がんばれ。

腕立て伏せしてもいいよサイ持って。
どんだけ無駄な力入れてるか判るから。


後は…Kさんか。
基本3がひどいから、いちばんダメな上下手刀払いを説明した。
多分何が悪いのか分かってない。
その動作にどんな意味あるのかも興味無いんだろうから、ある意味しょうがないんだけど…

髪の毛掴まれん為に、
股間蹴り上げられん為に、
こう聞くとやれるようになるんかねー?

髷掴まれるのを警戒してる動作は、型にも結構出てくるから…当時の風習が残ってるんだね。
ケンカだと、髪の毛掴んで振り回して…てのは常套手段よ。
暴力じゃない、脅しただけだと嘯いてたのもいるし。

ちなみに、受けてるだけじゃなくて。
空いた手で攻撃にもなるんやで。
そして、頭と腰は連動して動くんよ。
どっちか叩けばどっちかが前に出てくる。

…まあKさんには要らん話やけどなw



さて、こんなふうだけど。
今日はほんとに見てるだけだった。
それでも疲れた…やはりだめだな。