今日は振り返り。

結構大事な事ばかり教えてた気がするので、少しまとめてみる。


①猫足立ちの使い方

これ、今日で一番重要かもしれん。
何の為に稽古を繰り返してる、と言えば「相手をどうにかするため」なのだから。
基本の突き蹴りをしていても、強くはならない…健康にはなるけど。
じゃあどうするのかと言えば、使い方を知ることよ。

こないだ書いた、尺取り虫の歩き方で前に進み、蹴りは膝で受け、突きは手で掛けて払い、次の手は押さえ込む。

そのまま上げた足で蹴ってもいいし、踏み込んで突いてもいいし、相手と重なって投げてもいい。

これはかかってきた相手への反撃。

次は受け流せないほど強い攻撃の場合。
そんなのはまともに受け止めず、弧を描いて受け流してやる。
前足や後ろ足を軸にしてコンパスみたいに円を描いて、力の方向に自分が居ないようにする。

もちろん掛け手で相手の腕を邪魔して、崩したり引っ張る力を利用したりする。
自分だけで動くより楽だよw

うまく流せれば相手の側面に居て、崩れた状態…ダメでもそこに居着かず動き続ければ問題もなく。
貼りついて離れないようにすると、無駄な労力使わんで済むよね。

更に攻撃的にするなら、相手の攻撃から少しだけズレて、手刀で払い受けをして前に滑り込み…そのまま相手の側面に前屈立ちに変化して逆突き。

Kさんは間合い、と一言で言ってるけど…
ここで言ってるのは、「相手との距離」だけでなくて。
「相手の向いてる方向」
「自分の向いてる方向」
「(自分と相手の)重心がどこにあるのか」
こんなのまで含んでの、立ち位置やで。

私らやと360度全周を攻撃できるように、と稽古させられてるけど…
競技としてはそんな事しとらんでしょ?
相手を正面に捉え、自分は相手の正面から外れること、やね。
そうしたら安全安心に相手を攻撃できるw

そしてこれをやるには、体のキレを出さないとうまくいかないと思うんだけど…それが次の話。


②股関節の使い方

勢い良く方向転換したり、素早い身のこなしをするのには、これが要る。

大事なのは腰を回す動作ではなくて、大腿骨を捻じるようにして二つの股関節を動かすことで得られる骨盤の旋回。
腰椎じゃないのよ。

そして、簡単にできるコツは、「顔を動く方向に向ける事」。
型で目線が重要、当たり前の話やで。

ぱたぱたとKさん試してて、おー…と感嘆してた。
今日はえらく素直に聞いてるのね?
おかげで教え過ぎてる完全に。

ま、いいかこんな日もあるわなw

ちなみに、これができると突きも蹴りもやり易くなる。
全ての動き方のコツやで。
あさきさんが重心の移動を熱心にやってたけど、それもこれでできると思う。
どこを動かして軸を作るのか、やね。
ボディメカニクスで習ったやろうけど、足より外に重心を置いてはいけないのよ。
足幅の範囲内で、移動させていく。
そして、大腿骨の交叉でできる旋回で、猫足になった時に、残した足を巻き取ってこれるのよ。
一気に動けるから、相手からしたら早く見える動き、よね。


③連打への対処

これは暴れてたIさんからの質問。
…ちと後で修正…続く。