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充実したおけいこ

酷暑と言っても良い陽気…中々にキッツいわあ。


そんな中でも、二人参加していただけた。
とてもありがたい…良い時間になるように頑張ろう。


最初は準備体操から。

特に股関節をしっかり動かしていく。
また、普段あまり伸ばせない下腿の伸ばし方も試してもらう。
皆さん(私も含むw)左右の偏りがあるようだから、気をつけましょう…
(´・ω・`)

まあね、どっちかに偏るものではあるのだけれど。
それなりに均して動かしておくと、関節や腰などに不具合が出にくいやね。


ついでに、上段廻し蹴りの練習もしてみた。

胡坐をかいて、片方は下腿を外に出す。
お尻の一点を中心にして、足を廻して頭より上に蹴る。
無理はしなくていいから、手をついたりしてバランスを確認する…この体勢を覚える為のものだからね。
あとは軸足で立つだけやで。


Yさんは、Mさんと仲良くフォローし合いながらやってて、微笑ましい。
楽しくやれるのが一番よね。


体もほぐれたので、次は突きの練習。

その場で突いたり、組手構え…半前屈立ちで順突き、逆突きを中段上段と狙いを変えて突いたり。

突きのキレを出すには、
肘を開かない、引く手をしっかり早く引く、
という点に注意する。

あとは、相手にもたれかかる感覚よね。
それに耐えるだけの拳や手首は、拳立てとかで鍛えると捗るけど…まあ物叩いてりゃそのうち固まるから。


次に試してもらった手刀打ちで、現在つっかえている所が判明。
腰のキレ…骨盤の旋回を上手くできてないんだね。
Mさんはできてたので、見本となってもらいつつ…
ざっくりと、どう動いてるのかを説明して今回は一旦止め。

これからの課題やね。


というわけで、違う事を試してもらう。

とはいえ、実は先ほどの動きを少し簡単にしただけなんだけどね?
肩から肘、手首へと力を伝えていって…鉄槌や廻し打ちへ。

実はこの動き方ができているという事は、腰もキレてるという事なんやけどね。
鞭みたいに腕を廻し振る動きは、腰を細かくうねらせて、その力を伝えるものだから。

ミットを叩いてもらって、ちゃんと体重を乗せた打撃になってたから。
皆できるで♪


次は前蹴りの手ほどき。

軸足で真っ直ぐ立って、膝をしっかりと上げてもらう。
つま先は前に向けておいて。

そして膝のバネを使って鞭のように蹴る。

足の力は、入れるだけ動かなくなるし上がらなくなる。

あとは親指の付け根…上足底で指を巻き込まないように蹴る。

表はこっちやからね、蹴りというのは。
背足…足の甲は裏、隠した蹴り方なのよ。


あさきさんもそつなくこなせてるね。
今までの成果、出てるやろ?


休憩の折、「試合は1対1でやるの?」という質問が出たので…
スポーツとしてなら1対1だし、掴みや投げも無し、制約も多いよ、と。

私?
周りを全員で囲まれての組手や、暗闇での組手もさせられたけど何か?

というわけで?
掴んで叩く、という有効な動作をするにはどんな事に注意すると上手くいくと思う?と尋ねてみた。

引き手に注意して打つのよ、と突きの時も言ったのはこの伏線だね。

掴んだら引き寄せながら突く、というのが一番効率良いわな。
数打ちの稽古も、移動稽古も、これを頭に置いてやってみると動きは変わると思う。

こんなふうに、その日にやってる事は大体関連付けて教えてる。
バラバラに無関係な事をやってるように見えても、ね。
たのしかろ?w


掴みは探り受け、というのを見せて。
次は投げ。

全空連では足払いなどがそれに当てはまるけど、私のは廻し受けの応用よ。
実験台はあさきさん…はい攻撃してー、と言ったら「げ!?」と言わない。

くるっと腕を畳んで、暴れたらそのまま関節極めて、逃げようとしたら引きずり倒して終わりやね。

今回は、何をやってるかが理解できればオッケーよ。
動きを大きくすれば、案外簡単な動きでしょ?
組技は、相手の反応見ながらという要素があるから、そこだけやないかな。



最後に、息を一回吐く間にどれだけ攻撃を出せるか、を試してもらった。

私は突きや打ち、肘で6つ。
Mさんは連突きで。
Yさんも頑張ってた。

あさきさんはちと別なので、手本を示してからやってもらう。
攻撃を背手で払って1、
顔に突きを入れて2、
相手に腕を肘で落として脇に挟んで3、
顎を掌底でカチ上げて4、
横に滑り込んで下腹部に掌打で5、
まだ続けられるけど、一息で、というのでこのくらいで。

やっぱこっちのが得意だな私w
型の応用よ。


繰り返し言ってたと思うけど、大事なのは「イメージ」よ。
どこまで理解して再現できるかで、威力も速度も変わるのよ。




そんなこんなで、今回はおしまい。
内容的には大事なコツをいくつも散りばめられて、充実した稽古になったと思う。
書けてない事あったら…また思い出したらという事でm(__)m

また来週も頑張りましょう…