8/13のいのこり

Iさん休憩してるので、サンドバッグにひたすら小手を打ちつける。
夫婦手で、拳と前腕どちらも叩きつけていくと、形が整ってくる。

Nさんのミット打ち撮影録り終わったので、Iさんに受けの手ほどきをする。


先程軽く目慣らししたら、ちゃんと教えたことを使おうとしてた。
手を引っ掛けるようにしてたので、
「それは廻し受けの応用だから、今やるのはちょっと違う…(流れが)」。
と言って、4種類の前腕使った小手受けをしてもらう。

揚げ受け。
私は自分の中心線を前腕で縫うように縦に通していき、最後に肘のバネで跳ね上げる。
前腕をそのまま上げるだけよりも、ねじりやバネが効いて強い力もはね返せるから。
そして、腰にバネも同時に作れるから。
全部に当てはまるけど、「次」を必ず準備できてることが「はやさ」なのよ。
動作を速くすることでは、限界がある。

外受けは獅道会の基本にもあるから、やれるやね?
…と思ってたら、あかんかった。

攻撃を跳ね飛ばすんじゃなくて。
掬い上げるように攻撃に触れて、引っ張ってくるのよ。

体開くのと腕の動きを合わせないと、攻撃当たるで。

実際にやってタイミング覚えてもらう。
ここで最初の悲鳴、やねw
ついでに、反撃も教える。
三戦の使い道よ、ここ。


内受け。
私は、半身に構えたおなか側に捌く動作を言う。
耳に拳をつけ、腰のねじりに乗せて腕を動かす…というと語弊あるな。
腕はガイドだね。
攻撃に触れたら、腰のねじりで打点から外す。
最良は、前腕と腰の回転だけでその場からほとんど動かず捌く。
転掌の使い道よ、ここ。

反撃は、裏拳や相手の腕を辿って叩くのを教える。


下段払い受け。
誤解多いけど、蹴りを受ける動作というわけではないと思うよ。
でも、理解できれば蹴りも捌けるし…悩ましいところやね。
普通は蹴りの力が一番乗るところを、力負けする腕で受けようなんて思わんはずなのよ。

本来は、攻撃を落として相手を崩したり、反撃を入れるため防御を空けたり、というものだと思う。

私は前に出て、蹴りを捌くのにも使うけど。

腕と反対の耳を触って、腰の回転に合わせて膝の少し外まで振る。

小手受けは、叩きつけて受けるのもあるけど…
私は、ねじりを使って相手の攻撃をずらすように使うのが多い。
「次」で相手に立て直せないように崩すのが目的だから。

打撃で攻撃の拳足を当てるのは、痛み受けと言うんだけど…
これも初見殺し、そして威圧、牽制なのよね。

どれも、かたちの強さ、というものが理解できる良い教材だと思うから…
覚えると、組手は変わると思うよ。