“普通”にできない私が、心温まる仲間に出会えたきっかけが秋葉原だった。
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子供の頃から、私は周りの子と同じことをするのが苦手で、空気を読むのも得意ではありませんでした。
・忘れ物が多くて、いつも怒られました。言われたことを数分後には忘れてしまうこともありました。
・階段を下りるのが怖くて、のろのろしていると強気な子にからかわれたりもしました。
・運動が苦手で、チーム戦で私のせいで負けてしまい、「むかつく!」と大声で言われたりしました。
・「こうしなきゃダメだよ!」と言われても、なかなかできなくて、「なんでできないの!?」と言われることも。自分は精一杯やっているつもりだったので、とても悔しかったです。
・どうやって人と仲良くすればいいのかもわからず、「○○ちゃん、私とお友達になってください!」と大声で言ってポカンとされたりしました。
・冗談が冗談だとわからず、勢いで連絡をしたらブロックされてしまうこともありました。
子供って、その場で思ったことをはっきり口に出しますよね。
「気にしすぎだろ!」と言われそうですが、当時の私は何かあっても家族にも相談できず「言ったらどうなるかわかってるのか」とも言われたこともあり…怖くて誰にも言えませんでした。
学校に行くのが毎日怖くてたまらない時期もありました。
送り迎えしてくれるおじいちゃんに心配をかけたくなくて、黙っていた時期もとても長かったです。
秋葉原に来て大人になっても変わることはなく、自分のポンコツさで多くの人に迷惑をかけました。
生意気なことを言ったり、喧嘩別れしたこともあります。でも、そんな中でやっと何年も一緒にいてくれる仲間ができたのは、最近のことです。
何年も経っても一緒にいてくれる仲間がいて、私は幸せです。
「いいよいいよ!」とか、「まぁ、るきだしねぇ笑!そこがいいとこだね」と笑ってくれる人、「こういうふうにしたらもっと良くなるんじゃない?」とアドバイスをくれる人も多くなりました。こういった性格や病気的なものについての情報が増え、理解してもらえることも増えたので、生きやすくなったなぁとしみじみ思います。
秋葉原で出会ったクリエイターや創作に携わるすごい人たちに話を聞くと、「自分もずっと変わってるって言われてたよ。いつも一人だったな」
「すごくわかる!黙々と作業していたほうが安心するよ」
「人と合わせるのが苦手で……」
「あー、小学校に行くのやめたから、私は幼稚園卒だわ笑 学校なんて行かなくても生きれるし」
なんて、武勇伝的なエピソードがたくさん出てきて驚きました。
そして、とても安心しました。
悩んでいたのは私だけじゃなかったんだ、って。
秋葉原に来て、色んなジャンルの『好きなこと』に夢中な人たちに出会う機会が増えて想ったことです。
誰かの考える“普通”に当てはまらず、肩身が狭い思いをしたり、辛いことがあったり。
歯痒い経験をしてきたからこそ人の痛みがわかる人が多くて、心が温かい人に出会えるのかなと思います。
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