パパは、ママ向けアプリで気持ちを学ぶ

夫を捨てたい。

ものすごいタイトルの本が、ふつうに世に出回っている。共働きで家事もしない夫、そんな夫を捨てたい、ということだと思うので、まぁわかる気もするが、モノ扱いである。
女性たちからの反応がこわいが、このタイトルがまかり通っているのは、世の夫たちが、いかに寛容かを示している、とも言える。
これが「妻を捨てたい」だったらどうか。
大炎上する気がするのだ。

このエッセイを連載するにあたり、自分の記憶を掘り下げていったら、SNSにはママが投稿した夫への不満が散見されているものの、パパ向けのノウハウ集やお役立ちコンテンツ、パパ友同士がつながるコミュニティは見当たらなかった。

そこでぼくが取った行動が、ママ向けアプリでの勉強だ。
基本的に母乳での授乳以外は、男性でもできる。
つまり、パパにも役立つ情報が満載なのだ。

しかも、世のママたちが夫にどんな不満を持っているかが、それはもう遠慮のない言葉で書かれている。
地雷がどこにあるのか学習するには最適な場なのだ。

ちなみにぼくの肌感だと下記3点が多かった。
・すこしは家事やれや!
・もっと丁寧に家事しろや!
・飲み会ばかり行ってんじゃねーぞ!

そもそも家事をやらないパパが多いらしい。
そして、やっても雑で、結局ママがやり直したりするらしい。
最後に、産前と変わらず飲み会に行ってるらしい。

ぼくも、上記をわかっていても妻を怒らせてしまった。

・プリーツ消滅事件
妻が買ったばかりのプリーツ(縦に折り目が入っているスカート)をぼくがアイロンで丁寧に、一つひとつの折り目を伸ばしてしまった事件である。

・飲み会多すぎ事件
その月は特にお誘いが多く、月に8回ほど飲み会に誘われた。
ぼくは産後「半分は断る」というルールを自分に課していたのだが、この月は結果、月4回になってしまった。
妻からは「毎週飲みに行ってるの、どうかと思う」とお怒りを買ってしまった…

ママ向けアプリで世のママたちの怒りポイントを学んでいても、この結果である。
何も知らなかったと思うと、ゾッとする。

なので、世のパパたちには、ぜひママ向けアプリでの学習をおすすめします。
ママが求めていることを先にわかって、動いていければ、至らないことがあったとしても、感謝もされるだろうし、家庭が円滑に回るのではないでしょうか。




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