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スウェーデンで薄力粉を見つけるまで半年

スウェーデンの小麦粉は美味しいと思う。スウェーデンの農業部門で小麦生産は最大の生産量を誇る。大麦生産の方がかなり伸びてきており、小麦の作付け面積は減ってはいるけれども、やはり小麦を全て自給できる国だということはスーパーに並ぶ小麦の国内産比率を見てもわかる。それも「エコロジカル」で当たり前というくらいエコなものが多い。

そんなスウェーデンでも日本人からすると訳がわからないのが「薄力粉」の存在感の薄さだ。これまでバナナケーキを焼いても、どら焼きを焼いても、なんで堅いんだろうと思っていたら、やはり選んでいたものが強力粉か中力粉だったせい。

誰に聞いても薄力粉の存在自体があまりに希薄でケーキを焼くんだったら「ケーキ用ミックス」を買う。でも甘すぎるし、日本人のスポンジの概念が違うような気がする。

でも、こちらに住んでいた人たちのブログは本当に役に立つ。大体同じ思いをしている人がいて、色々書き残しておいてくれる。この情報をもとに昨日はCO-OP,ICA,Willy`sとルンドの街中にあるスーパーを3軒渡り歩き(といってもわずか10分で回れるかな)、駅前のICAでパッケージは少しリニューアルされていたけれどブログにあったものと同じものがあった。

それにしても強力粉も中力粉も薄力粉も、同じくvotemjol(jolのoはウムラウト付き)なのだから店員に聞いてわかるはずもなし。

これでどら焼きの皮を作ったらもう全然これまでと違う。感激。

(写真左が薄力粉、右が中力粉だか強力粉)

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