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FP学習日誌(番外編) 処方箋を少しお安く。

薬局の方に教えてもらった豆知識です。
ちょっとした行動の差でお薬を安く買えることがあります!
病院で「処方箋」が出て、薬局でお薬もらいます。お支払が終わったあとに領収証と調剤明細書みたいなペーパーを受取りますが、何書いてあるかじっくり見たことありますか?

まず「基本料」ですが、これは薬局ごとに決められているそうです。薬局の形態や処方箋の全体枚数によって、A薬局はxx点、B薬局はyy点、みたいな。
大病院の門前にある薬局がお安くて、街なかの個人店舗なんかは高いようです。42点から9点まであるので、最大99円の差があるということですね(1点=3円換算、3割負担の場合。以下同)。
ポイントが付くからと近所のドラッグストアに行くことが多かったのですが、ポイントを差し引いて余りある点数を払っていたようです。泣

次に「薬剤服用歴管理指導料」、これは「おくすり手帳」のことです。わたしが昨日もらった明細には、(手帳なし)57点と表記がありました。これ(手帳あり)だと40円も安くなるそうです。おくすり手帳は必ず持参するようにしましょう。最近はアプリもあるそうです。わたしは昨日これを勧められました。
https://www.healthloglink.net/

そして「時間外手数料」です。これは平日19時以降とか土日とか一定の時間に割り増しされるものです。これだけで120円とかプラスになります。
以前、たまたま時間外に行った際、次の平日の時間内に取りに行く約束をしたら時間外加算なしで処理してくれました。時間に余裕があるときは、窓口の方に相談してみるのもいいかもしれません。

あとは「処方箋変更」、これは医師からの処方箋の内容を変更する場合に加算されます。薬剤師さんから残薬の有無を聞かれることがありますよね。そこでうっかり「あー、まだいっぱい残ってます」とか正直にこたえて「じゃ、今回は40錠じゃなくて20錠にしておきましょうね」とか言われたら、「おっ、安く済んでラッキー」と思ってはいけません。罠です(笑)。医師に確認電話をして処方箋の内容を変更すると90円加算されるのです。

最後に、「後発医薬品調剤体制加算」いわゆる「ジェネリック」ですね。え、これってジェネリックで安くしてもらったと思ったら加算されてるん!?ひどいですね。15点=45円です。

以上まとめると、医師から処方箋を出されたら、
処方箋の内容は病院内で精査して(誤りは病院内で変更してもらう)
大病院の中や門前の薬局へ
おくすり手帳を持って
時間内に行き

ジェネリックはよく考えて、場合によってはNo!
ということですね。これで最大394円の節約になるでしょう。

あとは、お薬受取りの際に、薬剤師さんにやさしくいろいろと問いかけられることがあると思いますが、これ決して親切で聞いてくれているわけではないのです。上記の残薬確認も含め、確認項目が法令で決められていて、そしてそれも調剤料金の中に含まれています。
これまったく意味ないとは言わないですが、持病でずっと同じお薬なのに、毎回同じ質問とかちょっと無駄だと思いませんか?高齢化社会で医療費の削減が必要だと思うのですが、こういったところからまずは無駄を省いてはどうかと、わたしは考えています。

(おことわり)このnoteは、素人が薬剤師さんから聞き取った内容とネット検索からの情報ですので、誤りなどありましたらご指摘いただけますと幸いです。正確な情報が必要な場合には、ご自身にて詳細調査されることをお願いいたします!

(2021/4/5追記)
先日学んだことを踏まえて、地元の少し大きめの病院の門前の薬局に行きました。だいぶお安くなるのでは?と期待してたのですが、なんと「基本料」はチェーン店と変わらず、さらに「地域支援体制加算」38点(127円相当)という項目がありました。なんすかこれ?と説明を求めたところ、「その薬局が地元に密着していると患者にとってはお薬代が高くなる」というとても不思議な加算でした。
今回、単価換算ではチェーン店よりもほんの少しお安くなりましたが、ポイント分を考えるとちょっと微妙でした。あとは、もっと多く処方してもらったときの単価はチェーン店の方がだいぶ安かったです。
それから、この4月から「感染症対策実施加算」というものが始まったそうです。時限的な措置とのことですが、今回わたしには4点(12円相当)が加算されていました。
調剤明細、ほんとよくわからんもんが入ってるので、みなさんよく見てくださいね!

※画像と本文は関係ありません。

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