Official髭男dismのパラボラの歌詞を解釈してみた

どうも、こんにちは〜人生初のnote投稿です。

前々からnoteはやりたいなーと思っていて、何か自分のことでも書こうかなとも思ったんですが初投稿には相応しくないので自分の大好きな髭男について書こうと思います。拙い文章ですが是非ぜひお付き合い下さい🙇‍♂️

今回紹介するパラボラは今年のカルピスのCMソングに選ばれていて、永野芽郁ちゃんが主演になっています。

永野芽郁ちゃん×カルピス×髭男

この時点でもう胸アツです。堪らないです。サムネから破壊力抜群です。観てない人早く観てください。しゃーなしでリンク貼っておきます。

聴いてくれた方いかがだったでしょうか、もうイントロから神がかってますね。新生活の初々しさ、これからの自分に対する期待感が伝わるほんと4月にぴったりな曲だなと思いました。

はてさて、このパラボラについて髭男はこのように語っています。


いろいろな新しいタイミングの、ちょっとした不安と期待感の、混ざった感情を描きました。それが、少しの甘ずっぱさと爽やかさという、『カルピスウォーター』が持つまっすぐさ、ピュアな印象ともリンクできたと思っています。ただ明るくて前向き!というだけではなくて、悩んだり迷ったりしながらも、“まっしろ”な自分だから、“まっしろ”な時間だから、体験できる人生を描けたのではないかと思います。

(引用元) https://tower.jp/article/news/2020/04/02/tg007

まぁほんと髭男が伝えたかったことが曲から的確に伝わっていますね。パラボラがどういう曲なのかイメージはついたと思うので解釈に入っていきたいなと思います。

①パラボラとは?

そもそもパラボラとはっていう人多いと思います。パラボラとは放物線を指します。


みんながよく見るけど名前は分からないこれはパラボラアンテナっていいます。どこが放物線なのかよくわかんないですけどまぁそう言うんだと頭の片隅に置いておきましょう。

ここで疑問が湧きます。なんでこの曲のタイトルがパラボラなのだろうと。何をパラボラに見立てているのか注目しながら解釈を進めていきましょう。

②歌詞

段ボールだらけから幕開けた日々は 想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる
片づくことを知らないこの部屋はなんだか 他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ
まっさらなノートの上 一文字目を書き出すようにして 期待感と不安感が混ざったインクに浸した心で
互い違いに歩き出した僕の両足は どんな未来のアスファルト踏みしめていくんだろう
靴底を擦り減らしてドアの向こう側 まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も 追い越すような軌跡を描いてみせるよ いつかきっと いつかきっと
思い違いだらけのメチャクチャな過去を 振り返るたび未熟さにむず痒くなるけど
定規で書いたような将来の雛形を知らぬ強さに 何故だか僕らは不可思議に救われたりする
暗いへやに鳴り響いた誰かの鼻歌 声ですぐにわかったよずっとここにいたんだろ 君が僕に歌い継いだいつかのララルラ 胸ポケットで密かに呼吸をしている夢ならば 必ず僕がちゃんと叶えておくよ 固い誓いをいまたてよう
互い違いに歩き出した僕の両足は どんな未来のアスファルト踏みしめていくんだろう 靴底を擦り減らしてドアの向こう側 まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も 追い越すような軌跡を描いていけるよ そしてはるか先をゆく どっかの僕が迷わないように 眩い光放ってみせるよ いつかきっと いつかきっと

1番

段ボールだらけから幕開けた日々は 想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる 片づくことを知らないこの部屋はなんだか 他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ

ここに出てくる主人公「僕」は新社会人です。初出勤前日くらいに引っ越してきたのでしょうか、予想していたよりもやることがあったため片付けもままなりません。「片づくことを知らないこの部屋はなんだか他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ」という表現は、
自分の部屋なのにあまりの忙しさから手がつかない(無関心)ので他人事、他人の部屋のように思えてしまうという所から来ています。

まっさらなノートの上 一文字目を書き出すようにして 期待感と不安感が混ざったインクに浸した心で

新生活が始まるのでノートも同時に新しいのを用意したのでしょう。「僕」の新生活にかける思いが伝わります。まっさらなノートがカルピスをイメージさせるのも良いですね。書き出すという表現からはこれからの新生活に対する緊張感が伝わります。

サビ

互い違いに歩き出した僕の両足は どんな未来のアスファルト踏みしめていくんだろう 靴底を擦り減らしてドアの向こう側 まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も 追い越すような軌跡を描いてみせるよ いつかきっと いつかきっと

まだ先の未来で理想とする自分が何なのか明確に決まっている訳では無いけれど、想像もつかないくらい立派になってやるという「僕」の意気込みが伝わります。

1歩ずつ成長していく自分を点と見立ててそれが繋がったものをここで軌跡と表現しています。これでピンと来た方もいると思います。

タイトルの「パラボラ」は放物線を描く自身の成長を表しているのです。

放物線を成長に見立てるって人生何周したらできるもんなんですかね。 壁を乗り越えていく(マリオのジャンプ的な)のを上に凸な放物線に見立ててるんじゃないかなと思ったんですが全然違いました。甘かったです。はい。

2番

思い違いだらけのメチャクチャな過去を 振り返るたび未熟さにむず痒くなるけど 定規で書いたような将来の雛形を知らぬ強さに 何故だか僕らは不可思議に救われたりする

何も自分の人生が思うままに行くわけではありません。過去に「僕」は何度も挫折しています。
「定規で書いた」とは紆余曲折せず思うままに物ごとが進むことです。過去に紆余曲折した経験があるからこそ未来の困難にも立ち向かう決心がついているのです。

暗いへやに鳴り響いた誰かの鼻歌 声ですぐにわかったよずっとここにいたんだろ 君が僕に歌い継いだいつかのララルラ 胸ポケットで密かに呼吸をしている夢ならば 必ず僕がちゃんと叶えておくよ 固い誓いをいまたてよう

ここではじめて「君」が登場します。状況的に恋人かなと思ったのですが歌の流れ的にしっくりこないですね。たぶんここでの「君」は昔の「僕」だと思います。過去に諦めたはずの夢はまだ心の中に残っていたのでしょう。過去に叶えられたかった夢をもう一度追いかけようと決心する場面です。

互い違いに歩き出した僕の両足は どんな未来のアスファルト踏みしめていくんだろう 靴底を擦り減らしてドアの向こう側 まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も 追い越すような軌跡を描いていけるよ
そしてはるか先をゆく どっかの僕が迷わないように 眩い光放ってみせるよ いつかきっと いつかきっと

ここは1番のサビとほとんど一緒です。
眩い光を放つとは理想の自分のことでしょう。自分にとって光り輝く存在ということですね。
1歩ずつ理想の自分を追い求めていけば、ずっと未来の「僕」も思い描くような立派な大人になっているだろうということです。

終わり

いかがだったでしょうか、新入生や新社会人はもちろんですが心機一転頑張ろうと思っている人達にも心に刺さる曲なのではないでしょうか。
そして稚拙な文章に付き合ってくれた皆様本当に本当にありがとうございます。
これからも気が向いたときにnoteは書いていきたいと思ってるので良かったらフォローしてください😋

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