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承認欲求は決して悪くない。というか、すごく良い事です!


世の中で言われている承認欲求は承認欲求ではない。

まず最初に、承認欲求は「認められたい願望」みたいに説明される事が多いけれど、心理学で言われる所の承認欲求は全く別物です。

コーの記事で紹介した心理学者マズローの欲求段階説における承認欲求とは

自分が所属するグループに貢献したいという気持ちや行動を、そのグループに所属する人達から良いねと評価されたいと願う事

です。家族や友達、学校、会社でみんなの為に頑張ってるね、ありがとね、すごいねと認められたいと願うこの気持ちが承認欲求です。


上から2段目の承認欲求。
自己実現の為に必要なステージです。

人間は社会的動物で、誰しも何かしらのグループに所属し、そのグループ内での人間関係を通して自分の存在価値や存在意義、つまりは自分という存在を自認します。

誰かにありがとうと言われて嬉しくなる。
誰かに厳しい事を言われて自分を振り返る。
大切な人の為になにかしてあげたい。
好きな人を喜ばせたい。悲しませたくない。

これも全て広い意味での承認欲求だと私は思います。
全然悪くない。むしろ良い。自分の家族や仲間や同僚、同級生にもっと認められたい貢献したいと思う事は極めて健康的な欲求です。

承認欲求は悪いと思われているのは何故?

では、何故承認欲求があたかも悪い事のように言われているのでしょうか。

それは巷て言われている承認欲求は実は「目立ちたい精神」だからです。英語で言うと”Attention seeker” つまり注目を常に探してる人です。

承認欲求と圧倒的に違う部分は、「あなたの為になる事はしたくないし、しないけど、すごいって言って欲しい」という部分です。だから鼻につく。はしたないと思ってしまう。

だから承認欲求は悪い事だと思われてしまう。
でもそれは承認欲求ではない。
心理学を学んでいる私にとっては悲しい現実です。

承認欲求はモチベ!

親に認められたい。
先生に認められたい。
コーチに認められたい。
仲間に認められたい。
上司に認められたい。

この欲求は極めて健康的です。自分のため、みんなのために何かしたい!というモチベーションになります。また、対応ひとつでその人の成長を促す事ができるか、やる気をダメにしてしまうかの分かれ道にもなります。

「承認欲求が強い」事はその人とその人が所属するグループの成長につながる事だと言えます。

もちろん何事も行きすぎると不具合をおこすので、強すぎる承認欲求のせいでルールを破ったり人を傷つけたりする事もあります。何事もバランスが大事です。

承認欲求が悪い事のように語られる時、それは承認欲求なのか、単に目立ちたいだけなのか見極める事も大事ですね。

最後に…

良い悪い、善悪はすべて人それぞれの価値観によって違うので、この記事を読んでも承認欲求は悪い!と思う人もいるでしょう。
私はその価値観を否定しません。

ただこの記事を読んで何かを受け取ってくれる人がいたとしたなら、
心理学で学んだ事を広めて誰かの心が救われたら良いな
という私の承認欲求は満たされます。もっと学びたいというモチベーションになります。
最後まで読んでくれてありがとうございました!







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