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2/20(月)社説

 北朝鮮が日本海へ向けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。ミサイルは日本の排他的経済水域内の北海道・渡島大島沖に落下した。昨年11月に発車されたICBMと同じ海域である。射程は1万4000キロを超えると見られ、米国全土が含まれる距離である。
 今回のミサイル発射は、3月中旬に予定される米韓合同軍事演習への反発だと指摘されているが、北朝鮮側は「火星15」の発射訓練であると発表している。
 日米韓の3カ国首脳会談では、北朝鮮のミサイル発射情報をリアルタイムに共有することで合意しており、今回の発射を受けて外相会談でも安全保障協力の強化が確認された。
 このような状況の中で鍵を握るのは日韓の連携である。韓国のユンソンニョル政権は日本との関係改善を急いでいるが、軍事情報包括保護協定(GSOMNIA)は円滑に機能していないと指摘されている。日韓関係立て直しという機運を活かし、日米韓3カ国の連携強化に繋げる必要がある。

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