Findyで実践している全員で改善を加速する「もくもく会」の話
Findy IncでWebエンジニアの中途転職をサポートするプロダクト「Findy」でプロダクトマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です。
みなさん、改善していますか?
本稿を読んでいる皆さんは「YES」だと思います。
一方で「みんなで改善できていますか?」という問いには100%YESと言えない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに今のFindyはYESと言えます。今回はそんな取り組みについて書いていきたいと思います。
■ みんなで改善を加速させたい
私がPdMとして携わっているFindyは開発速度が早く、毎日のようにアップデートがリリースされていっております。
この開発生産性の高さをさらに活かすために、改善をさらに加速させるために、みんなでプロダクトを改善していきたいと考えていました。
しかし、この時点では課題の発見や仕様を考えていたのはプロダクトマネージャが中心となっており、人数も関係して上記のさらに加速したいという想いだけが先行する形になっていました。
もちろん各部署やチームとどういった課題があるのかといったヒアリングを行ったりしていたものの、まだまだ引き出せる点はあると感じていました。
そんな思いを抱える中、辿り着いた結論は「みんなでやってみよう」でした。ごくごく当たり前なのですが、1人で考えても答えが出ないときは行動するに限るなという事です。
■ もくもく会の誕生
そんなこんなでみんなで仕様を考えていく「もくもく会」が発足しました。
参加者は、事業部長・ユーザーサクセス(ユーザー担当)・カスタマーサクセス(企業担当)・マーケティング、そしてPdMの私となっています。
内容はシンプルで、今課題は何か、どうしたらプロダクトに落とし込めそうかという話を各部署/チームのリーダーが集まって考えるというものです。もちろんその時間内に仕様に落とせるものは落とし込んでしまいます。
するとどうでしょう、次々と解決すべき課題と仕様が作られていくではありませんか。私が悩んだ時間はいったい何だったのでしょうか。
あまりにも素晴らしく我を失いそうですが、冷静に考えていくと以下のような事が阻害要因になっていたようでした。
仕様をつくるのは大変そう、難しそうだ
どこまで仕様を作り込めばよいかわからず手が出しにくい
考えた課題の大きさが事業全体から見て適切かわかりにくい
他チームや部署への影響の見通しがつきにくい
上から2つは確かに「全て」やろうと思うと難しいのですが、もくもく会では、ラフでも良いので課題を持ち寄り、その場で議論しPdMと一緒になって仕様に落としていくという最初から完璧を求めない場となっているため、課題をクリアする事ができました。
また、下の2つも同じ場に関係するリーダーがいるため、改めてプロダクトで何をどう改善すべきかという共有や、影響範囲などもその場で一気に解決されています。
■ 今の所は、いい感じ
もくもく会を何度か重ねるうちに課題と解決方法がどんどんシャープになり、また定例にしているため課題を見つけてくるという強制力(これがいいとは言いませんが…)と当事者意識の醸成、なんといっても課題解決のサイクルが回る事での事業への好影響といった感じで良いことづくめです。
今こうなってみると、なぜもっと早くやらなかったのかと思うのは人間の常なので、まずは早速はじめてみる事が大事、ですね。
■ 次への課題
ではここで終わりかと言えば、まだまだ伸びしろだらけです。
議論のレベルをさらに上げながら、正しい課題に正しい解決方法、そしてそれらを正しく実装するにはどうすれば良いかという視点もありますし、さらにスケールさせていくにはどうすれば良いかという事も考えなければなりません。
■最後に
やはりプロダクトは誰かだけでつくるのではなく、みんなで考える時間をとり、みんなで良くしていく大事さ、あると思います。
是非まだ行えていないという方はトライしてみてはいかがでしょうか。
最後となりますが、Findyでは共にみんなで考え、みんなでつくっていけるプロダクトマネージャーを募集しています。
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