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タジキスタン・パミール再訪記

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2023年春に中央アジア・タジキスタン共和国のパミール高原を中心に旅をした時の旅行記。パミール高原訪問は2度目。日本出発→韓国→カザフスタン→ドゥシャンベ→ホログ→イシュカシム→…
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#ドゥシャンベ

タジキスタン・パミール再訪記23 〜クルガンテッパ→ドゥシャンベ→アルマトイ→インチョン→帰国〜

2023年5月7日日曜日。いよいよタジキスタンを離れる日である。 クルガンテッパ→ドゥシャンベ朝7時頃、お世話になったHさんの家を発ち、町の中心部から乗合タクシーでドゥシャンベ方面に戻った。 体調は昨日よりさらにもう少し改善したようで、クルガンテッパからドゥシャンベへの移動中は、景色を楽しんだり写真を撮ったりする余裕も昨日よりあった。 ドゥシャンベに到着する前、タクシーの運転手さんが目的地まで送ってやると言った(但し別料金)。クルガンテッパ行きタクシー乗り場到着後は、他

タジキスタン・パミール再訪記22 〜ドゥシャンベ→クルガンテッパ〜

2023年5月5日金曜日。パミールからドゥシャンベに帰還し、今回の旅も終盤。日曜日にタジキスタンを発つまでの間に、クルガンテッパに行く予定だったのだが……? 宿での1日ドゥシャンベに帰還した翌朝、体調は依然として悪かった。食事は宿の朝食を食べようとしたが、ほとんど食べられなかった。 クルガンテッパ行き計画 ドゥシャンベに帰還してから日本帰国までの間には、当初予定ではこの日にクルガンテッパ(クルガンチュペ/ボーフタル)に行き、翌日ドゥシャンベに帰還してジャマーアト・ハーナ

タジキスタン・パミール再訪記21 〜ホログ→ドゥシャンベ〜

パミール滞在の終盤は、前回に続いて体調不良になってしまった。果たして無事ドゥシャンベまで帰還できるか……? ホログ出発前日2023年5月3日水曜日。昨日からの頭痛は全体的な体調の不良になっていた。 この日は概ね宿で寝転がっていた。体調が良ければガルムチャシュマ温泉に行くなり、ジャマーアト・ハーナを見学させてもらうなりしたかったが、断念した。 当時撮った写真によると、朝食兼昼食に外に出て食堂に行き、マントゥを食べたようである。あまり食べることはできなかったと思う。 明日

タジキスタン・パミール再訪記8 〜ドゥシャンベ散策・後編 トロリーバスで行こう〜

今日の目的だった本屋での本の購入は無事済ませることができた(良い本を選べたかどうかは不明だが)。本はそれなりに重いが、まだ中途半端に時間があるので、ドゥシャンベ市内でどこかに軽く行ってみることにした。 トロリー不使用トロリーバス本屋を後にしてからは、トロリーバスに乗ってどこか、ルーダキー公園まで行っていたらルーダキー公園に行くことにした。ルーダキー公園に行くのは、前回に続いて2回目である。 私は鉄道オタクなので、日本の法律上は鉄道(厳密には普通の鉄道ではなく路面電車と同じ

タジキスタン・パミール再訪記7 〜ドゥシャンベ散策・中編 本屋に行こう〜

ドゥシャンベ到着後、宿と食事と通信手段の確保は無事に行うことができた。ドゥシャンベでは後はフリータイムである。まずは本屋に向かうことにした。 目指せ本屋Tcellで現地SIMを入手し、ヒソールのお兄ちゃんにバクシーシした後は、本屋に向かうことにした。 私は元々ペルシア語の詩に興味があり、今のようにパミールに特に興味を持つようになる以前は、主には「ペルシア語詩人の父」ルーダキーの出身地ということでタジキスタンに興味を持っていた。パミールに特に興味を持ってからは、同地にイスマ

タジキスタン・パミール再訪記6 〜ドゥシャンベ散策・前編 シュグニー語で行こう〜

2023年4月23日(日)、私はタジキスタンのドゥシャンベ国際空港に無事到着し、宿に辿り着いた。今日はこれから遅めの昼食をとって現地SIMを入手し、本屋に行ったり市内散策したりする予定である。 食堂探し宿を出て、まずは宿の人に教えてもらった食堂と思しきところに向かったが、宿の人の言っていたとおり今日は休みのようだったので、さらに駅方面に歩いて食堂を探した。 程なくして、何となくタジク料理っぽいけれども何となく営業してなさそうなレストランに行き当たった。お店の扉は一応開いて

タジキスタン・パミール再訪記5 〜アルマトイ(カザフスタン)→ドゥシャンベ到着〜

アルマトイ(カザフスタン)での一泊後は、いよいよ今回の目的国であるタジキスタンの首都ドゥシャンベへのフライトである。機中からは、最終目的地のパミールの山々も見ることができるはずである。 朝のスマホ2023年4月23日(日)、アルマトイでの朝は、外がまだ暗いうちに目が覚めた。 二度寝できる気がしなかったのでスマホをいじっていると、ベッド(私は上段だった)と壁の隙間からスマホを下に落としてしまった。下のベッドの大きめの体格の兄ちゃんは眠っており、起こしたり体の上から手を伸ばし