マガジンのカバー画像

🌷育児

20
子育て中の思考系、おすすめグッズや本・ツール紹介など。
運営しているクリエイター

#創作大賞2024

「シック・マザー」な母と私

「お母さん、乳ガン。」 昨晩の暴風雨が明け、からっと晴れた朝。実母からLINEが届いた。 乳がんに罹患したという内容に驚き、急いで電話をかける。 今後は抗がん剤治療をして、切除手術を行うという。 「いまや2人に1人は何らかのがんに罹るというから、そんなにショックではないけど…髪の毛が抜けるのは嫌だわぁ~」と、いつもと同じ陽気な声で話してくれた。 心を病んだ母親が子に与える影響「シック・マザー」を手に取った理由 冒頭の内容から話は飛ぶけれど、「シック・マザー」という呼称は

3歳の核心「おしごと、やすんだらいいんじゃない?」

ある夜、娘を寝かしつけていたら、タイトルのようなことを言われました。子どもにとって純粋な投げかけであったと思うけれど、私にはいたく染み入って、一瞬言葉を詰まらせてしまいました。 私は現在、休職中です。理由は適応障害で、メンタルクリニックへ定期的に通いカウンセリングを受けています。休職に至った経緯は、タイミングがきたらまとめてみようか…と思いますが一旦割愛。 娘は1歳から保育園に通っていますが、認可のため保育の理由が必要です。入園申込み時には夫婦共働きでしたので、就労が理由

雪の日に裸足の人形を心配する娘

朝、目を覚ますと寝室が暗い。 まだ夜明け前かとひとつ隣の布団を見ると、夫が居ない。もう6時過ぎだ。 そこで思い出す。今日は雪の予報だったなと。暗いわけだ。 隣の娘に小声で「おはよう」と声をかけても、微動だにしない。 7時前に夫が寝室へそろりと滑り込んできた。 小声で「朝だよー・・そろそろ起きないと」と声をかける。 近づいて娘に手を当てても、娘は寝息を乱さない。 「しかたないね。夫君、先に行ってもらっていいよ。もう少し寝かせるわ」 「そうだね。昨夜は寝言がすごかったから、眠れ