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すべての苦しみに共通した対処法 〜反応しない練習〜

人は悩み苦しむもの.

それは,人間の進化する上で,仕方のなかったことを昨日の記事では投稿しました.

じゃあ,「ネガティブな感情になったらどうすればいいんだろう?」ってのが気になりますよね.

それについて,「反応しない練習」から学んだのでシェアしたいと思います!

*ちなみにアマゾンのオーディブルで,今なら無料で聴けます.

「反応しない練習」には,原始仏教の教えから私達の悩みを解く方法が述べられていました.

正直,仏教って「祈ったら救われる」みたいな偏見があって,あまりスキじゃありませんでした.

しかし,本書では原始仏教の教えは実用的で合理的であり,私達の生き方に活かせるってことが述べられていました.

本書を読み進めていくと,これまで学んできたストレス解消法や心理療法に繋がる部分をいくつも感じました.

もしかしたら,科学的に正しいとされていることは仏教が元になっているかもしれない.

そんなことを本書を通して思いました.

苦しみを解決する3ステップ

さて,苦しみを感じたときの対処法ですが,本書では妄想している状態としていない状態を理解することが提案されていました.

大きく3ステップに分けられます.

  1. 苦しみを言葉にする

  2. 体の感覚に意識を向ける

苦しみを言葉にする

「明日のプレゼンで失敗したらどうしよう?」
「なんでこんなこと言われないといけないの?」

苦しみを言葉にしてみると,一歩ひいて見ることができます.

苦しみをそのまま強く受け止めてしまって,つらい気持ちになるのを防ぐ効果があると思います.

この考え方は思ったことを紙に書き出すエクスプレッシブライティングにもつながっているように感じました.

でも苦しみを言葉にするには,自分が苦しんでいることを認識しないといけません.

気づく力を鍛えるためにも,マインドフルネス瞑想を続ける必要がありそうです.

マインドフルネス瞑想のやり方については,こちらの記事に書いています.

マインドフルネス瞑想(ここでは呼吸瞑想)のやり方をかんたんに言うと,
「呼吸をして,空気が鼻を通る感覚に集中する」
です.

体の感覚に意識を向ける

苦しみを感じたときに,脳裏に映像が浮かんでいます.

例えばプレゼンで失敗することを予想している場合には,プレゼン会場で言葉が出なくて会場がザワザワしているような映像が頭に浮かんでしまいます.

この苦しみは脳が作り出した妄想であって,実際に起っているわけではありません.

この妄想と現実に起こっていることを区別することで,「実際に起っていないんだ.」と客観的に見ることができます.

そのために,体の感覚に意識を向けることが大事だと本書では述べられています.

具体的には,呼吸が鼻先に出入りする感覚や,お腹が膨らんだり,縮んだりする感覚に集中します.

こうすることで,頭に浮かんだ妄想と現実に起きていることの区別ができるとこのことです.

終わりに

最近,マインドフルネスの考え方大事だなーと思って勉強し直しています.

個人的には,なんで瞑想で体の感覚に意識を向けるんだっけ?ってところの理解が足りてなかったので,今回学べてよかったです.

おそらく,生きている以上苦しみは常に頭の中に浮かんでくると思います.

なので,マインドフルネスは生涯を通して実践していきたいと改めておもいました.

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