優しい世界
子どもたちが小さい時は、アメリカ南部にあるアラバマ州のバーミンガムに住んでいた。日本の人には、ジョージア州のアトランタの左隣とか、フロリダ州の上の州と言ったら、大体わかってもらえる。
そして、毎年日本に里帰りをしていた。夫が長期休暇は取れないため、行きは夫と日本に行き、帰りは母が休暇をとって、アメリカまで送ってくれた。夫と母の助けを借りながら、いつしか月日は経ち、一番上の子どもが6歳位くらいになった頃、そろそろ二人の手を借りずに頑張ってみようと決意。
ところが・・・
日本からバーミンガムまでの直行便はないため、いつもデトロイトかダラスで乗り換えになる。その時は確かデトロイト。しかし、悪天候のため視界が悪いということで、バーミンガム行きが欠航になり、ホテルで一晩過ごす羽目に。
翌朝早くバーミンガム行きの飛行機に乗れたのだけれど、疲れが出ていたのかバーミンガムの空港についても子ども3人とも起きる気配なし。確か、一番下が2歳くらいで、その次が4歳、一番上が6歳くらいの時。まず一番下と2番目の子をおんぶと抱っこ。3人目を起こそうとするけれど、起きてくれない!どうしよう?
するとそこに救世主が。普段は、飛行機の中には、搭乗していない人は入れないはずだけれど、私たちが最後の乗客プラス私の状況を見かねたフライトアテンダントの方が気を利かせて、空港まで迎えにきていた夫を飛行機の中まで連れてきてくれた。おかげで、子どもたちはもうしばらく夢の中にいる事ができた。
そんな時代もあったなあ。懐かしい🛩
#優しい世界 #ありがとう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?