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お仕事の時間

モンテッソーリでは、3時間のサイクルを大切にしている。子どもが仕事に集中する場を作るのに理想的な時間。仕事の中には、1000の鎖(チェーン)のように1時間以上かかる仕事もあれば、10分くらいで終わる仕事もある。

仕事も一つではなく、3時間の中で興味あることをいくつか選ぶ。その時に挑戦したい仕事かもしれないし、単に大好きな仕事かも知れない。「日常生活」「感覚」「算数」「言語」の4領域から、自分の興味・関心のあるものを選ぶ。

一つの教具をとっても、最初に教師に提示されたやり方以外にも、自分で色々なやり方を発見する楽しみもある。その教具の持つ本質がわかると、他の教具と組み合わせて、応用できる。例えば、”ピンクタワー”と”茶色の階段”を組み合わせる子どもも出てくる。

一つの仕事を終え、次の人のために棚に元通りに戻したら、次の仕事を選ぶ前に少しぼーっとする時間がいる時もある。大人も集中して長時間勉強したり、研究したり、仕事をしたら、少し休憩したくなる時もあるように、子供も同じ。

また、年長者の仕事を観察する時間も必要。教師は、子どもの発達段階を考慮に入れて教具を提示するので、子どもそれぞれがその教具を理解できる段階にならないと、提示しない。だから、年長者を憧れの眼差しで見る時間も、実際に自分がその教具に触れるようになるための大切なステップアップの時間。

だからモンテッソーリ スクールでは、半日のコースでも1日のコースでも、3時間サイクルをとても大切にしている。ほとんどが午前中の3時間サイクルで、午後は自由保育が多いけれど。

#モンテッソーリ #3時間サイクル



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