思い出は、お金で買えない宝物
夏の入浴介助の体験は初なので、今現在、暑さとの戦いの日々です。
そんな、サ高住の訪問介護(主に入浴介助)のお仕事。
ありがたい事に、私の出勤を楽しみに待って下さっている利用者さんがとても多い勤務先です。
今日は、昨日の入浴介助で、私と話す事が好きだとおっしゃる利用者さんがお話してくれた事を書きます。
いつも、この方とは食べたい食べ物や、近隣の飲食店の話をさせてもらうのですが、突然、
『宮崎さん、あんたは一生懸命働いているけど、少しでも時間を作って、旅行に行っておいた方が良いよ。』
と言われました。
※コロナ禍で、旅行など自粛だという事は、置いておいての話です。
『私は今まで色々な所に行った。
北海道も何回も行ったし、雪まつりも見たよ。
青森では、ねぶた祭りも3回見たよ。
新潟では・・・』
と、北から九州まで順番にたくさんの名所のお話を楽しそうにしてくれました。
それで、どうして今のうちに旅行に行った方が良いか?というと、
『ガイドさんや友達と同じペースで歩ける、健康なうちじゃないと、行っても楽しくないんだよ。追い付いて歩くので精一杯になる。』
『それに今、何もやる事がなくてテレビを見ていて、今まで行った所が出てきた時、
足腰悪くなって、旅行にもう行けなくなっても、あーあそこは前に行った事がある!
あんなお店でご飯を食べたな!とか、色々な事を思い出して元気になる。』
『この歳になると、思い出はお金で買えない宝物になって、こうやって楽しむ事ができるんだよ。』
もちろん、今すぐは情勢的にもダメですが、人生の先輩からの意見は本当に貴重です。
『だから、色々な所に行ってみて!』
『こうなってみてから分かる事だよ。』
と、重みのある言葉もお聞きしました。
その立場にならないと分からなくて、後から後悔する事も多いですよね。
こういう事も、テレビで言っていたり本に書いてあってもピンと来ないけれど、生の声をお聞きすると捉え方も全然違います。
たくさんの利用者さんのメッセージに感謝。
高齢者の方々は、やっぱりすごい存在です!
今日も貴重なお時間を使って、読んで頂きありがとうございました(*^-^*)
亜希