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情に熱いリーダーと非情なリーダーの話。

Amazonプライムのもうすぐ終了の映画で
ゴッドファーザーシリーズがあがっていたので
どれくらいかぶりかわからないくらい
とても久しぶりにゴッドファーザーを夜な夜な見ています。

見たことある人いるんですかね。
もう半世紀近く前の映画ですからね。
映画の著作権はたしか50年から70年に変わったので
あと20年で著作権フリーになりますね。

それはそうとしてゴッドファーザー、
もともとの原作小説のタイトルはマフィアだったらしく、
マフィアの話なんだけど、家族の話です。

ということで今日はゴッドファーザーをテーマに書いていきます。
誰も求めてないとしても。。
ちなみにまだ2の途中までしか見返してないです。長くて。

初代のドンであるヴィトー・コルレオーネ。
アル・パチーノ演じるマイケルのお父さんですね。
彼は典型的なNP(養育的な親、FFSでいうと受容)タイプのリーダーです。

冒頭のシーンは娘の結婚式なのですが
次から次に「ゴッドファーザー助けてください」と嘆願されます。

お前は都合のいいときだけ俺を利用するな、
と時には威嚇しながらもなんだかんだ全部引き受けてしまいます。
頼られると悪い気はしない、
引き受けてからどう対処するかを考えるタイプ。

それに対して息子である二代目のドン、
マイケルはA(C:弁別)、次いでNPが来るタイプのリーダーです。

父と襲撃されたことの報復も
まずビジネスとして報復すべきと考えます。
自分が納得できるかどうかが先、納得できたら無条件に受け入れる。
だから裏切り者を許さない冷酷さや、敵に対する非情さが見え隠れします。

どちらがリーダーとして適しているかは
正直、組織が置かれている状況によるのかな、と思います。
創業守成の話ですね、置かれている環境により求められることが違うので。

ただおそらく創業の段階ではヴィトーのような
なんでも受け入れられるNP型のリーダーの方が
より多くの仲間を得られ、強固で一枚岩の組織が作れるように思います。

ヴィトーはあの渋沢翁と同じように
家族を大切にしない人は信頼に値しないということを
公言し、誰よりもファミリーを大切にする男なので。

一方、いくらファミリーを大切にしても
組織が拡大していくと、外からの攻撃にも晒される。
威嚇のために力を使うだけでなく、
ときには相手を潰すようなことも必要になりそう。
マフィアの世界は知らないけど。

となると合理的に考え、
冷酷に動けるマイケルが二代目なのはいい選択です。

マイケルがヴィトーの言葉としていう
「友は近くに置け、敵はもっと近くに置け」というのは
自分たちと相反するものをそばに置くことにより
独りよがりではなく、合理的な思考ができるということですね。
よく言っている諫言を受け入れるべきという話に通じます。

ちなみに長兄であるソニーもNP(B:受容)型のリーダーなんですが
いかんせんA(C:弁別)が低くて、FC(D:拡散)の高さも相まって
思慮深さに欠けるのでそのままではリーダーとして相応しくないですね。
もちろん経験を重ね、客観的に考えられるようになれば別ですが。

と、だいぶ適当な考察を書いてますが
古くからあるもの、そして今でも残っているものには
映画であれ、小説であれ、残っているだけの理由があるので
時間のある時には名作と言われる作品を見るのもいいですね。

6月最後の週末ですね。
仕事の人はよろしくお願いします。
お休みの人はしっかりと休んで、週明けラストスパートです。

以上、ご確認ください。

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