『虎に翼』第7週感想~まだ地獄は見えない~
2024年4月期の朝ドラ『虎に翼』、私も毎日楽しみに見ています。
あくまで、私個人の体験や生活に引き寄せての感想なので、その点をご了承ください。第7週目の感想です。(ネタバレを含みますのでご了承ください)
第7週のあらすじ・公式ダイジェスト動画は、下記のリンクからどうぞ。
気付くと終わっていた、第7週
終わってみると、これまでの週のような「私はここが一番ピンポイントだった!」という、個人的に印象的なセリフや場面がなかった。
主人公の寅子が、これまで「いい感じ」であった花岡と別れ、いろいろあって書生だった優三と結婚するに至った週であるのに、である。
寅子が弁護士資格を取った週であるのに、である。
印象的だったのは、画面から色が消えていくこと。寅子の笑顔が少なかったこと。そこから感じる戦争の足音だ。
導入で引き付けて、きっと本題はこれから
ライターをやっているので、原稿の「導入」の大切さは最初に覚えた。今も仕事で書くときには一番悩む。(この感想文はあんまり考えないで書いているのでご容赦を)
『虎に翼』は第1週と第2週で、がっつり掴まれた。すぐに夢中にさせられ、そのあとの展開もすばらしかった。
寅子の青春時代は終わり、弁護士資格も取り、結婚もした。定番の朝ドラであれば「後半戦」に突入する出来事が第7週にギュッと詰め込まれていた。
しかし、半年間続く朝ドラで、まだ1か月半の放送しか終わっていない。つまり、本題はきっとこれからなのだ。第1週で語られた「地獄」の正体は、まだ見えていないのだと思う。戦争もこれから本格化するはずだ。
ということで、第7週は私にとっては「サビ前のBメロ」「本題が始まる前の転換」「嵐の前の静けさ」週と考えて、感想は短めに、ここまで。
地獄の予感を感じつつ、第8週以降を見守る覚悟をした。
すでに放送中の、第8週の予告は下記のリンクから。
アイキャッチ画像:(UnsplashのBlake Meyerが撮影した写真)
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