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ぼいすぶっくのおすすめ設定〜大きな音で再生とノイズカット〜

この記事では『ぼいすぶっく』でおすすめ設定についてご紹介します。


大きな音で再生

教室というのはお子さん達の元気パワーが集まるところですから、それはもう賑やかですね。

『ぼいすぶっく』はVOCAとして活用できますが、せっかく作成した音声も聞こえなければ活躍できません。
静かな場所で作成し「完璧!」と思った教材でも、教室で聞いてみると音量が足りず使いづらい・・・というのは実際によくあることです。

『ぼいすぶっく』では、設定画面に大きな音で再生という項目があります。
これをオンにすることで、録音した音声を拡大して再生することができます。

もちろんiPad本体の音量ボタンでも調整はできます。
ですが、音量を最大にしたとしても、元々の録音が小さければそれ以上の音が出ることはありません。

大きな音で再生は録音された音声データそのものに加工を施し、元々の音声データを拡大するものです。
『ぼいすぶっく』を賑やかな場所で使うことが多い方は、ぜひお試しください。

この設定の欠点は録音に含まれたノイズも一緒に拡大してしまうことです。
これに関しては、この後に紹介するノイズカット機能で緩和できるかも?しれません。


ノイズカット

これは設定画面ではなく、録音画面で選択するオプションです。
音声を録音する際、iPadのマイクの性能ではどうしても含まれてしまう雑音(ホワイトノイズ)を軽減するための機能です。

『ぼいすぶっく』のノイズカットは録音後に処理するのではなく、録音と並行して処理を行います。
録音操作の前に選択しておくことが重要で、録音後には適用することができません。

レコード画面にある[ノイズカット]というスイッチをオンにしてください。
これをオンにした状態で録音すると、ノイズカット処理が適用された状態で音声が保存されます。

ノイズカットをオン

音声編集専用ソフトにある機能と比べると簡易なものなので、期待するような結果を得るためには少しコツが必要です。
ノイズカットを ON にした状態で録音を開始すると、実際に録音が開始するまでに少し長めのタイムラグがあります。
この間に環境音を測定しているので、その区間に余計な音を入れないことがポイントになります。

  • 静かな部屋で録音する。

  • [マイク]ボタンをタップした後、録音が開始するまで静かに待つ。

この2つのポイントを守れば、オンとオフの差を感じていただけると思います。

このノイズカット機能は高速フーリエ変換などを組み合わせて独自に実装したアルゴリズムを使用しています。
高機能な編集ソフトでは、ノイズ除去の手順として「ノイズ箇所の選定」「しきい値の設定」を手動で調整するものが多いようです。
『ぼいすぶっく』は簡便さを優先しそこを全自動にしているため、録音時にコツが必要ということになっています。

こういう部分はAIで便利になっていくのでしょうか🧐



『ぼいすぶっく』に関する情報はマガジン形式にまとめています。

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