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日々を編む(7)

20220927(火)

思うに、「取りこぼしなく正確に、なるべく速く、指示漏れもカバーしてほしい」というのが検査員に対する全員の欲求である。検査員としてもそのようにしたいが、リソースが限られている以上、回転率や作業効率などから優先順位をつけて取り組んでいくしかない。

最終期限を伝える、検査項目を限定する、あらかじめ検査受付に声掛け・相談しておく、上流工程・下流工程とすり合わせをする等、手配者が事前に手を打っていると、優先順位がつけやすくなってロスが減り、現場の検査員が安心して検査ができるだけの時間が確保できる。そういう仕事は結果的に「正確で速い」仕事になることが多い。

逆に言えば、常に「なるはやでお願いします!」という要求だけをして何も手を打たない手配者の仕事は持て余されることになり、手配者は信頼を失っていくことになる。

どうにも調子が悪いので、退勤後、新しく開業した整体へ行ってみることにした。顔見知りの先生が開いたところで、こぢんまりとして居心地のよい院だった。前にいた院からついてきた患者が多いというのにも納得(私もその一人)。仕事をしていて我慢できないほどの痛みはなかったけれど、施術をしてもらうとそこら中ばっきばきに張っているとのこと。涙が出た。言いつけ通りお風呂にゆっくり浸かって、早めに就寝した。

20220928(水)

整体のおかげでぐっすり眠れていたのだが、早朝3:30頃に目が覚める。睡眠用の音楽を流してみたり、枕を変えてみたりしても眠れず、仕方なくベッドの中で過ごす。2時間ほどしてうとうとできた…と思ったら出勤時刻間近になっていて、慌てて家を出る。日中も集中できず、仕事のミスをフォローしてもらったり、会話のペースを落としてもらったりと、同僚には迷惑をかけた。ありがたくも申し訳ない。

このところの精神的な落ち込みも昨日の体調不良も今日のポカも繋がっていたんだな、と理解できたのはよかった。原因不明の小さな不調よりも、原因がはっきりしている大きな不調のほうが気が楽だ。「不調なんだ」と認めてしまえば、ミスをしないよう注意することができるし、慎重さにことを運ぶことができる。

午後、ぐだぐだと言い立てるおじさんに腹が立ち、言い方がきつくなってしまう。おじさんはしょんぼり。「私は結局何をすればいいですか?それをやったら仕事に戻っていいですか?」ということを言っただけなので、私は悪くないのでは……とも思えるが、もっとソフトな言い方ができたのなら、そのように努力すべきだった。

みっちり残業して退勤、スタバで食事をして帰宅。

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