5年経って

もう1つのふざけたnoteアカウントの方でログインしようと思って、PCに保存されたパスワードを素直にそのまま信じてログインしたらこちらのアカウントに辿り着いた。

ちょうど、今日がこのnoteを開設して5周年記念だったらしい。
色々読み返して「うわぁ・・・」となったり、「あ、今の私には書けない雰囲気があるな」と思ったり。
近頃の2年ほどで、私の中身はだいぶ変化した。
明るいというか、今の自分だけ大事にするようになった。
それ以外は他人も仕事も過去も未来も全部放り投げるようになったんだと思う。

しばらくダークな雰囲気の文章を書く機会がなかった。
前に動かしていたダークこそ全てなInstagramのアカウントも、全部放棄した。
時間が経って何をしているかと未だに連絡をくれる方もいるけれど、まるっと未読にさせていただいている。
もうだいぶ違う存在になってしまった。

せっかくだから、改めて誰も見ないようなものだし、書いてみようかな。と思う。
このnoteの存在を知っているのは知人の中では2人くらいだったはず。
そして、今見る知人は自分自身くらいだと思う。



仕事を辞めて思ったのは、仕事自体じゃなくて人生を考えなきゃな。ということだった。
2社目と3社目(なかったことにした)が法外なところで、非はないよ、と言ってもらえるけど(気を遣われているのかもしれない)、それはそれで企業選びの運がないのもある種の非かも、思った。
ひどい扱いを受けた私が可哀想だ、とも思ったけれど、一定期間泣いて落ち込んで心壊しまくって人に話を聞いてもらったら、ずっと話を聞いてもらったところで結局「友達が好き」以外残らなくて、自分に対しての感情はあんまり残らなくて、ひどく惨めになった。

人恋しくなりつつも、先の先まで考えてしまう。
きっと困るかな、とか、反応しづらいかな、とか。
それで悩むのも自分も相手も得がないので、もう考えること自体やめた。
そうしたら随分空っぽになった。

今はそれを、別に悪いとは思わない。
空っぽなら空っぽで、また貯まるのを気長に待ちたい。



結果、心壊して、鬱になった。

心壊すのは身体壊すのと一緒で、治療すれば別によい。
心の病については家族がそうだったのでどちらかというと被害者側だったので、誰よりも強い偏見があったから、病院に行って直そうと思うまでは随分葛藤があった。同じになってしまうんじゃないかって。

治すためには、病気に対して自認が必要だとよく聞く。
でも、鬱と診断されてから、診断って結局なんなんだろう。とよく思うようになった。

鬱だから何もできないのは仕方ないとか、鬱だから死にたいとか、全部全部わかる。
理解がまだ世間で足りなすぎて、心無い扱いを受けることの辛さも知っている。
でも、それでも、いつか自分の気持ちを全部病気のせいにしてしまう日が来ないか怖い。
病気であるということは理由にしていいけど、自分の中でだけは理由にしすぎないようにしたい。(これを他人に強要することは絶対にしない)

診断されたのは事実だとして、死にたい気持ちが「鬱だから」なのであれば、私は自分の気持ちじゃなくていつか鬱に殺されることを容認してしまうんじゃないかと思う。
私は私だから、死にたいと思ってもまあいいし、思うだけでいい。
でも「鬱だから」と思ってしまうことは、病気による他殺なら仕方ないか、と思ってしまいそうだ。

とはいえいつもストイックな思考回路で自分を立ち上げては壊してしまってきたので、焦らないということもそろそろ覚えたい。
律しすぎないこと。難しいな。

心の病の当人が辛いのはもちろん知られているけど、実は知られていないのが周囲が苦しいこと。
自分が被害者だったからこそ、私は周囲を傷つけないように心を癒したい。「早く治す」と言う考えは焦ってかえってよくないので、自分の中でなんとか。

頼りすぎると傷つけてしまいそうで、頼らなすぎて死にかけた。
このあたりも難しいな。全部中間くらいで調整して生きていきたい。

生まれてこの方0と100しかなかった自分の調整期間なんだと思う。
この先の未来も健康に生きていくための今。赤ちゃんみたい。



作曲とバンドを始めた。

ずっとやりたかった憧れていた作曲とバンドは、意外と行動に移してみたらすぐできた。
何もしていなかった昔の私の音楽に対する熱意の方が、色々手出してみた今よりもすごく強かったと思う。

熱意ってたまに凶器みたいになる。 
昔の私は大丈夫だったかな。
熱意で誰か刺してなかったかな、ちょっと心配。

今は月1のバンド活動が生活の中の楽しみ。みんなが好き。



まともに書けそうなのがここまでかもしれない。

昔の文章と読み比べるとだいぶ普遍的になってしまった気がする。
これはこれでいいのか、あんまりわかんない。5周年記念、おわり。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?