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【本文無料】ヒーラー比較&スキル期待値から考える厳選ラインVer2(サーナイト含む)

 メインスキル:げんきオールSでてもち全員のげんきを回復し、おてつだいスピードを速く保つポケモンはヒーラー(回復役)と呼ばれています。それを持つ3種を比較します。同時にスキル発生率に関して考察します。

 先に結論を述べ、その後細かな数値を使用しながらなぜそのような結論となったのか紹介します。後半が非常に長くなるのでこのようなスタイルを採用します。”それぞれの性能”まで読めば分かるようにしてあるため、結果だけ知りたい方数字が苦手な方はそこまでご確認ください。

 非常に長いので以下の目次を活用しながら必要な部分を見ていくことをお勧めします。短縮されている単語の意味が分からなくなったら”短縮用語一覧”をご確認ください。


諸注意

  • 不確定情報含む(スキル発動率等)

  • 今後基準にしたデータが変わる可能性がある

  • 基本的に基準おてつだい時間&げんき100%スタートで考える

以前の記事との違い

 ニンフィアとプクリンについて比較したものを既に投稿しています。ですが、そちらで提示した数値と異なる部分があります。具体的には個々のスキル発動率1日のおてつだい回数です。

 前者はニンフィア6.24%→4.00%、プクリン6.24%→4.00%となりました。変更後の数値は2024/02/09現在のポケモンスリープ攻略・検証Wiki様のデータです。この時の情報を基準として本稿を進めます。

 後者はげんきによるおてつだいスピード(以下おてスピ)の短縮を反映させたからです。本記事では基本的に1日のおてつだい回数は、げんき100%から1日が始まり、途中1度も回復しなかった場合(少数切り捨て)で求めています。よって、実際の挙動よりは少ないですが、以前よりは実像に近づく形となりました。

↓以前の記事

結論

サーナイト最強

 おてスピとスキル発動率において他2体を上回っています。他は無補正における1日におけるスキル発動期待値の最頻値が1回なのに対し、サーナイトは唯一最頻値が2回となっています。よって、サーナイトこそ最高のヒーラーと考えます。その他について詳しくは”それぞれの性能”で紹介します。

スキル発動期待値はサーナイト>ニンフィア>プクリン

 ニンフィアとプクリン両者のスキル発動率は同じですが、ニンフィアの方がおてスピが早いのでこのような関係になります。細かな性能については”それぞれの性能”で紹介します。

せいかく:しんちょうorなまいきがお勧め

 しんちょう(スキル↑食材↓)やなまいき(スキル↑EXP↓)がベストです。前者はヒーラーに食材を期待しない場合、後者は食材も欲しい場合に選ぶと良いでしょう。

 おとなしい(スキル↑回復↓)は判断が分かれます。メインスキル(以下メイン)によりげんきを補いやすいですが、本人に対するメインの効果が下がってしまいます。Lv.6で1回あたりげんき回復量が約2%減ってしまいます。これや睡眠でのげんき回復減少を許容するなら採用するのもありです。

サブ&せいかく:スキル発動率アップやおてスピ系推奨

 スキルを発動しやすくするには、①スキル発動率を上げるおてスピを上げるその他の方法があります。数字の順番でスキル発動期待値が上がりやすくなっています。従って、①や②を優先して選びましょう。

サブ優先度:スキル確率M>スキル確率S>おてスピM>おてスピS

 スキル発動率に対する効果が大きい順に並べたものが上です。以上のことからスキル確率アップが最優先すべきサブであると考えます。

 おてつだいボーナス(以下おてボ)はスキル発動率を重視するならおてスピSの下、てもち全体のことを重視するならおてスピSの上になります。

せいかく優先度 スキル上昇系>おてスピ上昇系>その他

 スキル発動率に対して上の順番で影響を与えます。ちなみに、スキル上昇>おてスピ上昇>おだやか(スキル↑おてスピ↓)>その他>やんちゃ(おてスピ↑スキル↓)>スキル下降せいかくです。

サブ優先度 スキル確率M>スキル確率S>おてスピM>おてスピS (おてボ除く)

 上の順番でスキル発動率に影響を与えます。つまり、この順番で優先すべきだと考えます。ただし、おてボはスキル発動率的への影響が非常に低いですが、てもち全体に影響を与えるためここでは除いています。個人的にはスキル確率Sと同程度の重要度と感じています。

サブ&せいかく優先度 スキル確率M>スキルせいかく>スキル確率S>おてスピM>おてスピせいかく>おてスピS>(おてボ)

 上2つを総合し、それぞれ1つしかない場合を比較するとこの順番でスキルが発動しやすくなります。おてボはスキル発動の観点以外で有用なので()を付けています。

大雑把な厳選ライン 1日3回発動ライン

 それぞれLv.1時点で1日のスキル発動期待値の最頻値が3回になるために最低限必要な個体を紹介します。

サーナイト:スキル発動S&M
ニンフィア:せいかくスキル上昇+スキル発動S&M(おてスピ32%以上短縮でも可)
プクリン :せいかくスキル上昇+スキル発動S&M+おてボ

 この基準の個体を引き当てるのは難しいです。そのため、実際にはこれらよりも妥協した個体を採用することになるでしょう。その助けとなるよう次の項目でどのようなサブやせいかくがあると良いか紹介します。

 プクリンは10匹以上捕獲した場合の理想個体なので、これを目指すことは全く推奨できません

サブとせいかく

 こちらではどのようなサブやせいかくがヒーラーにとって好ましい・好ましくないのか紹介します。ご自分で個体を判断する参考にしてください。

好ましいサブスキル

・スキル確率アップS・M
 
先述した通り最もスキル発動率を増加させられるサブです。他のどのサブよりもスキル発動確率へ影響を与えられるため最も優先されるサブとなっています。

・おてスピ系(S・M・おてボ)
  おてスピ系はおてつだい回数を増やすことでスキル発動率へ影響を与えるのに加え、きのみや食材収集を加速させます。ヒーラーを手持ちに加え続ける性質上、おてボの効果が最大限発揮しやすくなっています。

・最大所持数アップ
 
最大所持数が増えることによりきのみ等で所持数が埋まりづらくなるためスキルを発動させるチャンスを確保できます。これにより朝イチでスキルを発動しやすくなるため、このサブを重視するのも良いかもしれません。あまりアプリを開けない方・きのみSを持つ個体向けのサブで、頻繁にアプリを開く方にとっては余計なスキルといえるかもしれません

好ましくないサブスキル

・食材確率アップ
 第2食材はきのみよりも拾ってくる数が多くなるため、最大所持数が埋まりやすくなってしまいスキルが発動しづらくなってしまいます。スキル発動を考える上ではオススメ出来ません。これがあるから即不採用というほどではありません

判断の分かれるサブスキル

・きのみS
 きのみを毎回2個集めるようになり、エナジーでの貢献を期待できます。特にシアンやラピスラズリといった好きなきのみが設定されているフィールドでは活躍してくれるでしょう。

 ただ、最大所持数が埋まりやすくなり、スキル発動の機会を逃しやすくなります。

・スキルレベルアップS・M
 スキルレベルを上げてくれます。無課金勢にとってはほぼ必須課金勢にとってもメインスキルの種(以下金種)節約になります。ただ、金種だけでレベルを上げるならサブを埋めてしまうだけなので判断が分かれます。

・お守り系 げんき回復ボーナス・睡眠EXPボーナス・ゆめのかけらボーナス
 これらは直接ヒーラーのスキル発動率やエナジー効率に影響は与えません。ただ、ヒーラーの性質上常にてもちに入れておくためこれらのサブが有効に働きやすくなっています

:げんき回復ボーナスは睡眠回復のみ有効で、メインスキルには効果がありません。

好ましいせいかく

・メインスキル上昇系せいかく
 読んで字のごとくスキル発動率に影響を与えるため重要です。せいかくの中で最も効果が大きいため最優先です。

・おてスピ上昇系せいかく
 1日のおてつだい回数が増える=スキル発動機会が増えることになります。よって、上に次いで重要なせいかくです。

・食材下降系せいかく
 最大所持数を満たしづらくなるため助かります。また、他のものよりも下がっても問題がない点が優れています。

 ただ、ヒーラーの食材が欲しい場合にはこのせいかくは勧められません。食材とくいでもないのでそれほどヒーラーに食材を求めることはないでしょうが念のため。

ほしくないせいかく

・メインスキル下降系せいかく
 最悪の性格です。これがあるとサブ:メイン確率M以上が無いとカバーできないのでやめましょう。これがある=不採用でいいと思います。

・おてスピ下降系せいかく
 メイン下降せいかく程ではありませんが、デメリットが大きいです。勧められません。サブが完璧なら採用してもいいかもしれません。

・食材上昇系せいかく
 最大所持数が埋まりやすくなりスキル発動チャンスに悪影響があるからです。

判断の分かれるせいかく

・げんき回復量下降系せいかく
 メインで回復できるため他のポケモンよりはこのせいかくによるデメリットが抑えられます。これを持つポケモンに対しメインLv.6で15.928回復効果が1回あたりこれ以外のせいかくより2.172減少(≒-20分)します。

 げんき回復量ボーナスがあれば睡眠でのデメリットをなくせます。以上のことから、このせいかくを許容するかは人によります。

・EXP上昇or下降系せいかく
 ヒーラーは常に手持ちに入れるため経験値が貯まりやすい性質を持っています。そのため、下降でもそれほど困らないでしょう。上昇だと他のポケモンより上限に到達しやすくなっています。よって、プレイヤーごとにこれを許容するか分かれます。

ユーザーごとの厳選目標

 課金勢と無課金勢では厳選において大きな差が生まれます。そのため目標を分けて紹介します。課金勢=39体まで、無課金勢=9体までを厳選する想定をしています。10体で1つ目、40体で2つ目が金サブ確定になります。

 最高の個体は9体目までしか捕獲できるチャンスが無いので無課金の方もそこまでは挑戦してみると良いでしょう。

最理想個体

全て:せいかくスキル上昇+スキル確率S&M+おてスピM

 サーナイト・ニンフィア・プクリン全てにおいて最もスキル発動確率が高い構成はこのようになっています。

課金勢

サーナイト:せいかくおてスピ上昇+スキル発動率M+おてボ
ニンフィア:せいかくスキル上昇+スキル発動S+おてボ(おてスピ32%以上短縮でも代用可)
プクリン :せいかくスキル上昇+スキル発動S&M+おてボ(非推奨)

 10体目以降のサブ1枠目は確実に金スキルになるため、そこにおてボが来ると想定しています。これらを全て満たす個体を捕獲することは非常に難しいのであくまで参考までに。

 サーナイトはボナ無しで期待値の最頻値が3回になります。そのため、おてボをげんき回復ボーナス等のお守りやきのみSにしても良いでしょう。

 ニンフィアはおてボ込みで期待値の最頻値が3回になります。ニンフィアをメインヒーラーとして活用するならここくらいまで頑張れると良いでしょう。

 プクリンはもおてボ込みで期待値の最頻値が3回になります。後述しますが、ヒーラーとしてのプクリンは他よりも劣っていると言わざるを得ないため、これの基準を満たそうと厳選を頑張ることはお勧めしません

無課金勢

サーナイト:せいかくスキルorおてスピ下降以外+スキル確率M
ニンフィア:せいかくスキル上昇+M(非推奨)
プクリン :スキル確率S&M

 Lv1で最頻値が2回であるもののもう少しで最頻値が3回になりそうな位になる個体です。9体までに捕まえられるとは限りませんが、最低でもこれくらいの性能が欲しいです。

 ここにスキルレベルアップ系があれば助かります。なければプレミアパス2週間無料をうまく活用し金種を2つ手に入れて使用しましょう。

 金種使用数がニンフィアだけ他よりも多いことから無課金勢には非推奨としています。

繋ぎとしてのプクリン

理想個体:スキルレベルアップS&M+スキル確率M
無課金勢:スキルレベルアップS&M
妥協個体:スキルレベルアップM(銀種有ならSでOK)

 プクリンはサーナイトやニンフィアと比べるとスキルがかなり発動しづらいので、メインヒーラーとして運用することは難しいです。ですが、ラルトス厳選が終わるまでの繋ぎとして採用するプランがあります。ラルトスを捕獲できるようになるラピスラズリ湖畔解放まで240種寝顔を集める必要がありかなり時間がかかるからです。

 私の体験談ですが、フィールドを解放してもラルトスはなかなか出現しない、エナジーが稼ぎづらく厳選効率が悪い等の要因から何週間も厳選にかかります。

 現在130日以上プクリンにお世話になっており、サーナイト採用後もポイントで起用するのつもりなので、育成リソースは無駄にはならないと考えています。

 上で示したものは繋ぎとしての評価です。理想個体を追い求める必要はそれほどありません。スキルレベルアップが両方あると進化とサブだけでメインスキルレベルが上限に届きます。プレミアムパス加入しているなら、スキルレベルアップSだけでも金・銀種を1つ使用するとLv.6に出来ます。

 こちらも体験談ですが、スキルに影響するのがおてボだけのプクリンはオススメしません。10日に1回くらいスキルを発動してくれないことがあるからです。

進行度ごとのオススメ

 ポケスリ寝顔発見数を中心にどのヒーラーが適しているのかを考えます。個人的には、ラピスラズリ湖畔の解放まで時間がかかるのでプクリンやニンフィアを繋ぎとして採用しても良いと考えています。

ラピス湖畔解放直前でヒーラーがいない場合

 もしここまでヒーラーを採用していないのなら、ププリンやイーブイを厳選すべきではありません。この段階で行うと育成コストや厳選に使うサブレが勿体ないです。少し我慢し、ラピス湖畔でラルトスを厳選し、サーナイトをヒーラーにしましょう。これらのリソースを気にしない場合はご自由に。

ウノハナ解放直後の場合

 ラピス湖畔解放=ラルトス厳選が出来るようになるまでしばらくかかるため繋ぎとしてプクリンやメインヒーラーのニンフィアを用意すべきと考えます。なぜなら、げんきの残量によっておてスピが短縮されるからです。アップデートによりげんきが消費しやすくなったことも後押ししています。

 この場合、ニンフィアは”課金勢”や”無課金勢”、プクリンは”繋ぎとしてのプクリン”で提示した厳選ラインを目指すと良いでしょう。

 ニンフィアをメインヒーラー(≠繋ぎ)として採用し、サーナイトを登用しないなら出来るだけ厳選を頑張りましょう。

 プクリンをメインヒーラーとして採用することはオススメしません。プクリンはあくまで繋ぎであり、将来的にサーナイトへ交換しましょう。なぜなら、Lv.1時点でおてつだい回数が9回も差があり、スキル発動率がサーナイトより低いからです。繋ぎのプクリンはサーナイト育成中に使用、ヒーラー2枚運用等使い道があるので完全に無駄になるわけではありません。

それぞれの性能

 ここからはそれぞれの長所と短所を確認していきます。タイトルにはスキル確率とLv.1かつげんき100%で1日が始まり一度も回復しなかった場合のおてつだい回数を載せています。

プクリン 39回/日・スキル発動率4.00%

長所

・序盤から出現するため捕獲厳選しやすい
・2進化のため最大所持数が多め(23)
・2進化のためスキルレベルを上げやすい
・1進化にレベルが必要ない(50時間睡眠)
・きのみSが最も採用しやすい(おてスピ最遅&所持数多めだから)
・シアンではきのみで貢献できる
・繋ぎヒーラーの適正最高

短所

・最もスキルが発動しづらい
・最もおてつだい時間が遅い(2900s・1日39回)

総評 繋ぎに最適だがメインヒーラーとしては物足りない

ニンフィア 44回/日・スキル発動率4.00%

長所

・アメが手に入りやすい(どこでもイーブイ出現&イーブイウィーク)
・厳選余りを他の進化先にすることで生かせる
・1進化にレベルが必要ない(150時間睡眠)
・シアンではこの中で最も活躍

短所

・1進化のため最大所持数が最も少ない(20)
・他進化先も有力でアメが競合する
・進化まで150時間寝る必要がある=進化に時間がかかる
・Lv.6には金種が絶対必要=課金者向け

総評 課金者向けでメインヒーラーとして採用も可、繋ぎには向かない

サーナイト 48回/日・スキル発動率4.20%

長所

・最もスキルが発動しやすい
・最大所持数が最大(28)=所持数が埋まりづらく、きのみSがつけやすい
・2進化のためスキルレベルを上げやすい
・厳選余りを他の進化先にすることで生かせる
・ラピス湖畔ではきのみでも貢献できる

短所

・ラピスラズリ湖畔でしか出現しない(イベント除く)
・捕獲厳選がこの中では最難関
・アメが集めづらい

総評 最も優れているが、厳選や育成が大変

スキル発動率

 ここからは細かくスキル発動率について確認していきます。これ以降は非常にこまごまとした内容なので確認しなくともかまいません。捕獲した個体がどの程度活躍するのかイメージしやすくなると思います。

 一定回数以上を計算に入れていないためグラフの合計は必ず100%未満になります

おてスピ系上昇サブ(せいかく含まず)

 サブスキルによるおてスピ短縮上限は35%です。そこまでにあり得る短縮割合とその場合のスキル発動期待値です。1日のおてつだい回数を元に計算しているため、一部他の短縮割合と被る部分があります。

 ここでの”S”はおてつだいスピードS、”M”はおてつだいスピードMを指しています。

 おてスピに関するせいかくを含めるとグラフが3倍になるため無補正の場合のみ紹介しています。

 32%から最頻値が3回になります。

 12%で最頻値が2回、おてスピ系サブだけでは3回にすることはできません。

35%は34%と同じため省略

 21%で最頻値が2回、おてスピサブだけでは最頻値を3回にすることはできません。

スキル発動率上昇サブ&せいかく

 こちらはスキル発動率に直接関係するサブとせいかくのグラフです。ここでの”S”はスキル発生確率S、”M”はスキル発生確率Mを指しています。

 S+Mから最頻値が3回、スキル関係だけでは4回にすることはできません。ですが、他ポケモン1体分のおてボやサーナイトのレベルによっては最頻値が4回に出来ます。

 S以上で最頻値が2回、せいかく上昇&S+Mで3回になります。

 せいかく下降&S+M以上で最頻値が2回になります。最頻値を3回にすることはスキル系だけでは不可能です。

おてスピ系サブ×スキル発動率せいかく

 ここからはサブとせいかくがおてスピとスキル発動率が関係している物を扱っていきます。この項で”下降””上昇”と書く際は必ずスキル発動率せいかくの変化を指し、”S””M”はおてスピ系サブを示しています。

 上昇+ボナ&M以上で最頻値は3回になります。

 上昇以上で最頻値が2回になり、この分類だと3回にはなれません。

 上昇+S以上で最頻値が2回になり、この分類だと3回以上になることはありません。

考察:スキル下降せいかくはおてスピS+Mより重い

 3体とも全て下降があると素の状態よりもスキル発動期待値が低くなっていることが分かります。S+Mがあってもスキルせいかく下降を補い切れていません。よって、スキル下降せいかくは絶対に採用すべきでないと考えます。

スキル発動率サブ×おてスピ系せいかく

 この項で”下降””上昇”と書く際は必ずおてスピせいかくの変化を指し、”S””M”はスキル確率サブを示しています。おてボは含みません。

 上昇+S&Mで最頻値が3回になります。

 下降+M以上で最頻値2回、上昇+S&Mで3回になります。

 上昇+S以上で最頻値2回になります。

考察:おてスピせいかく下降は補える

 3匹ともスキル発生率Sがあれば素の状態よりもスキル発動率が高くなります。ここには載せていませんが、おてスピMやおてスピS+おてボでも補えます。よって、スキルせいかく下降より悪影響が少なくデメリットを補えると考えます。

 いうまでもありませんが、補えるからと言ってこのせいかくを許容すべきということではありません。

考察:各サブ・せいかく比較 何が最も貢献するのか

 各種サブやせいかくを1つだけ持っていた場合のサーナイトを確認し、どれを優先すべきか考えていきます。ここではせいかく下降も含みます。

<サブ>(1日のスキル発生期待値0・1・2・3・4・5・6回以上)
おてボ  :11.21%・25.07%・27.47%・19.67%・10.35%・4.27%・1.96%
おてスピS10.74%・24.48%・27.37%・20.00%・10.74%・4.52%・2.14%
おてスピM9.44%・22.77%・26.95%・20.88%・11.90%・5.32%・2.74%
スキルS  :8.72%・21.82%・26.74%・21.38%・12.54%・5.75%・3.05%
スキルM :5.94%・17.28%・24.60%・22.85%・15.57%・8.30%・5.46%

<せいかく>(1日のスキル発生期待値0・1・2・3・4・5・6回以上)
おてスピ
上昇   :10.29%・23.91%・27.25%・11.13%・4.78%・2.33%
下降   :15.80%・29.79%・27.43%・7.20%・2.46%・0.88%
スキル 
上昇   :8.36%・21.29%・26.55%・21.61%・12.90%・6.03%・3.28%
下降   :19.39%・32.36%・26.44%・14.09%・5.51%・1.69%・0.53%

 1日0回の数値が低い程スキルが発動しやすく、順番に並べると以下のようになります。

スキルM>(5%の壁)>スキル上昇>スキルS>おてスピM>(1桁の壁)
>おてスピ上昇>おてスピS>おてボ>素の状態>
>おてスピ下降>スキル下降

考察:スキル発動率における理想個体

 以上のことから最もスキル発動期待値が多くなるのはせいかくスキル上昇とスキル発生確率サブ+おてスピMの組み合わせであることが分かりました。従って、スキル発生確率において最も効率的な個体は以下のような個体であると考えます。

せいかく   :スキル上昇&おてスピ下降以外
サブLv.10  :スキル発生確率M
サブLv.25  :スキル発生確率S
サブLv.50  :おてつだいスピードM
サブLv.75  :おてつだいスピードS(現在利用不可)
サブLv.100:おてつだいボーナス(現在利用不可)

発動率上位ランキング

理想個体ランキング

 理想個体やそれに準ずる個体を各ポケモンから上位7種抽出し、ランキングにしたものです。各種ポケモンの比較に役立つかもしれません。これら程良い個体を捕まえられる可能性は非常に低く、手持ち全体で用意しなければならないので参考程度に見てください。

 最理想個体における1日発動期待値の最頻値は、サーナイト&ニンフィア:5回プクリン:4回になっています。

 ちなみに9体捕獲して最高の理想個体を捕まえられる可能性は、2.647058823%です(計算が間違ってなければ)。10体目以上だと最理想個体は捕獲出来ません。

 おてスピ34%はヒーラーにおてスピM、手持ちの他ポケモンが全ておてぼを持っている場合に実現できます。

短縮用語一覧

おてスピ:おてつだいスピード
おてボ:おてつだいボーナス
メイン:メインスキル
サブ:サブスキル
金種:メインスキルの種

お世話になったサイト

おまけ:スプレッドシート

 今回考察するために用意したスプレッドシートです。この記事では載せられなかったものやげんき100%から始まる1日のおてつだい回数の計算等があります。良ければご購入ください。

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