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【ポケスリ】ヒーラー比較&スキル期待値から考える厳選ライン

 てもちのげんきを回復しおてつだいスピードを速い状態に保つ"ヒーラー"や”回復役”と呼び、1体は手持ちに入れておくことが現在の主流となっています。その2代巨頭であるニンフィアとプクリンの性能を比較していきます。

 無課金でもアチーブメントやプレミアムパス無料期間を駆使すればニンフィアをスキルレベル6に出来ます。そのため、基本的にメインスキルレベル6で比較します。

 無料部分でこの記事の内容は完結します。有料部分には計算に使用したスプレッドシートを置いておきます。より詳細にスキル発動率の比較をしたい場合に役立つと思います。良ければポケサブレ代の支援として購入をご検討ください。

 結論やそれぞれの特徴を紹介し、詳しい説明を後ほど行います。説明が非常に長いので数字や長文が苦手な方は”<以下詳細な説明>”の前まで読めば十分です。目次を確認するだけで厳選ラインや結論を分かるようにしています。詳細な説明では先に触れた部分と重複することがあります。

 サーナイトを含めた最新版はこちらになります。


注意事項

・ある程度の厳選を前提にして記事を書いています。また理想的なせいかく・サブ構成を扱いますが、そこまで粘ることを推奨するものではありません。

・基本的に基準おてつだい時間(=Lv.1&げんき0%の状態)で考察します。そのため、実際に運用する場合よりスキル期待値等が低めに算出されています。

・ヒーラーなので集める食材の優劣には触れません。

・検証中のデータを用います。

ヒーラーとは? げんき回復&おてつだいスピードを速く保つ

 最初にヒーラーとは何か簡単に説明します。ヒーラーとはメインスキル:げんきオールによって手持ち全体のげんきを回復するポケモンを指します。具体的にはこのスキルを持ったポケモンの最終進化系であるニンフィアプクリンのことです。

 げんき量が一定値以上ある場合おてつだいの時間が短縮されます。具体的には以下のようになります。

<げんき量とおてつだいスピード倍率>
150~81% 2.2倍
80~61%   1.9倍
60~41%   1.6倍
40~21%      1.3倍
20~0%          1倍

 メインスキルによって出来るだけげんきを高水準に保ち.おてつだい速度を高くすることを目的にヒーラーが用いられます。

結論:プクリンよりニンフィア優勢 せいかくよりサブ厳選頑張って!!

 ニンフィアの方が1日にメインスキルを発動する確率が高いのでヒーラーとして優れています。これはおてつだい速度がプクリンよりも300s(=3秒)早いからです。

 とはいえ、プクリンはニンフィアに勝るポイントをいくつも持っています。両方のおてスピ以外に優れている点を紹介していきます。そのあとにせいかくやサブ厳選について説明します。

ニンフィアのアドバンテージ

イーブイウィークがある

 イーブイ系が大量に出現するイベントが恐らく年に1度開催されます。ここで厳選やアメ集めを行うことが出来ます。私の場合この週で10体以上のイーブイを捕獲し、フレンドから100個以上アメが送られてきました。

2枠目以降の食材が少な目

 次の項目で説明しますが、1度のおてつだいで拾うきのみ・食材は少なくした方がヒーラーとして活躍しやすくなります。プクリンは2枠目で必ず食材を2つ集めるようになります。一方ニンフィアはカカオ1つのパターンが存在します。

プクリンのアドバンテージ

最大所持数が3個多い=長時間放置に強い

 メインスキルはポケモンの最大所持数がいっぱいになってから1.5時間 or 2回まで発動するかの抽選が行われます(検証中)。最大所持数が多いとその分メインスキルの抽選が行われるため、少ない場合より発動しやすくなります。

 ニンフィアより最大所持数が3個多いということは、最大3回分多く抽選が行えるということです。つまり、長い時間アプリに触れられない場合スキルが発動しやすくなるということです。具体的には、長めの睡眠日中仕事や学業で触れられない場合に発動しやすいということです。具体的なメリットについては次の項目で説明します。

あさイチ発動が狙いやすい

 寝起き直後にメインスキルを発動するとげんきが多い状態にスキル分が追加されます。おてスピが早い状態で維持できるのでこれは非常に大切です。

 睡眠でげんき100%になりメインレベル6が発動した場合、げんき118%となります。発動しなかった場合より180分(=3時間)長くおてスピ2.2倍の時間が保たれます。げんき81%以上の間にもう一度メインが発動すれば更に180分追加されます。

ニンフィアよりアメによる育成がしやすい

 ニンフィアよりプクリンがアメで育成しやすい理由が2つあります。

①ププリン系がリサーチに出現しやすい
 ププリン系(=ププリン及びその進化先)はウノハナ雪原以外のフィールドで出現します。一方イーブイはどこでも出現します。
 これだけだとどこでも出現するイーブイの方が出会いやすいように思えますが、実際にはそうではありません。イーブイが出る睡眠タイプ:すやすやは出しづらく出しても出現しづらいです(体感)。

 進化後ポケモンのリサーチでは進化前よりアメを多くもらえます。進化後のプリンは低ランクから出現するためリサーチで得られるアメが多くなりやすいです。
 最終進化系であるプクリンはマスター以降なので少し出会いづらいですが、イーブイの進化系と同程度のランクで出現します。このことからププリン系の方がリサーチに出現しやすくアメが集めやすいと考えます。

②アメが分散しない
 ニンフィア含むイーブイ系はアメを共有しています。そのためニンフィア以外のイーブイ系の進化やアメを使用した育成を行うとニンフィアに使えるアメが減っていきます。つまり、ニンフィアとそれ以外で育成リソースの奪い合いをしているということです。

 一方プクリンは他の進化系がないため、アメを集中投入出来ます

スキルレベルが上げやすい

 自力で進化させると最大所持数スキルレベルが上がりますニンフィアよりも進化回数が1度多いため、スキルレベルが上げやすいと言えます。後述しますがメインスキルのたね(以下金種)を使用しなくてもメインスキルレべル6まで上げることが出来ます。

メインスキルのたね無しでもスキルレベル6に出来る

 これによって他のポケモンに金種を使えるプレミアムパスに加入しなくてもよくなる金種交換のために何か月も待つ必要がなくなるといったメリットがあります。

 これを現在達成するには、Lv.50までのサブスキルに”スキルレベルアップS”と”スキルレベルアップM”があり、ププリンから進化させなくてはなりません。

厳選ライン(無課金勢向け)

 私の考える無課金勢向けの厳選基準を書いておきます。同じポケモンを9体捕獲するまでに出会える可能性のあるせいかく・サブ構成を提示します。
。非常に緩めで最低限のラインです。これ以上の個体を目指していきましょう

せいかく:メインスキル発生確率&おてスピ下降を除く・・せいかく

 これらのせいかくはメイン発動率に悪影響を及ぼします。サブにスキルが付いていれば何も補正のかかっていない状態を上回ることが出来ますが、基本的に避けましょう。具体的にはおだやか・おとなしい・しんちょう・なまいき・さみしがり・いじっぱり・ゆうかんが該当します。68%(=17/25)で避けられるのでそこまで難しくないと思います。

 おてスピは一見スキル発動確率に関係ないように見えますが、おてつだい回数を増やす=抽選回数を増やすであるため実質的に確率を増やしています。おてスピ下降は抽選回数を減らしてしまうので避けるべきです。

 可能ならスキル確率おてスピ上昇のせいかくを狙いましょう。具体的には、おてつだいボーナス(以下おてボ or ボナ)やおてスピSよりもスキル発動率を高めます。この点においてせいかくはスキル確率>おてスピの関係にあります。

 スキル確率やおてスピ上昇よりは優先度が低いですが、食材おてつだい確率下降を選べると嬉しいです。

サブスキル:スキル確率M or おてスピM以上

 これらのサブが付いていると1日の発動回数期待値における最も発動しやすい回数が一つ上になります。つまり、1日1回だったのが2回、1日2回だったのが3回になるということです。
 これがキツイようであればスキル確率SだけでもOKです。その場合せいかくはスキル・おてスピ下降は絶対に避けてください。

 構成によってはスキル確率SやおてスピSをサブスキルのたね(以下銀種)によりMに変えることが出来るかもしれません。

 Lv.75以降におてスピMがない場合、Lv.50以下にあるおてスピSを銀種でおてスピMにすることが出来ます。同様にLv.75以降にスキル発生率アップMがない場合、Lv.50以下にあるスキル発生率アップSを銀種でスキル発生率アップMにすることが出来ます。

 スキル確率M>>おてスピM≒スキル確率S>おてスピS>おてボ
 以上の順番でメインスキル発生確率を向上させます。サブスキルで迷ったらこちらを参考にしてください。

 おてボ自体はそれほどメインスキル発生確率を向上させませんが、ヒーラーの性質上手持ちに常に入れてくためとても活躍してくれます。スキル発動率なら上の順ですが、安定的なエナジーへの貢献ではおてボの方が有用です。

厳選ライン(プレミアムパス継続・サブレ課金勢向け)

 無課金勢向けよりも厳しい基準に設定しています。ここから厳選する必要があるかもしれません。同じポケモンを39体まで捕獲した際に捕まえられるかもしれないせいかく・サブ構成を提示しておきます。

せいかく:メイン発生確率or おてスピ上昇 (or 食材下降)

 前者2つはメインスキルの発動期待値が向上します。メイン発生確率の方がおてスピよりも効果が高いです。せいかく:おだやか(メイン上昇・おてスピ下降)はおすすめしません

 食材おてつだい確率下降があるときのみを拾いやすくなります。これにより最大所持数が埋まりづらくなるためあると嬉しいです。2枠目に食材を2つ持ってくるプクリンにとって特に有効です。

 具体的には以下が該当します。
おてスピ:いじっぱり>さみしがり≒ゆうかん
スキル :しんちょう>おとなしい≒なまいき
食材下降:しんちょう>いじっぱり>>>>わんぱく>ようき
簡易優先度:

しんちょう>いじっぱり>スキル上昇>おてスピ上昇>>>食材下降>無補正>>それ以外

 基本スキル or おてスピ上昇サブ構成が素晴らしい場合のみ食材下降せいかくを選びましょう。せいかくとサブの目安として以下を作成しました。実際は他のサブにも影響を受けるためあくまで参考程度にご確認ください。

<目安>
>1つ=おてスピS or おてボ
>2つ=スキル確率S or スキル確率M orおてスピM

サブ:スキル発生系&おてスピ系の中から2つ以上

 メインスキル発動に関係するスキルを2つ以上を厳選ラインとします。おそらく10体以上捕獲することとなるため、その場合を中心に説明します。

 10体以上捕獲した場合のサブ2つの組み合わせを紹介します。10体目から39体目まではサブ1枠目が必ず金サブスキルとなってしまいます。おてボのみ金サブでスキル発動率に影響するためそれ一択となります。下に行けば行くほど理想的です。

<10体以上捕獲した場合の組み合わせ>
おてつだいボーナス+おてスピS 
おてつだいボーナス+スキル確率S
おてつだいボーナス+おてスピM
おてつだいボーナス+スキル確率M

 おてつだいボーナス+おてスピSの組み合わせは、おてスピMやスキル確率Sより効果量が低いので銀種でおてスピMにしましょう。メイン確率 or おてスピ上昇のせいかくであればそのままでも十分ですが、そうでない場合は厳選を頑張りましょう。イーブイなら他の進化系用に取って置くといいかもしれません。

 これらにスキル確率系 or おてスピ系サブを足すとより発動しやすくなります。その場合食材下降のせいかくでもいいと思います。ちなみに10体以上捕獲における最高の組み合わせは”スキル上昇×おてつだいボーナス+スキル確率M+おてスピM”です。

究極系 うっかりや・スキル発動S&M+おてスピM

 この構成が最もスキルを発動しやすい構成だと考えます。せいかく:うっかりやはメインスキル発生確率上昇・食材おてつだい確率下降です。次点で同じサブ構成+せいかく:いじっぱりです。いじっぱりはおてスピ上昇・食材下降です。

 これは10体以上同じポケモンを捕まえたら出現しなくなります。その点では無課金でも狙えます。逆にどれだけダイヤを使っても捕まえられない可能性を孕んでいます

おてスピ・スキル発動率アップ以外についていると嬉しいサブ

 ここではおてスピS・M・おてボやスキル発動率S・M以外についていると嬉しいサブスキルを紹介します。それらの方が優先されますが、ここで紹介するサブも侮れません。

最大所持数アップS・M・L

 ”プクリンのアドバンテージ”で説明した理由です。これがあるほどあさイチ発動長時間放置した場合に有効なサブスキルです。サブスキルの等級による延長時間を紹介します。基準おてつだい時間で毎回1つ拾ってきた場合の時間です。サブ横()内はそのサブによる増加量、秒数横()内は単位換算したものです。

<一覧>
最大所持数S (+6)  ニンフィア:15,600s(=260分)プクリン:17,400s(=290分)
最大所持数M(+12)ニンフィア:31,200s(=520分)プクリン:34,800s(=580分)
最大所持数L  (+18)ニンフィア:46,800s(=780分)プクリン:52,200s(=870分)

 最短のニンフィア最大所持数Sで4時間20分延長されます。実際には2枠目食材で2つ集める、レベルやげんきによりおてつだい時間が短くなるのでこれよりかなり短くなります

 仮に1日中げんきが81%を下回らなかった場合2.2倍速になるので最短で7,098s(=118.3分)増加となります。このことから最大所持数Mがあれば十分だと思います。これで足りない場合は最大所持数Lか銀種を使ってください。

スキルレベルアップS・M

 メインスキルのレベルを1or2上げます。金種の節約金種集めまでの時短になります。銀種がある場合はこのサブをS→Mにしてしまいましょう。

 このサブの評価は無課金勢とプレミアムパス勢で評価が分かれています。ここでは双方ともに共通するメリットを紹介します。

①金種の節約
 節約した分を他のポケモンに使用することで全体的なベースアップが出来ます。食材ゲットやエナジーチャージM、料理パワーアップ等他にも金種を使いたい対象がたくさんいるのでそれらに使いましょう。

②スキルレベル6までの期間短縮
 
通常ニンフィアなら4か月プクリンなら3か月プレミアムパスに加入して金種を交換する必要があります。このスキルがあればこの期間を短くすることが出来ます。
 早くメインスキルを育てるほどリターンは大きくなります。仮に1月30日間毎日1度スキルレベル6が発動した場合、スキルレベル5と比較して
げんき90%=900分(=15時間)多く回復できます。

嬉しくないサブスキル

 ここで紹介するサブスキルはヒーラーが持っていてほしくないものを紹介します。これがあるから即アウトというほどではありません

きのみS(頻繁にアプリに触れるならOK)

 最大所持数をすぐにいっぱいにしてしまうのでおすすめしません。エナジーを稼ぐという点において優れていますが、それよりもヒーラーはメインスキル発動が重要です。

 基準おてつだい時間かつ1度のおてつだいで2個集めた場合の時間を紹介します。イーブイ・ププリンから進化させた場合で考えます。

<きのみSでいっぱいになるまでの時間>
ニンフィア:26,000s(=433.3分=7.2時間)
プクリン :34,800s(=580分=9.6時間)

 こちらも1日中げんき81%以上だった場合ニンフィアで11,830s(=197.1分=3.2時間)プクリンで15,834s(=263.9分=4.3時間)となります。
 レベル1あたり0.2%おてスピが短くなるので、ポケモンが育つほどこの時間が短くなっていきます。Lv.50ニンフィアで10,647s(=177.4分=2.9時間)となります。サブやせいかくを含めるともっと短くなるかもしれません。これより頻繁に触れられるなら採用してもいいと思います。

食材確率アップ(好ましくないサブ)

 このサブは食材を拾ってくる確率が上がります。これがあったら不採用というほど嫌なサブではありません。

 これがあると最大所持数が埋まりやすくなります。特にLv.30を超えたプクリンにはキツイサブです。
 ただし、ニンフィアの2枠目がカカオの場合は影響がありません。この場合でも±0なので他サブの方が嬉しいです。3枠目が解放されたらニンフィアであっても-になります。

好ましい2枠目以降の食材

 ヒーラーとして考えた場合に2枠目以降の食材に設定されてほしいものを紹介します。好ましいものは1度に拾ってくる食材数が少ないものです。理由は前述のメインスキルと最大所持数の関係です。

 これは最も重要でない項目です。下の通りである方が嬉しいです。これよりもせいかくやサブの方が何倍も大切です。

ニンフィア Lv.30カカオ×1 Lv.60カカオ×2

プクリン  Lv.30どっちでもOK Lv.60カカオ×2

<以下詳細な説明>

 ここから細かい数値等に触れていきます。せいかくやサブ構成を細かく比較したい場合等に読むといいかもしれません。これまでと重複する部分があります。

個人的見解:まずはイーブイとプクリンを9体つかまえよう

 厳選を始めようと思ったらまずはイーブイとプクリンを9体捕獲しましょう。 集まった個体の中で最も優秀な個体で十分なら厳選終了、微妙なら10匹目以降も厳選しましょう。9体目捕獲までの途中で究極的な個体を見つけられたならやめてもかまいません。

 育てるか悩んだ場合は<以下詳細な説明>以下のグラフやWikiや掲示板等で相談してみると良いでしょう。

スキル発動率 

 現在検証中のデータを元に二体が1日にスキルを発動するか明らかにしていこうと思います。データ元はポケスリWikiです。

 基本的に基準おてつだい時間で考えます。よって、実用よりも1日の期待値が低くなっています。

スキル発動率は同じ=おてスピで差がついている

 ニンフィア、プクリン両名ともスキル発動率は6.24%とされています。そのためおてつだい時間が同じ場合に1日におけるスキル発動期待値は同じになります。

 実際にはニンフィアが300s(=300秒)早い2600sが基準おてつだい時間なのでプクリンよりスキルが発動しやすいです。

1日のスキル発動回数期待値比較 ニンフィアの勝ち

 確率だけだと理解しづらいため1日に区切って考えていきます。以下のグラフは1日でスキル発動する回数の期待値をグラフにしたものです。これらを合計しても100%にならないのは7回以上発動する確率が存在するからです。

 それぞれのグラフ内で最も大きな確率が1日に発生する可能性の高い回数ということになります。ニンフィアでは2回、プクリンは1回ということが読み取れます。

 スキルレベル6の場合、げんき回復量は3618になります。回復に必要な時間換算だと183.6分(=11,016s)91.8分(=5,508s)、これらを消費しきる時間換算だと360分(=6時間・21,600s)180分(=3時間・10,800s)になります。

 このことに加えて1日に一度も発動しない確率がニンフィアの方が低いことから、ヒーラーとしてはニンフィアの方が優れているということが言えます。

サブスキルによるスキル発動期待値の変化

 1日の発動回数に影響するサブスキルによる期待値のグラフを紹介します。どの程度で妥協するかの参考になれば幸いです。全て基準おてつだい時間で計算しています。

 ここでのグラフにおける”下降””上昇”とはせいかくによりメインスキル発生確率が変化していることを意味しています。”S””M”はサブスキル:スキル発生確率アップを指しています。

スキル発生率アップのグラフ

 グラフが小さくなってしまい申し訳ありません。拡大するかスプレッドシートで確認してください。

ニンフィア スキル系サブグラフ

 素の状態のニンフィアだと1日に2回スキルを発動する確率が最も高いと既に説明しました。1日3回を最も高い確率にするには、せいかく上昇とスキル発生確率S(上から9番目)以上の補正がある場合に達成できるとこのグラフは示しています。このことから、せいかく上昇+S 以上を厳選基準にするというのもアリです。
 ちなみに、1日0回の確率はせいかく下降+サブM(上から4番目)で10%を下回ります。本家ポケモンで言うでんじはを外すのと同じくらいになります。

 無課金 or 必要期間だけプレミアムパス加入ならせいかく無補正以上 + サブスキルMを基準にするといいんじゃないかなと思います。この組み合わせであればそれほど厳選に力を入れなくても捕まえられると思います。

 このグラフ最大、せいかく上昇+サブスキルS&Mにおいて1日4回が最も高い確率となります。1日げんき72回復という6時間睡眠と同じげんきを回復してくれます。計算上では12時間げんきを維持してくれます。
 ここまで厳選出来たなら最高です。ここにおてつだいボーナスが付いていれば最高級のサポーターになります。。必ずそのイーブイはニンフィアにしましょう。他の進化系よりも手持ちに貢献してくれるので強く推奨します。

プクリン スキル系サブグラフ

 1日2回を最も高い確率にするには、せいかく下降+サブM(上から3番目)以上が必要です。ここで補正無しのニンフィアと並びます。
 これくらいであればそれほど厳選も難しくないでしょう。最低でもここを上回っておくことをお勧めします。無課金勢であればこそ、最低限ここは超えておいた方が良いです。1度ヒーラーを作ってしまうと新しく用意できないのだから最低限ここまでは頑張って!!

 1日3回を最も高い確率にするには、サブS&M(下から3番目)以上が必要です。せいかく下降は許されません。ここまでくると非常に厳選が大変だと思います。10匹以上捕獲するとこの構成にしづらくなるのもキツイポイントです。
 無理せずもう少しゆるい基準で厳選を終えて、レベリングによるおてスピ短縮を狙うのもありです。

 プクリンには1日4回を最も高い確率にする構成はありません。

おてスピ系サブのグラフ

 スキル発生確率はおてつだい時間にも影響されています。おてつだい時間が短い=抽選回数が増えるからです。

 ここで紹介するグラフはせいかく無補正のみとします。スプレッドシートにはせいかく上昇・下降の数値も載せています。グラフを見てもらえば分かると思いますが、項目が多くなりすぎて大変なのでせいかく無補正に限って紹介します。

 こちらのグラフにおける”S””M”はおてつだいスピードS・M、”ボナ”はおてつだいボーナスを指します。

ニンフィア おてスピ系サブグラフ

 サブが異なっても一部確率が変わらない部分があります。それは1日のおてつだい回数がそれらのサブで同じだからです。

 1日3回を最も高い確率にするには、ボナ×3+おてスピM(下から4番目)以上が必要です。ニンフィア自体の構成はボナ+おてスピM or おてスピのみです。他にボナを持った手持ちが2体 or 3体以上が必要です。

 ニンフィアには1日4回を最も高い確率にする構成はありません。せいかく上昇でもおてスピ系だけでは無理です。このことからスキル発生率系サブの方が効果が大きいと分かります。

プクリン おてスピ系サブグラフ

 1日2回を最も高い確率にするには、せいかく無補正+おてスピS(上から3番目)以上が必要です。これくらいなら厳選もそこまで難しくないでしょう。せいかく下降の場合は、ボナ+おてスピMが必要です。

 1日3回を最も高い確率にするには、ボナ×2(上から4番目)以上が必要です。これはプクリン+手持ちの誰か or 手持ちの2体がボナを持っていれば実現可能です。

  プクリンには1日4回を最も高い確率にする構成はありません。せいかく上昇でもおてスピ系だけでは無理です。

スキル発生率アップとおてスピ系サブの比較

 以上のグラフからせいかく無補正でそれぞれのS・Mとおてつだいボーナスが発生率をどれだけ変化させているか比較します。ここでは素の状態とサブがある場合に1日0回の期待値の減少量で比較します。()内は素との差です。

ニンフィア サブによる1日0回期待値変化

<一覧>
11.93% 素
11.18% ボナ(-0.75%)
10.49% おてスピS(-1.44%)
8.01%   S(-3.92%)
8.64%   おてスピM(-3.29%)
5.36%   M(-6.57%)

プクリン サブによる1日0回期待値変化

<一覧>
15.44% 素
13.57% ボナ(-1.87%)
12.72% おてスピS(-2.72%)
10.88% S(-4.56%)
11.18% おてスピM(-4.26%)
7.64%   M(-7.80%)

サブスキルのメイン発生率への貢献度:M>>おてスピM≒S>おてスピS>ボナ

 上の一覧からスキル発生率を考えると以下の順番で効果が大きくなります。

スキル発生率M>>おてつだいスピードM≒スキル発生率S>おてつだいスピードS>おてつだいボーナス

スキル発生率M

 上記からスキル発生率Mは最も大きな効果を発揮しており、次点のおてスピMより1.8~1.99倍の効果があることが分かります。これが付いているだけで1日0回発動になる確率が素の1/50~11/50倍になります。

おてスピSとおてボ

 おてスピ系サブは、おてスピM以外のおてスピ系サブはスキル発生率Sを上回ることがありません。つまり、スキル発生率においておてスピSとボナはスキル発生率Sより必要性が低いと言えます。

メインスキル発生率のみ考えた最高のサブ構成:スキル発生率M+おてつだいスピードM+スキル発生率S

 上記をまとめると、スキル発生率M+Lv.25おてつだいスピードM+スキル発生率Sがもっともメインスキル発生率を向上させられる構成だと考えます。順番はこれが好ましいですが、この通りでなくても構いません。
 Lv.75以降におてスピMがない場合、Lv.50がおてスピSでもサブスキルのたねを使うことでおてスピMに変えることが出来ます。

 この構成だと1日0回がニンフィア:1.82%(-10.11%)、プクリン:2.77%(-12.67%)となります。両者とも1日3回が最も確率が高くなります

 ちなみにせいかくでスキル発生率上昇・おてスピ無補正だと1日0回がニンフィア:0.77%(-11.16%)、プクリン:1.24%(-14.20%)となります。両者とも1日4回が最も確率が高くなります。これが最高の理想形です。

この構成の注意点:チャンスは9匹目のイーブイ捕獲まで

 先ほど紹介した構成はヒーラー厳選における頂点ともいえるものです。これを捕まえられるまで厳選を粘ろうと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、同ポケモン捕獲10匹目以降にはこの構成をもつ個体は出現しません。フレンドレベル10以降では必ず1つ目のサブスキルが金スキルになるからです。

おてつだいボーナス:ヒーラーに付けておきたいスキル

 ヒーラーの性質上常に手持ちに入れておくためおてスピ系の中ではおてつだいボーナスがおすすめです。スキル発生率は他のおてスピ系より下がってしまいますが、他の手持ち全体のポケモンのおてつだいスピード5%短縮するため、総合的に見ればこちらの方がエナジーを稼げる可能性が高いです。 

現実的な理想サブ構成:おてつだいボーナス・スキル発生率M・おてつだいスピードM

 10匹以内に理想個体を捕獲することは現実的に難しいので10匹以上捕獲した場合の構成を紹介します。後ろ二つは逆になっても問題ありません。

 せいかく無補正の場合、1日0回がニンフィア:2.63%(-9.30%)、プクリン:4.10%(-11.33%)となります。ニンフィアは1日4回、プクリンは1日3回が最も確率が高くなります。

 スキル発生率上昇のせいかくだと1日0回がニンフィア:0.77%(-11.16%)、プクリン:1.24%(-14.20%)となります。両者とも1日4回が最も確率が高くなります。

せいかくとサブの組み合わせ

 これまではせいかくとサブをおてスピ系かスキル発生率系で統一して考えてきました。ここからはおてスピ系・スキル発生率がせいかくとサブで別の場合を一部考えていきます。

スキルに関するせいかく+おてスピ系サブ

 ここでの上昇・下降はスキル発生率、S・Mはおてつだいスピードを指しています。混同しないようお気を付けください。

スキル発生率下降せいかくを補うのは大変 

 下降補正がある場合、”おてスピS+ボナ×3”か”おてスピS+おてスピM”以上のサブ構成でなければ素の状態を上回ることが出来ません。どちらも厳選難易度が非常に高いためあまり現実的とは言えません。そして、そこまでの構成であっても素+ボナ(表には無い)に負けてしまいます。

 以上のことからスキル発生率下降せいかくはヒーラーにすべきでないと考えます。具体的には、やんちゃ・のうてんき・うっかりや・むじゃきが該当します

スキル発生率上昇せいかく≒サブ:スキル発生率アップS

 上記のグラフにおける上昇を見るとサブスキル:スキル発生率アップSとほぼ同等の効果量ということが分かります。

おてスピに関するせいかく+スキル発生率アップサブ


 ここでの上昇・下降はせいかくによるおてつだいスピード補正、S・Mはスキル発生確率アップを指します。先ほどの項目とは異なる点のでお気を付けください。

おてスピ下降せいかくはスキル発生率Sで補える

 素の状態をおてつだいスピード下降補正がありながら上回るのにはスキル発生率アップSだけで達成できます。

おてスピ上昇せいかくはプクリンの方が効果量が大きい

 素の状態と上昇の上り幅を比較するとニンフィアよりプクリンの方が大きくなっています。1日0回で確認するとニンフィア:-2.10%、プクリン:-3.51%の変化量となります。

おてスピ下降はそれほど大きな影響はない=サブ重要

 スキル発生率に関するサブが何かしら付いていれば素の状態を補えることから、おてスピ下降せいかくはそれほど大きな影響がないと言えます。裏を返せばサブが大切ということでもあります。

 いうまでもありませんが、下降補正があっていていいことないので出来るだけ避けましょう。サブスキル構成が素晴らしい場合はその限りではないありません。

せいかく優先度:スキル上昇>おてスピ上昇

 上記の組み合わせのグラフからせいかくの優先度が分かります。スキル上昇せいかくとおてスピ上昇せいかくを単体で比較すると前者の方が優れています。具体的には1日0回の期待値においてニンフィア:2.16%、プクリン:1.46%の差があります。この差をサブスキルに換算するとニンフィアはおてスピ+ボナ相当プクリンはボナ以下となります。

せいかく×サブ構成の最上位グラフ

 上からせいかくとサブスキルの複合において好ましい順番に並べたものが上のグラフです。ここではニンフィアとプクリンを分けずに記載しています。これは上位の構成においてどのような場合にプクリンがニンフィアを上回るか分かりやすくするためです。

理想形:スキル上昇せいかく×スキル確率S&M+おてスピM(他手持ち全員おてつだいボーナス持ち)

 上のグラフからニンフィア・プクリン双方ともこの構成が最も素晴らしい構成になっています。前述の通りこの理想形は9匹までしか捕獲のチャンスがないため現実的ではありません。10匹以上捕獲した場合はあきらめて10~39匹捕獲の理想形を目指しましょう。

 この構成且つヒーラー除く手持ち全員がおてつだいボーナスを持っている場合のみおてスピ34%が達成できます。これであればプクリンも3位になれます

10~39匹捕獲の理想形:ニンフィア=スキル上昇せいかく×スキル確率S&M+おてつだいボーナス プクリン=スキル上昇せいかく×スキル確率M+おてスピM+おてつだいボーナス

 実際に理想形を追い求め厳選すると10匹は超えてしまうでしょう。
40匹以上でサブスキル下2つが確定で金サブになります。その場合、双方ともスキル確率M+おてボ+好きな金スキルが最適です。100匹以上はおてぼ+好きな金スキルです。

 ニンフィアとプクリンで構成が異なっているのはそれぞれの基準おてつだい時間が異なるからです。

 こちらは先ほどよりは楽ですが、難易度は非常に高いです。ここまで粘るのは相当骨が折れます。いっそのこと1体先に妥協して作成し、その後も厳選を続けて捕まえられたらラッキーという程度の気持ちで厳選するのもありです。

参考

スプレッドシート

 このシート及びグラフの転載・再配布を禁止します。私的利用であれば改変等していただいで結構です。

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