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名誉男性があるなら、名誉女性もあり?

今日は都知事選挙の投開票日です。
現職の小池さんが圧倒的に強いといわれています。
そんな小池さんの異名は「名誉男性」。
男性中心の政治の世界で独特の世界観をもって地位を築いてこられた生き方を、「男性社会の中での“特別枠”」という意味でそう評するそう。

これは何も小池さんに限ったことではないですね。
経営者の世界でも、専門職の世界でも、芸術家の世界でも、じつに「名誉男性」はたくさん存在します。
それは女性という特性を活かしながら、男性社会でいかんなく実力やセンスを発揮されている人の特徴ともいえるでしょう。

でも、ふと考えることがあります。
「名誉男性」があるなら、「名誉女性」もあるのでは?
今は語法としてこのような表現を目にすることはまずありませんが、私はありだと感じています。

男性という特性を活かしながら、女性の社会のど真ん中で実力を発揮する男性。
こんな姿は今では社会のあらゆる場面で見られますが、これが「名誉」と評されるまでは時代がもう一コマ進む必要がありそうですね。
男性が女性にあやかって女性の世界で活躍するのは「名誉」なこと。
そういわれる時代はいずれ必ずくると思います。

「男のくせに」「男らしくない」「女みたいな」・・・
こんな揶揄を耳にしたり目にする機会は、ここ数年でぐっと減ったように感じます。
心ある男性は内面的には女性から多くを学んでいることも多いので、あとはイメージとか偏見がじわじわと変貌するのを待つ時代ですね。

「名誉女性」。
こんな響きがありうる世の中になってこそ、女性の存在感と地位の向上が名実ともに認められる時代ではないでしょうか。
そして、それを受け止める男性もまた価値ある存在になっていくことでしょう。



学生時代に初めて時事についてコラムを書き、現在のジェンダー、男らしさ・女らしさ、ファッションなどのテーマについて、キャリア、法律、社会、文化、歴史などの視点から、週一ペースで気軽に執筆しています。キャリコンやライターとしても活動中。よろしければサポートをお願いします。