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証券会社の使い分けについて

昨日、Twitterに投資信託は楽天証券を利用していることとその理由を呟きました。

Twitterにも書きましたが現在iDeCoの申請中でなかなか手続きが完了しませんが、iDeCoの出費が増えるため現在の楽天証券の毎月5万円の投資信託の定期買付は負担が大きく減らそうと思っています。

この場合に単純に定期買付の分を減らすのではなく一工夫しようと思っている。減額する分をS&P500連動の信託報酬が最低なやつか国内債権中心の信託報酬ができるだけ低い商品にして、月初めの定期買付が完了したら即売却して銀行口座に戻し、楽天カードのクレジット決済によるポイントだけもらうというもの。

例えば投資額を3万円減らす場合はもらえるポイントは500ポイントのままでクレジットは支払いにタイムラグがあるのだから売った金額を銀行に戻せば影響はなく実質2万円で毎月500ポイントがもらえる。

そのポイントで好きな投資信託をスポットで買えば複利効果もあるしおいしい。

2万円で500ポイントは買った時点で既に投資パフォーマンスは2.5%出ているようなもの。相場の強弱関係なく2.5%の成績を毎月コンスタントに上げれるのはかなりすごい。

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楽天証券では500円分の投資信託を楽天スーパーポイントで購入すると楽天市場で貯まるポイントがアップします。もらえるのは期間限定ポイントですが楽天市場や楽天のサービスをよく使う人には嬉しいですね。

楽天カードの投資信託のクレジットカード決済でゲットできるのが500ポイントですのでそれをそのまま投資信託のスポット購入に回せば毎月この条件をクリアできちゃうわけです。本来は現金化できないポイントを投資信託を買うことで現金化も可能になるので、自分は貯まった楽天スーパーポイントは楽天証券の投資信託のスポット購入に回しています。


次にSBI証券ですがこちらで僕がお得だと思っているのは住信SBIネット銀行を開設して連携して使うことで日本円から外貨、外貨から日本円への為替スプレッドを格安でできるということです。

スプレッドの3大ネット証券会社の比較は以下の通り(2020年9月8日現在)

楽天証券 米$ 買い25銭 売り25銭 往復50銭 香港$(外貨決済は不可能で円貨決済オンリーなので売買するごとに常に発生する) 買い15銭 売り15銭 往復30銭

マネックス証券 米$ 買い0円(為替変動などを考慮し、当社として定期的に見直すこととしており、次回は2020年9月を予定しております。次回の定期的な見直しの結果、有料になることもありますので、ご留意くださいとのこと) 売り25銭 往復50銭 香港$ 買い15銭 売り15銭 往復30銭

SBI証券(住信SBIネット銀行を使わない場合) 米$ 買い 25銭 売り 25銭 往復50銭 香港$ 買い15銭 売り15銭 往復30銭

SBI証券(住信SBIネット銀行を使った場合) 米$ 買い 4銭 売り 4銭 往復8銭 香港$ 買い5銭 売り5銭 往復10銭

このように住信SBIネット銀行を使ったSBI証券は圧倒的に為替手数料の面で有利です。

具体的な利用法は日本円を持ってて米国株に投資するために米$を買いたい場合はまず住信SBIネット銀行に日本円を入金します。          次に外貨普通預金で日本円から米$を購入します。購入方法も種類が多く、リアルタイムや指値でもできるのでその面でもメリットは大きいです。  両替が約定したら次にSBI証券の方にログインして入出金・振替の中の外貨入金から入金する米$の額を指定して住信SBIネット銀行に飛んで承認すればOKです。                              反対に売却や配当金で得たSBI証券の米$を日本円に変える場合は外貨出金で住信SBIネット銀行に米$を移した後で住信SBIネット銀行の外貨普通預金で米$を売ればOKです。

SBI証券を利用している人は多いのですが、意外とこのことを知らずにSBI証券で高い為替スプレッドで米$に変更している人が多いのでそういう人はかなり損をしていてもったいないです。

SBI証券の利用法としては住信SBIネット銀行と組み合わせて、外国株の高配当銘柄を保有して配当金を受け取ったら日本円に変えて贅沢をするというような人には最適かなと思います。配当が証券会社に入金したら住信SBIネット銀行に外貨出金して、外貨普通預金で米$の売り注文を期間指定の指値注文で円安を狙って出しておくとかが可能です。僕個人は現在グロース株が中心なのでSBI証券はあまりメインで使ってません。


次にマネックス証券ですが、現在米国株と香港株で僕はマネックス証券をメインに使ってます。

メリットとして

・取扱銘柄が多い。(例えば保有中の東南アジアのゲーム&ECのSEはまだSBI証券で取り扱っていません。僕は57.8$で入り平均61.12$で保有していて数ヶ月で+135.84%のパフォーマンスを出していますがSBI証券だけだったらこの超絶パフォーマンスを逃してしまってます。)

・売買の注文方法が豊富。米国株をする上で欲しいなぁという注文方法(逆指値、ツイン指値、連続注文など)がだいたいできます。

・時間外取引ができる。米国株でサマータイム期間ならプレの日本時間の21時〜22時30分とアフターマーケットで売買が可能で緊急に逃げる際などに非常に便利。この前DOCUを決決算発表前急騰中のプレで292$で一部利確しましたが場中につけた史上最高値より高く売れているのはこのおかげです。

香港株に関しては米国株ほどメリットはないです。人によっては為替スプレどの有利なSBI証券の方がいい場合も多いかと思います。僕が香港株もSBI証券を使っている理由はSBI証券だと注文の際に指値注文できる範囲がめちゃくちゃ狭い。20ティックしかありません。これは日中張り付けない人には致命的だし急落の待ち伏せができないんですよね。

例えば、朝前日終値のギリギリ20ティック下に注文を出していても10時のプレの気配値でちょっと小高く気配が立ってしまうとその気配値より20ティック下だとその場で注文が失効してしまう仕様なんですよね。はっきり言って個人的にこの仕様と20ティックしかというのは使い物になりません。

その点、マネックスは急落や急騰の待ち伏せができるのでマネックス証券を香港株もメインに使ってます。


以上、有名な3つのネット証券のメリットを上げてきました。

自分に適した証券会社を使いたいですね。場合によってはそれぞれのメリットに合わせて複数を利用するのもいいかもしれません。

僕はこの3つを使い分けて利用してます。

・毎月積み立ての投資信託を楽天証券で

・短期で売る予定のない高配当銘柄をSBI証券で

・メインの米国株と香港株をマネックス証券で

さらにそれ以外で香港株の情報収集とリアルタイムの板情報がみれる東洋証券に一応義理と口座が閉鎖されないように少しだけ中長期の株をほったらかしで保有して、売買はせず情報収集だけに使ってます。

さらに株式移管を組み合わせるとすごいです。買付時の為替スプレッド現在0のマネックスで買った高配当株を購入後にSBI証券に移すとか将来まとまった資金が必要なのが分かっていて売却する銘柄が決まっている場合にSBI証券にその銘柄だけ移管して米$から日本円の変更を本来25銭かかるところを4銭にするなどができます。


株の銘柄をホームワークすることも大切ですが、投資環境そのものを比較して自分に有利になるために調べるホームワークも大切だと僕は思ってます。株の銘柄の勉強は金銭的に確実に得をするかは分かりませんが住信SBIネット銀行を開設しないでSBI証券を使ってる人が住信SBIネット銀行を開設したら確実に金銭的に得をしますよね。手数料なんてネット証券ならどこも一緒でしょと思わずに株式に関わる手数料にもいろんなものがありますから、一度調べてみて、もっと得することはないのかと考えてみるといいかもしれません。

環境が整ってる人が勝ちやすいのは何も投資に限ったことではなく、どの世界でも一緒ですのでこれを機に投資環境について考えてみるのもいいと思います。良いパフォーマンスを上げるためには良い準備をすることが大切。一流のアスリートも本番前に入念にアップをしますよね。

人によってはインタラクティブ・ブローカー証券(IB証券)の方が良いという人もいるだろうし、その場合は海外送金扱いになる証券会社の入金方法をどこを利用するかとかによってもかなり変わってきますからね。

今回は投資をする前の準備段階の話でした。この記事が誰かのお役にたてば幸いです。

 

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