見出し画像

最高級肉と最高級雲丹について語り、ついでに無理やり投資に結びつける

こんばんは

みなさん突然ですが

よく聞くA5とかの牛肉のランクって実はもっと細分化されたのがあって最高で12ランクまで分かれるって知ってました

明日僕はちょっと脚を伸ばして某所にある高級肉割烹で1年でもっとも高価なディーナーです

コロナで飲食店が苦しい時に少しばかりお金を支援してまして

そう言ういきさつもあって今回はその店で一番最高のコースを予約してるということもあるので

おそらくメインは等級10とか11ランク以上の松阪牛か神戸牛のシャトーブリアンが出ると思われます。

できれば11ランクが欲しい。もし12が出たらたまげます

はっきり言ってこのクラスは同じA5でも格が違い、全く別次元のお肉です

スクリーンショット 2020-11-20 10.46.46

そしてここで途中出される雲丹が圧巻なんです。下手したら1箱10万円を超える 「はだてのなまうに」だと思ったけどこれはやばいです

事件です

これはうにであってうにじゃありません。どこか異次元から来た全く食べたことのないおいしいもの。完全に僕の知ってた雲丹の味ではなかったです。

この店でうにに対する概念が僕の中で完全に覆りました。

スクリーンショット 2020-11-20 11.56.20

もともと僕は雲丹は好きじゃないんです。どちらかというと苦手な部類。けっこうそういう人って多いんじゃないかな。

雲丹の良さなんて全然分からなかったしさほど興味もなかった。

いまだにここ以外で雲丹が出た来ても全く嬉しくないし、普通の雲丹に対する感情は無のままです。

雲丹ってミョウバンが添加されてると苦味がとか言って最近はミョウバンを使わない塩水うにとかがブームですけど

それを食べてもちっとも僕には雲丹の良さが分からなかった。

そこそこの名の知れた高級寿司屋でもウニで感動を覚えない。

ところがこの最高級うには別格です。

食べたらみんな驚天動地で愕然としますよ。あまりにも違いすぎて脳がすぐには処理できないと思う。

この雲丹なんなの?って

ここの雲丹を扱う高級鮨屋もそうはないと思います。少なくとも僕はこの肉割烹以外では出会ってないです。

価格設定が絶対におかしくなるから。

完全にこんなもの時価ですよ時価。

多分ここの雲丹について知らない人が雲丹に対して払ってもいい価格帯を大きく上回りあらゆるネタの値段を凌駕するでしょう。

初夏の江戸前のしんこみたいなもの。

食べたことありますか?しんこ

前に北海道旅行した時にすすきのミシュラン掲載の有名鮨店でおまかせで出たことがありました。妻はしんこのことは全く知らず高くてとても希少なんだよと教えてあげておまかせで出るのは珍しいのでせっかくだから大将にしんこ珍しいですね。いろいろ大変でしょ。と聞いてみました。東京のようにみんながそれほど求めないから仕入れ面でアドバンテージは大きいけど

もし普通に東京でおまかせで出てきたらそれは店主の常連客に対する感謝と最高のものを提供するというプライドだと思いますとのことでした。

つまり採算度外視、江戸前では初夏の風物詩として舌の肥えた江戸っ子の食通たちに絶大な人気があるし、そもそも仕入れ値の価格がめちゃくちゃ高い。

例え一貫2000円にしたとしても仕入れ面、捌くことや塩ふりや酢じめの際の手間と労力、職人さんの仕込み時間も考えたら全然割りにあわないそうです。

多分この雲丹も手間とかはないけど仕入れ値がぶっ飛んでるので都内の高級鮨屋でもなかなかお目にかかることはできないと思います。

それなのに一度食べたら舌は正直で雲丹だったらそれをまた欲します。

もうレベルが違いすぎるんです。まさに「雲丹界のローランド」。そういえば本家は最近見なくなってきた。

スクリーンショット 2020-11-20 13.37.33

先ほどミョウバンのことを軽く言いましたが

本当に最高級のおいしい雲丹ってミョウバンを少量使うんですってこれは知らなかったです。驚きでした。そうなの?とミョウバンを使わないのがおいしいとされる雲丹に関する世界の絶対的正義だと思ってましたから。

多分そう思ってる人は数多くいると思います。雲丹が苦く感じるのはミョウバンのせいでミョウバンを使った雲丹なんて高級料理店で出てくるのはそぐわないという思い込み。

ところが日本一のここの雲丹もミョウバンを使ってます。

なんでミョウバンが騒がれるかと言うと味をごまかすために大量に使われる場合は

そもそももともとの雲丹がおいしくないから。いわゆるごまかし。鮮度も質も良くない雲丹にミョウバンが多く使われる傾向が強く。おいしいウニの世界ではミョウバンが悪の権化のような存在だった。

実際はミョウバンはほとんど無味なので少量なら雲丹そのものがおいしければ味に影響はあまりないそうです。

本当に最高級のおいしい雲丹はミョウバンを少し使ったところで最高においしいってことです。

だから保存面のことも考えて少量は使われる。

実際身をもってミョウバンが使われたこの最高級雲丹を食べて体感してるので

僕はこの説に納得しています。

体感するのが一番手っ取り早い。

記憶力に難のある妻もこのうにに関しては今まで食べてきた雲丹と別物だと言います。普段何を食べたかほとんど覚えてないのにあそこの雲丹は今まで食べたことのない美味しさだったと。まぁこの雲丹がどれだけ高くて希少価値が高いかは分かってないみたいですが。

鮨屋のうに

この画像には隣にひとまわり小ぶりの(実際は小ぶりじゃないんですが)小川のうにが写ってますがここもめちゃくちゃ製造にこだわっていてその工程が下のリンクから見れますがやはり少量の希釈したミョウバン水を使ってます。

下の記事にその他の最高級の雲丹がいくつか紹介されてますがこの記事の中でもこれらの最高級雲丹にはミョウバンが使われていることは書かれてます。

そして記事を見るとはだてのなまうにが初セリで最高30万円と書かれてます。驚愕の値段です。

その他この中で出てくる小川のうにと同じ浜中産の平川水産のうにですがなんと天然ものよりも養殖の方が2倍高いという驚愕の事実。なんでも天然がいいという訳じゃないんですよね。

スクリーンショット 2020-11-20 14.33.16

なぜ浜中産の雲丹は天然よりも養殖のほうが高く支持されているのかはこのサイトを見れば分かります。読めば納得です。

このように僕は好きなものやことへの好奇心や探究心が人一倍強い。いやむしろ雲丹はそんなに好きですらないけど気になってしまう。

明日のディナーもですが半個室の席もある中で夫婦でカウンターに横並びでいろいろと調理を観察しながら楽しもうとカウンター席を予約しました。これはだいたいカウンター席がある店ではいつもカウンターで横並びを選択します。

カウンター越しに時には大将の言葉に耳を傾け、調理の邪魔にならないように軽く質問したりしてディナーを楽しもうと思ってる。今回はコロナもあるのであんまり喋れないけど

どうせなら年に1度の大奮発だからおいしいものを食べる意外にも何かを得たいです。ちょっとした豆知識でもなんでもいい。自分の興味に引っかかるものを。

このような好奇心や飽くなき探究心は株式投資においても自分の最大の長所で最高の武器だと思ってる。

たまに行く一流店でも常日頃から

この付け合わせの意味は色を足すため以外にどういった効果を狙ってるのか?とか

このネタだけ赤酢のシャリを使わないのは何故か?とか

ついつい色々と相手の狙いなどを考える癖がついている。その道を極めた一流の職人の所作やその人の作るもの全てには無駄や迷いがなく言われれば当たり前なんだけどなかなか素人では気づけない一流になれた要因や何か学ぶべきものがあると思ってる。

こういう癖があるくらいだから投資先企業のことを見る際も5W1Hを常に気にしてその数値の裏にあるものをなんとか見つけようとしてます。

ああ何%増益の良い決算だったなぁでは終わらない。

むしろ表面的な数値の裏に潜んでるものこそ投資するのに際して価値があるんじゃないかと思ってるくらいで。

WHAT 何が今後の成長ドライバーとして期待できそうなのか?
WHEN いつそのニュースは業績に寄与するのか?
WHO 誰が目先のライバルになりそうなのか?
WHICH どこの地域が今後の事業展開でキーになっていきそうなのか?
WHY 何故この分野の成長が鈍化し始めたのか?
HOW どうやってこの先黒字化を目指そうとしているのか?

例えばWHOだったら人によっては誰がその企業を有望視して投資しているのか?なども気になる人が多いかもしれないですよね。

これの繰り返しと積み上げで

株価じゃなくその企業そのものへの価値への気づきにつながりやすい。

こういう作業で培った土台は強固でちょっとくらいの暴落ではびくともしません。

こういう土台を持てば握力なんて鍛える必要なんかない。

こういった知識や企業への理解が進んでいけばHOLD力は勝手に強まる。

握力を鍛えるんじゃなくて握力なしでも簡単に揺るがない自分のその企業への理解度と信頼感。

僕はそこを一番意識して個別株投資をしてます。

何も理解を深めるのは全銘柄じゃなくていい。

PFの上位5名柄くらいでも十分です。

自分もPFのお宝枠とかは入る時くらいしかあんまり深く調べません。むしろあんまり調べずに入ることもしばしばあるくらい。


今回は以上です。

基本的にずっと無料で記事は公開します。 サポートは不要です。完全無料でお楽しみください。