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ブックレビュー

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読んだ本の感想を書いています。読む本を探すときなどの参考にしていただければと思います。
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2022年5月の記事一覧

これが人文学の魅力か!【「知の技法」入門】【読書メモ】

基本情報タイトル:「知の技法」入門 著者:小林康夫、大澤真幸 Amazonリンク↓ なぜ読んだ?図書館でNDC002のコーナーをまわっていたときに発見した本。対談形式で「知」について考えられる面白そうな本だと思い、借りた。 感想総論人文系の知の魅力がすごい伝わってきた。文系の大学2年生くらいが読むととても感動するかもしれない。 感想各論(読書メモ)一人の人の全集を読む 社会の仕組みの全体像を書いた本としての『資本論』→近代社会の全体を相対化 歴史的にも社会的にも一つ

「難しい」「わからない」は大事か?【教養主義のリハビリテーション】【ブックレビュー】

なぜ読んだ?小林康夫・山本泰編『教養のためのブックガイド』を読んだことをきっかけとして、「教養」とは何なのかを考えるようになった。 そのような心理状態で図書館をさまよい、この本を発見した。教養の歴史および未来について知見が得られそうだと感じたため、読むことにした。 基本情報タイトル:教養主義のリハビリテーション (筑摩選書) 著者:大澤聡 Amazonリンク 感想総論教養について、読書について、大学について、教養主義の歴史について、メディアについて、現代の「知」について