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ストリートスナップのお作法

まず自分が“ストリートスナップ”という概念を知ったのがカメラのパンフレットや雑誌の“作例”写真から。
そこから森山大道さんやハービー山口とかの“作品”を通して触れるようになった。

今やInstagramやTwitter、ここnoteでもいろんな方の“ストリートスナップ”を目にする機会が増えてきてるな、と思う。

事務所の許可とってから撮影してニャッ ニャニャッ

俺が写真を始めたキッカケは子供が産まれたから。子供の成長の記録を残そうと思ったから。
そして家族の“ポートレート”を撮って、旅行にいけば“風景写真”、“自然写真”、“食べ物写真”、、、
子供の学校のイベントと観光地で記念写真を撮る時ぐらいだったよね、背景に、他人が映り込む写真ってのはさ。

その撮影スタイルの延長として、“ストリートスナップ”に行き着くのもわかる。俺の場合だと、例えば近い将来に、子供がすっかり大きくなっちゃって、もうカメラで撮らないで!変態!とか、言われたとする。しょうがないから奥さんにカメラ向けても背を向けられる。
俺に撮ることを許されるのはネコ🐈ちゃんと自然風景だけか、、、
みたいな事態はとても寂しいだろう。せっかく機材もアレコレ持ってるのにね。

じゃあ、街に写真撮りに行くか!ってなるよ。
今の俺もたまにストリートスナップいくけど、それは子供が小学生になって、平日は遊んでくれなくなったからさ。俺は休みが不規則だから平日休みもちょくちょくあるのだ。

ストリートスナップの魅力、、
建築、自然、風景、道路、ビル、商店街、飲屋街、アーケード、街路樹、車、自転車、、、、
いろんな素材に溢れてるし、自分の生活圏を飛び出たところだからとても新鮮でシャッターが捗るよね。

もちろん、街中で写真を撮れば、他人も風景の一部になっちゃう。
ひと通りが多いところで、人並みが途切れるのを待つのは現実的じゃないし、スマホでウェーイって記念写真とってる若者といるから、それがカメラに置き換わってる、だけと思えば、いいか、と思う。
でも、おれが考える大事なことは、その写真において、無数の他人はあくまで、個が識別できないように撮ること(現像すること)が必要だと思う。

だって今の時代、写真なんか、いくらでもネット上にばら撒けちゃうじゃない?
カメラに興味ない通行人だって、そこんとこはみんな理解してて、街中でカメラ手にしてると、やっぱり警戒されてるような気がする。
私を撮るなよ おれを撮るな なんだあいつ?
カメラなんか持ってやがる!? 
やだ!盗撮魔!ヘンタイ!ちょっと警察きてください、、

みたいな幻聴すら聞こえてくる。
俺、考えすぎかしら、、、?
だから、なるたけ警戒されないように、街中では、あえて“観光客”を装ったりする。リュックに、手にはパンフレット、みたいな、というのは冗談だけど、ストリートスナップにおいては、ある種の“お作法”は必要だと思うんだわ。

①顔は個人が特定できないようにする
②服装も、同様
③他人に見られたらやだな、思ってるところは取らない⇨男性の薄毛、背が低い、高い、等

この三つのお作法はおれがストリートスナップにおいて絶対に守るべきものと考えてる。
だから引きで撮ることが多いね。

先にあげた有名写真家じゃない、われわれ素人で、ただの写真好きは、あくまで、通行人と対等の関係。そこをよく理解する必要がある。
お互いのマナーと、程よい距離感、これ大切。

じゃないと、線路上で大騒ぎする一部の撮り鉄野郎と同じで社会問題になったら街中でカメラ出せなくなっちゃうぞ!!!!!!ここ大事ね。

一般的に、道歩く通行人には、その写真が原因で被害を被らない限り、肖像権問題は発生しないので、これに該当しなければ基本的には自由に撮っていい、とは言われているが、それは法律上の話であって、慣習法ではない。どこまでも、われわれ素人写真好きは、ストリートスナップを撮る限り、通行人に対する、そこの住人たちに対する、最低限のマナーが必要なんだ。なんだったらタキシード着て、名刺だって配ってから撮ったっていいくらいだ(嘘)

ちょ、引き出し開けないでもらえますニャ?プライバシーの侵害ですニャッ



あと撮り散らかした写真、ではなく、ストリートスナップ、という作品、として大事にするならば、次に挙げるポイントも重要だろうと思う。というか撮影マナーの問題でもある。ちなみに偉そうに言ってるが俺は素人です。サーセン。

1.看板や標識など、言葉がストレートに映り込まないこと
→これは、写真という作品の中に、“言葉”例としてお店の名前とか、道路標識とか、場所が特に限定的に特定されるような写真は、作品のもつ芸術性みたいなところから離れすぎる恐れがある。もちろん、ご当地紹介とか、観光地案内、とかなら全然オッケーと思う。でも、一見、硬派でおしゃれなストリートスナップを謳っておきながら、看板が丸っと映ってると一気に現実に引き戻されるし、素人くさいな、と思ってしまう。お店の名前のほかに、電話番号とかまで書いてあったり。タウン情報の写真じゃないんだから〜。これはとある人のストリートスナップより気になった点。

2.他人の生活感がやけにリアルに撮れすぎてる。
→これも、とある人のストリートスナップだったんだけど、バラック小屋の古ぼけた、まぁ、味のある長屋みたいな集合住宅の写真で、蔦が伸びたりして、撮りたくなる気持ちもわかるけど、建物全体が写ってて、場所が特定できるし、しかも、そこにはそこの住人の干してあるボロボロの洗濯物も写ってる。いや、ちょっとまてと、それは自分だったら撮られたら嫌じゃない?考えるべきと思うね。もう少し寄りで、とか引きでとか画角、構図でいくらでも調整できると思うんだがね。

3.若い女性が、明らかに構図の中央で、ピントも来ており、服装がミニスカート、または制服、やけに色気のある後ろ姿。を75mmくらいの中望遠で撮り抜いている。いや、これはストリートスナップじゃなくて、盗撮でしょ!しかも後ろ姿。そんな写真を、その方は大量にアップしてるのよ。本人は、良い機材で良い写真が撮れた〜って喜んでるんだけど、それはキモいから!!
それ、撮られた人がみたらどー思う?ってことはよーく考えたほうがいい。
後ろ姿で撮るってことは、正面がいく勇気がないんでしょ?ダッセーなと思う。そこまで構図の中央にデカデカと女性の背中うつすんなら、堂々と正面から行けや、と思う。後ろ姿が余計に盗撮感を醸し出している。その人に言いたいけど言えねー、だってnoteにいる人だから、、、、。

以上、書き散らしてすみません。
言いたかったこと.、考えてたことまとめてみました。
ストリートスナップは、とても楽しいジャンルで、ますますの発展を祈っております。
皆さんのご意見もすごい聞きたいのでぜひ、コメントあればお願いします🤲🤲🤲

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