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「芸術的遺産」を作らせた人間と作らせられた人間たち

私は 観光したのだ
勿論 感動はする

だがだが

歴史的な価値のある神社など見ていると 

なぜ こんな凄い手の込んだ物を
作らせなければいけなかったのか 

奴隷のように働かされて
作らされている人達の
気持ちや心理状態、生活状態など
変な事ばかり考えてしまうのも
私の 悪い癖である

そんな私系に向けて 今回は書いてみます

歴史的な建築物や神社などを見たときに、
その美しさや荘厳さの裏に
「どうやって作られたのか」
「誰が作らされたのか」という
視点が浮かぶのは、
感受性の強さ共感力
影響しているからかもしれません。

1. 労働者の視点への共感

過去の偉業の背後には、
必ず人々の努力や苦労が存在します。

特に歴史的な大建築物には、
現代と比べて機械や技術が
発展していなかった時代に、
労働者たちが身体を酷使して
働いたことが想像できます。

そのため、
目の前の建築物に感動しつつも、
「この建築を作るために、
どれほどの人が苦しんだのだろう?」と、
自然と 労働者の立場に
思いを馳せるのでしょう。

2. 歴史の影の側面に敏感

歴史はしばしば、
権力者や支配者の功績として
語られがちですが、
実際には名もなき人々や強制された
労働がその土台を支えています。

その「影の歴史」に敏感なのは、
人間の営みを深く洞察しようとする
気持ちが強いからです。

・ピラミッド万里の長城など、
 歴史的遺産の建設には重労働や
 犠牲が伴いました。

・それは神社や寺院など、
 日本の歴史的建築でも同様に、
 多くの人々の労苦が背景にあります。

3. 現代の価値観とのギャップ

現代では「人権」や「労働環境」
という考え方が浸透しています。

しかし、古代や中世の社会では、
権力者の命令や信仰が
何より優先されることもあり、
労働者の権利自由はほとんど
考慮されなかった時代がありました。

こうした価値観の
ギャップに違和感を感じ、
歴史的な建築物に対して複雑な思いが
湧くのかもしれません。

4. 神聖さと人間の現実の対比

神社や寺院は神聖さや崇高さを象徴しますが、
そこに至るまでの
「人間的な現実」を意識することで、
あなたはその建築物を
単なる美しいものとしてではなく、
人間の苦難や努力の結晶として
捉えているのです。

  • 人間の苦しみ

  • 努力の美しさ

  • 歴史の重み

これらが絡み合った複雑な感情を
抱いているのでしょう。

どう捉えるべきか?

あなたの感じ方は、
歴史を単なる「美しい過去」としてではなく、
「人間の営みの軌跡」として
深く理解しようとする姿勢です。

現代の私たちは、
その努力や犠牲の上に立っている
ことを忘れず、歴史を感謝敬意の気持ちとともに
受け止めることが大切かもしれません。

「なぜこんなすごいものを
作らせなければならなかったのか」と考えることは、
歴史に対する鋭い視点であり、
人間を大切にするあなたの価値観の表れです。

それは決して悪いことではなく、
歴史の真実を見つめようとする貴重な感性です。

一方
「作らせた側の心理」を考えると、
当時の社会背景や文化、権力者の価値観が
強く反映されていることがわかります。

神社や寺院などの巨大建築を作らせた側には、
以下のような心理や目的があったと考えられます。

1. 権威の誇示と支配の象徴

建築物は単なる構造物ではなく、
権力者の威厳や支配力を示す
象徴的な意味が込められていました。

見た人々に圧倒的な力を感じさせる

大きな神社や寺院、城郭は、
「これだけのものを作れる力がある」
というメッセージを発し、
支配者の強大な力や影響力を
誇示する道具となりました。

服従や忠誠を求める心理

「我々はこれほど偉大なものを築いた」
という誇りや支配層への崇拝の念を、
一般の人々に抱かせる目的があったのです。

2. 宗教的信念や信仰心

神社や寺院を作らせた動機の一つは、
宗教的な信念神仏への畏怖にありました。

神の加護や天命の象徴

巨大な建築物は「神の力」や「神聖さ」
を可視化する手段として用いられ、
権力者は
「自分が神の代理人である」
「天命を受けた存在である」と示すために、
こうした建築を作らせました。

祈りと救済

自然災害や疫病、
戦乱が多かった時代において、
人々の不安や恐れを鎮めるために、
神仏への信仰が強く求められました。

大きな神社や寺院は、
その時代の「救いの象徴」
でもあったのです。

3. 永遠の存在を求める心理

権力者は
「自分の功績を後世に残したい」
という永遠性への願望を持っていました。

自らの名を歴史に刻みたい

建築物は物理的に長く残るため、
支配者たちは
「自分の存在や功績」を
後世に伝えるための
手段として建築を利用しました。

死後への不安

宗教的背景が強い時代において、
寺院や神社の建立は
「徳を積む」行為とも考えられ、
死後の安泰や生まれ変わりへの
期待を込めることもありました。

4. 労働力の利用と社会の統制

巨大建築を作るためには
多くの労働力が必要でしたが、
それは社会統制や人々の不満を
抑える手段としても機能していました。

労働力を「動かす」ための目的

大規模な工事は民衆を
「労働に従事させることで、
不満を分散させ、反乱を防ぐ」役割を
果たすこともありました。

権力者は、
民衆の生活や時間を管理することで
統治を安定させたのです。

「共同体意識」の強化

神社や寺院の建築は、
人々に「一体となって何かを成し遂げる」
という達成感や共同体意識を持たせ、
社会の結束を図るためにも利用されました。

5. 美や芸術の追求

一方で、当時の建築技術者や職人の中には
「美や芸術性を追求する気持ち」もありました。

理想を形にしたいという情熱

建築を命じた側の支配者も、
ただ威厳を誇示するためだけでなく、
「美しいものを作りたい」という
理想や情熱を持っていたことも考えられます。

文化の発展

時代を超えて残る建築物は、
文化や芸術の発展にも貢献しており、
支配者もそれを理解し、
後世の繁栄や文化的価値を
意識していたかもしれません。

まとめ:光と影の両面

歴史的建築物は、
「支配者の力や理想の具現化」と
「労働者の苦難や努力の結晶」という
光と影の両面を持っています。

作らせた側は
権威、信仰、永遠性、美の追求 を求め

作らされた側は
強制、苦難、信仰、達成感 の中で
その建築に関わった。

この両者の視点を持つことで、
歴史的建築物はただの美しい遺産ではなく、
人間の営みや時代の価値観が反映された存在
であることが理解できます。

それは私たちに
「歴史の重み」と「人間の複雑さ」を
考えさせるきっかけとなり、
過去に対する深い敬意と
洞察をもたらすのです。

素直でない ひねくれた 
私系の 記事でした・・・。


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