見出し画像

アイデミーのバリューに「Top Speed」が新たに追加されました!

2022年6月1日に新たなValue「Top Speed」が追加され、全部で4つのValueになりました。2022年6月1日から、アイデミーは第9期目を迎え、節目となるタイミングです。

Aidemyの「4つ」のValue

2020年に制定した、3つのValueの制定背景は、以下のブログをご覧ください。

このブログでは、新たなValue「Top Speed - 爆速、その先の成長」を制定することになった背景・プロセス・想いなどについてまとめていきます。

1.新たなバリューが必要となった背景

新たなバリューが必要になった前提として、現状のアイデミーのスピード感に課題を感じていたわけではありません。2022年5月時点でも、すでにスピード感を持って動けている矜持があります。

しかし、もともと自分の中で迷った時に優先する価値観の一つとして、「スピード感があるか?」を大事にしていました。お客様の満足度とコミュニケーションのスピード感は比例するという実感もありますし、社内のコミュニケーションでも同様です。face to faceだけではなくオンラインでのやり取りが多くなったいまだからこそ、頻度高いコミュニケーションを心がけたいと思っています。

そして、アイデミーのメンバーも、ベンチャー企業で働くことを選ぶ検討の過程で、スピード感を持った働き方に対しての関心が強いように感じます。さらに、アイデミーの事業領域は先端技術やアジャイル(アジリティ/機動力もった)開発です。事業領域的にも、大事なのはスピード感です。

しかし、既存バリューの制定背景などを再度見直しましたが、スピード感についての議論がありませんでした。おそらく、当時から空気のように意識されていた価値観であったので、あえて言及しなくても良かったのかもしれません。スピード感への期待をClient Firstへ包含することもできますが、対顧客とのコミュニケーションだけに限定されないバリューにすべく、独立するのが好ましいと感じました。暗黙のうちに意識している価値観は、コンテキストとして曖昧にするのではなく、言語化して年度の切れ目で新たなValueとして追加すべきだな、と。社外/社内関わらずレスのスピード、アウトプットのスピード、新たな技術との接点を持つスピード、をぜひ意識するFY2023にすべく、新たなValueの制定に踏み切りました。

2.バリューの制定プロセス

前回のバリュー制定のプロセスでは、メンバー全員でSlack/Google Jamboardを使いながらバリューについてディスカッションしました。今回も、このプロジェクトに協力いただいたメンバー約30名ほどで、Miroを使ってブレインストーミング・ディスカッションしました。

ブレインストーミングのテーマは、以下の3つです。

①「スピード感もった働き方」とはどのようなものですか?
②「スピード感もった働き方」の先にどんな幸せな未来が待っていますか?
③「スピード」を表す他の言葉を考えてみましょう。

ワークショップでの問いかけテーマ

①は、「スピード」の理解を合わせるための問いかけです。②は、「スピード」は「手段」としても捉えられるので、その先にどんなゴールを目指すのかも併せて言語化を目指すものです。③は、コピーライトのために皆さんのインスピレーションをいただくものです。

まず、問いかけ①「スピード感もった働き方」とはどのようなものですか?の結果です。

①「スピード感もった働き方」とはどのようなものですか?

「自分の速度を上げる」「相手を待たせない」といった、仕事の速度に関する言及が一番多かったです。「即断即決」「すぐできることはすぐやる」といった動き方は、"言うは易く行うは難し"かもしれませんが、常に意識したい考え方です。

さらに、計画性・頻度の高さ・アジャイルといったキーワードも出ました。あくまでこのValueは計算ドリルを解くことの早さを目指すものだけではないと思っています。むしろ、アウトプットを小刻みに出して、ズレが無いかこまめに認識を揃えることで、間違えたベクトルで努力していることを避けるという動き(アジリティある動き!)も大事なポイントです。

次に、問いかけ②「スピード感もった働き方」の先にどんな幸せな未来が待っていますか?の結果です。

②「スピード感もった働き方」の先にどんな幸せな未来が待っていますか?

「信頼」「チャンス」「生産性」といった仕事に関するフレーズだけでなく、「健康」「Work Life Balance」「笑顔」「爽快感」といった自分自身のウェルビーイングに関するフレーズが見受けられました。

「スピード感もって働く!」を強調しすぎると、昭和のブラック企業的な「365日24時間働く」「休みの日も即レスする」「仕事>>>家庭」といった雰囲気を感じてしまう方もいるかもしれません。ただ、アイデミーの場合は、あくまで自分自身の幸福を追求した上で、サステナビリティもった働き方を目指していきたいです。

その上で、私は「成功も失敗もたくさん経験できるので成長できる」というポストイットがすごく心に刺さりました。実際、アイデミーの事業領域を選定した背景には、「成長できるマーケットなのか?」という選択軸がありました。なぜデジタル領域の成長が速いかを考えると、ムーアの法則で語られているような日進月歩の技術的な進捗の速さがあると思います。「成長」と「スピード」は表裏一体と思い、「成長」というキーワードを是非Valueのなかに落とし込みたいと思いました。

最後に、 問いかけ③「スピード」を表す他の言葉を考えてみましょうの結果です。

③「スピード」を表す他の言葉を考えてみましょう

いろんなキーワードが出ました。個人的には「ハイコンテキスト」というグルーピングがツボでした(笑)

いただいたインスピレーションをベースに私のほうでたたき台を作り、役員間でも議論して最終ブラッシュアップしました。

役員間での議論

3.最終的なバリューに込められた想い

最終的にブラッシュアップされたバリューは以下の通りです。

Top Speed - 爆速、その先の成長
スピード感ある判断・行動を通じて、高い成長性を実現しよう。

新たなバリュー

まず、フレーズは、他の3つの表記を合わせ、英語+日本語とすべく「Top Speed - 爆速、その先の成長」としました。「覚えやすい表現」「口にしやすい表現」を意識しています。Top Speedという言葉は、日本語・英語ともに使われる表現ですが、Valueで扱われることのレアリティが高く、イメージも湧きやすいのでいいだろうな、と。

続いて、「爆速、その先の成長」と補足しました。他のValueは少しエレガントな言葉を選んでいますが、お客様のために泥臭く動くこともあるので、あえて背伸びをしすぎない、少しヤンチャなフレーズを選んでみました。

そして、爆速の先には成長がある、と。個人、会社、お客様、そして社会、全てのステークホルダーが成長して、未来の世代により良い世界を残したいという願いを込めています。まさしく、「先端技術を、経済実装する。」というミッションとの親和性も高いValueになったと思います。

最後に、Value全体の並び順は以下のようにしました。

1. Client First - すべてはお客様のために
お客様に最高の価値を提供し、期待を超えた感動を追求しよう。

2. Top Speed - 爆速、その先の成長
スピード感ある判断・行動を通じて、高い成長性を実現しよう。

3. Scientific Mindset - 科学者たれ
事実やデータに対して素直に向き合いながら、常に挑戦しよう。

4. One Aidemy – 信頼と尊敬
ミッションを達成するために、全員の力を合わせよう。

4つのValue

まずは「Client First」です。Firstとついているフレーズなので、1番目におきました。続いて、新出の「Top Speed」を置きました。Top Speedで動くことは、(自分自身や自社の成長にも寄与しますが)お客様への成長にもつながると思い、Clientとの親和性が強いValueだと思います。続いて「Scientific Mindset」「One Aidemy」を置きました。自分自身、そしてチームについてのValueを、組織の土台として位置づけたいと思っています。

おまけ:このnoteを公開した2022/6/10は創立記念日で、9年目に突入しました!

アイデミーでは積極的に人材を募集しています

アイデミーでは積極的に人材を採用しています!DX/AI/ESGなどのテーマに特化し、「先端技術を経済実装する。」をミッションとして活動する東大発のスタートアップです。アイデミーはデジタル推進変革パートナーとして、デジタル人材育成を通じた組織の土台づくり、システム・ソフトウェアの内製化支援を行っています。

2020年1月に8.3億円の資金調達を行い、ダイキン工業さん、古河電工さん、KDDIさん、テクノプロさん、といった日本を代表する企業さんと資本業務提携をしながら、社会変革に挑戦しています。全職種で積極採用中です!以下の採用情報の「私たちは仲間を探しています」もしくは「Wantedly」からぜひお声がけください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?