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プロフィール

AKIKO TAKEMOTO  /  竹本晃子(竹本 明子)
画家・イラストレーター・グラフィックデザイナー

デザインスタジオバンブー主宰
協同組合 日本イラストレーション協会(JILLA)副代表理事

ヘアデザイナーからイラストレーター&デザイナーに転身。理美容師の経歴を生かし、イラスト、グラフィック、プロダクトデザインの他、家電や化粧品等のパッケージ&取説等を多数手がける。
イラストは、食べ物、人物、動物、日本の名産・名所・大衆演劇の衣装などアナログ~デジタルまで幅広く対応。

また、美容師として多くの女性と接する機会を得た経験を活かし、女性独自の視点で描く現代美人画を、国内、海外に作品を発表。フィレンツェビエンナーレ2003にて日本人初入賞(ミックスメディア部門5位入賞)ほか、国際展受賞多数。

私について

高校卒業後、18歳から美容師として働き、20歳で結婚&長男を出産。紆余曲折の数年を経て、24歳の誕生日を目前に長女を出産。

以降、美容師として勤務しながら、趣味で美容室の手描きPOPやチラシなどを担当しておりました。

ある日、店内POPをきっかけに美容室のお客様からお仕事(大手メーカーの取説カット)の相談をいただき、それを機にイラストレーター&デザイナーとしても活動を開始。

私の実家は「親族一同が理容美容関係」ということもあり、二足の草鞋に周囲は大反対でしたが、もともと美大に進みたかった人間ですので、いただいたチャンスを活かさない手はありません。

大反対の中で二足の草鞋を履き続けるために、美容業・クリエイター業(イラストレーター&デザイナー)はもちろん、母親業は「意地でも子育ての手は抜かない」という掟を作りまして、子育てしながら昼夜働くというなかなか斬新な?生活がはじまりました。

子育て時代の私のルーティン

当時の私のルーティンはこうでした。
美容室で仕事▶︎保育園のお迎え▶︎食事▶︎お風呂▶︎子供と遊ぶ時間▶︎読み聞かせ&寝かしつけ▶︎子供が寝たら這うように起きてイラストやデザインの仕事▶︎少し寝る▶︎起きる▶︎保育園に連れて行く▶︎美容室で仕事

若かったとはいえ睡眠時間がめちゃくちゃで、命の危険を感じる時さえありましたので「美容業を辞めようと思う」と親に話しに行きましたが、案の定、親から猛反対をくらいまして、私に「美容師を辞める」という選択肢は無くなりました。

でも、10年遠回りしてやっと掴んだクリエイティブ業は辞めたくない....

「みんなが幸せになるには?」

色々考えた結果、美容室勤務を辞め、独立開業することに決めまして、28歳(だったと思う)にヘアサロンを開業しました。

仕事場には、奥にキッチンも作り、子供たちがテレビを見たり、遊んだり、食事をしたり、眠ったりできる部屋を作りました。
お店を開業すれば、親は大喜び。

ヘアサロンのオーナーになれば、私が毎日朝から晩まで美容室で働いているかどうかはいちいち報告しなければいいので、これでみんな幸せ(笑)
あとはしっかり働いて、開業時の借金を返すだけw
(10年でちゃんと返しましたよ〜)

食べることは生きること

ヘアサロン開業後は、最初ある程度お客さんをつけるまで(5年くらい)は毎日朝から晩までお店に入りましたし、夜はイラストやデザインをするという相変わらずめちゃくちゃな生活をしていましたが、自身への掟を守り、外食以外は出来るだけ「手作りの晩御飯」を「子供と一緒に食べる」ことは続けてきました。料理は、一緒にご飯を作るなどして「生きていくための術」を教える機会でもありました。食べることは生きること。ご飯が美味しいと笑顔も増える。

夕食&デザートタイムは、1日の出来事など話しながら、子供の成長や、心身の状態を確認する大切な時間なので、食事後の2〜3時間はなるべく子供達と過ごしました(納期に追われている時は例外)。
家族揃って一緒に食事しようと思うと、こっちは仕事だし、向こうは塾や習い事があるしで、20時や21時になるんですがね。
でも、別々で食べるよりは、少し遅くなっても家族が揃う食卓が良いので世間の常識というものには過度に捉われないよう心がけてきました。

そんなこんなで、美容室を開業して26年になります。(2021年現在)
今では、デザイナー&イラストレーターとして働いている時間の方が圧倒的に多いです。

子供たちは無事成人し、晴れて自由の身!?

子供達が家を出たら「好きな仕事を好きなだけ出来る〜!」と思いましたが、そんな夢の時間は半年か1年くらいだった気がします(笑)

世の中はうまく出来ているというか、
そう簡単に楽させないように出来ているというか...w

子供たちも順調に社会人となり、結婚・出産をいう人生のイベントを迎えまして。
彼ら(子供たち)は勤め人なものですから、産休、育休、産後はもちろん長めの里帰りがありますし、チビたちの発熱時はどうしても「在宅勤務の多い私がチビたちを預かる」というパターンで、まさかの子育て2ターン目?に突入しております。

チビたちはとても懐いてくれているので、最近は2ヶ月に一度くらいのペースでチビたちだけでお泊まりに来たりもします。女子が三人揃うと「かしましい」とは聞いてましたが、ほんと、やかましいったらありゃしないw
でも、自分の子育て時代を思うと、つい、我が子の子育てを助けてあげたいとも思ってしまうのですよ。

それはそれで大変なのだけど、子守の傍、個人作品の題材(モデル)として活躍してもらうなど、ギブアンドテイク?で楽しくやらせて貰ってます^^

歳がバレるからあまり書きたくなかったけど、経歴はこんな感じ

1992 美容師として勤める傍、POP・ポスターなどのデザイン活動を開始 
1993 家電や化粧品のパッケージ&取説などを担当
1995 ヘアサロンを開業
1997 デザインスタジオバンブーを開業、イラスト&デザインを本業とする 2001 POP広告公募展(新人奨励賞)
2001 IFA国際美術協会展(入選・努力賞・会友推挙)
2001 第51回デザイン展CHIBA 2001(入選)
2001 初個展 AKIKO TAKEMOTO展(東京浜松町)
2001 第5回エイズチャリティー美術展(STOP AIDS芸術功労賞)
2002 作品集「AKIKO TAKEMOTO ILLUSTRATION」出版    
2002 第6回エイズチャリティ美術展(毎日新聞社賞)
2003 フィレンッエビエンナーレ2003(イタリア)  ミクスト・メディア部門 5位入賞
2002 インターナショナル ウーマンデザイナーズ エキシビジョン2003 招待出展(韓国)
2002 9.11追悼 国際平和美術展(ニューヨーク)
2002 第7回エイズチャリティー美術展(中国放送賞 受賞)
2004 ノリタケ創業100周年特別記念 陶版アートコレクション(陶版作品の限定発売)
2004 タンゴヤ株式会社 AKIKO TAKEMOTOデザインカットソーを商品化 2006 日本イラストレーション協会 (JILLA) の法人化の発起人となる
2007 フィレンツェビエンナーレ2007に参加(イタリア)
2008 協同組合日本イラストレーション協会 設立。副理事長に就任
2010 FMハイホー(FM81.4)にて、パーソナリティを務める(1年間) 2011〜2015 宮城、福島、山形の避難所や保育園など15カ所で絵を描くワークショップを実施
2017〜病院のデイケア施設でアート教室の講師を務める
2018 テレビ東京 TVチャンピオン 極~KIWAMI~『似顔絵職人選手権!』にて審査員を務める(7/14放送分)
2021 オリジナル花札「美人花札」を商品化
2021 京扇子「藤と時鳥」を商品化
2021 個展 AKIKO TAKEMOTO 水彩展 〜あれから〜(高槻阪急)

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