想像と実物は違う
こんにちは。矢野です。
先週末から京セラ美術館で村上隆の展示がスタートしましたね。
流石日本人のアーティストとして世界でも著名な方といえば必ず名前が上がる方ですし、初日から行列ができるほど注目度は高いようで、しかもなんと学生は無料という大盤振る舞い。僕が学生だった頃にもそういうのやってくれよと文句を一つ言っておきます。笑
もし名前を聞いてもピンと来ないという方もあのお花のイラストを見るときっと「あ〜」となると思いますのでぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
僕も村上隆がどんな人でどんな作品を作ってるかは知ってるんですがちゃんと作品を目で見たことがないのでこれは必ずいこうと思っています。正直個人的に好きなテイストではないですが、現に世界的に認められている方の作品というのを見るのはすごく大事なことですよね。
あと割とあるのが、今って大体のものがネットで検索すれば見れるじゃないですか。
それはアートも同じで検索すれば見れるし、SNSで見た人が写真をあげているなんてことも多々ありますよね。それを見るとあーこんな感じかと納得しちゃって見に行かないということも多々ありますよね。
でも実物の作品を見た時の迫力ってまた全然違ったりするんですよ。
馬鹿みたいな話ですが、単純にデカかったり。僕が写真で一番伝わらないなと思ってるのがこの大きさ、スケールとも言うかもしれない部分で。
例えば僕はスペインでピカソのゲルニカを生で見たんですが、どんな絵かと言うのはみんな美術の教科書で見たことありますよね。そう言う意味では世界で一番ネタバレされてる絵と言えるかもしれません。でも逆にみんな教科書の大きさでしか見たことないじゃないですか。せいぜい壁に立てかけられるくらいの大きさだと思ってるんじゃないでしょうか。
実はあの絵は美術館の1部屋の壁丸々1面くらいの大きさがあるんですよ。
とてつもなくでかい。そしてみなさんご存知の通りあそこに描かれているのは第二次世界大戦中の戦禍のゲルニカです。それが壁1面の大きさで覆われている。目の前にした時にはその迫力に飲み込まれて足が動かない感覚を覚えました。僕が美術・芸術にハマるきっかけとなった絵で、ほとんどそういった世界に興味のない人を一眼で圧倒して引き込むだけのパワーがあの絵にはあると思います。
あれこそ生で見なきゃ伝わらない。
なのでなるべく知ってる気にならずに好き嫌いせずになんでも見に行くということを普段から意識しているわけです。
これをすごく身近で実践している例を挙げると、「普段と違う道を通って帰ってみる」です。
家の近所。もしくは家から職場までの道中。大半の人が毎日同じ道を歩いていると思います。そして家の近所なんて特に全部知った気になっているでしょう。でもいざ普段通らない道を通ってみたりすると実は何年も通ってなかったりして新しい発見があったりするもんです。
よく毎日が短調で刺激がないなんてことを聞きますが、多分そんなに大袈裟なことをする必要はなくて、「いつもより一つ前の駅で降りてみる」「1本通りを遠回りしてみる」そんなことから初めて見ればいいんじゃないでしょうか。
「バタフライエフェクト」なんて言葉もありますから、どんな些細な行動の変化がその後どんな大き変化に変わるかなんて分かりませんからね。
それではまた。
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