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空きテナントは諸行無常

こんにちは。矢野です。

お店をやっていると自然とどこどこに新しいお店ができたよという話は耳に入りまして、本当に毎週のようにそんな話を聞くところです。

これだけの人口に対して、こんなにも業種問わず大量にお店があって大丈夫なんかいなというのは皆さん思うところだと思いますが、そもそもよくそんなにお店を作るところがあるなとお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな中、いつもなら賀茂川からお店に来るのですが、今日は今朝雨が降っていて地面がぬかるんでいるので、くるっと遠回りをしてお店に来ました。
すると何年かやっておられたパンケーキ屋さんとかその他いくつかお店がなくなっていたんです。

そう。
お店を作る場所、テナントなんて言い方をしますが、テナントには当然限りあって、こんなに狭い京都ですから場所なんてそうそうないわけで。新しいお店がオープンするということはそれだけ今まであったお店が閉店しているということです。

東京なんてもっとこの回転が早くて、僕でも半年か1年に一回は仕事等で必ず行きますがその度にお店が変わっている気がします。

新しいお店ができるというのは華やかな明るい話題に聞こえますが、その影では色んな事情のもと閉めるという決断をされた方がいるということ。
僕も含め皆さん自己責任のもとあらゆるリスクを背負ってお店を営んでおられるのでお客さんに対して変に同情してもらいたいなんて気持ちはありませんし、その必要は全くないと思いますが、同じ店を営んでいるものとしては、お店があったところが空きテナントになっているのをみると、感じるものがあります。

もし建物に感情があるのならそんな店の移り変わりをどう思って見守っているのか聞いてみたいところです。

今日もいつも通り営業できることに感謝をしながらコーヒーを淹れたいと思います。


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