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note空想映画劇場 ゴールデン・フェイク

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映画は〝人間〟を描かなければならない。映画は社会を〝批評〟をしなければならない。それが映画に与えられた義務であり、役割だからだ。それ以外の映画は見る価値はない。……フッ、笑わせる…
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2023年12月の記事一覧

【シーズン1終了のお知らせ】

note空想映画劇場ゴールデン・フェイクは諸般の事情(ネタ切れ)につき, しばらくお休みさせて…

高橋陽
7か月前
8

終わりの季節

〇職場は宇宙ステーション  かん高い警告音と同時に、目の前のモニターが赤く染まる。血の…

高橋陽
7か月前
8

留守録

〇A氏、その日常 『今時、連絡手段がメールと電話しかないなんて……。まあいい、連絡をく…

高橋陽
7か月前
6

亡命電子国家 V ~【後編】

〇再び、敷島邸へ  あなたに頼みがあります。もう一度、敷島と接触してほしいのです。我々…

高橋陽
7か月前
3

亡命電子国家 V ~【中編】

〇三年前の出来事 「三年前の日本の議会での出来事です」と李。タブレット見せて言う。「時…

高橋陽
7か月前
2

亡命電子国家 V ~【前編】

〇大使の抗議  中華連邦の劉日本大使は、日本政府の重鎮、敷島の邸宅へと向かう。日本政府…

高橋陽
7か月前
4

あの神を討つのは誰だ?

〇引きこもり生活25年 「サ終だと?」岩田邦夫はスマホに向かって毒づく。 フェッセン皇国興亡史。異世界ハミルトンで繰り広げられる陰謀と裏切りの戦闘アクションRPG。画面をタップするだけの簡単操作で大迫力の戦闘が。その文句には偽りはなかったが……、先へ進むには何かと金がかかる。この敵を倒し後にはどんな世界が待ち受けているのだろう。  それが サービス終了だと! 何とかならんのか。金ならある。金ならあいつらが払う。  クニオ、邦夫。自室の外から両親の声が聞こえる。何やら叫ん