見出し画像

詩の朗読会に行った

 日曜日の午後は詩の朗読会に行った。府内五番街のライフパルのバルコニーで、50人近くが集まった。
 お米が突然上がる。久しく政権交替はない。戦争は終わりそうにない。そんな時でも、詩を書きたい、詩を読んでみたいと思う人が、こんな田舎の町にもいるのだ。
 朗読者は8人、働きながら、介護しながら、病を持ちながら、小さな物語を生み出す人達。

 俳句や短歌は、触れた瞬間に刺さるが、詩は心の中に受け入れる場所がいる。少し空白を作ってあげないと詩は入って来ない。だから面倒なのだ。
 
 朗読会が終わってもどこかに「空白」が残っている気がしたので、友達の居酒屋に寄ったら、ジャズライブをやっていた。おしゃれなボーカルの女性もいる。「ここはニューヨーク五番街ね」と顔見知りに声をかけたり、宮城県の冷酒「綿屋」を1杯。飲んでいるうちに「空白」がいっぱいになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?