勝つ投資 負けない投資
将来のことを考えた投資が、
ごく一般の心得になって久しい。
起業して高収入を目指すことと並んで、若い世代から注目されるのが株式を始めとする投資だ。
しかしそこには成功と失敗がつきまとうのだが、
投資は博打ではない。
失敗があるのは〈資金を投げてしまった〉
ことであって投資ではないのだ。
本書にこんな一節がある
「投機家ではなく投資家になろう」
投機として行動すれば、そこには成功と失敗に別れるし、その勝率を計算してみれば資本力なく投機すること自体が、失敗だとも言えよう。
投資を積み上げたのなら、躓いたり転落することはあり得ず、投資した財の成長速度が低下するかどうかの問題でしかないはずだ。
世に株式の指南書は多々ある。
チャートの読み方を学ぶことも大切だ。
だからと言って、その分野が何物であるのか、漠然としたまま自分の運命を賭けることはいかがなものか。
本書はまさに、投資とは何かを踏まえて、自分の歩く道を照らしてくれる手引きとなる。
個人投資家と、機関投資家、それぞれの雄が協同して執筆した本書は、読者にとって地味ながら確実に最速の方法と、その方法を使える自分の成長を期待できるだろう。
本書を手にとってから5年ほどになる。
お金があるから幸せなのではなく
幸せにお金を使える人生のあり方。
大切に読み返す一冊だった。
入手可
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