11月15日。

ふとしたときに、「あ、この人にLINEしたいな」と思ったときに
その人がいない。

人がいなくなることって、
そういうことなんだ。
ここ数年、なんども味わったことだ。

今日は11月15日、
雨宮まみさんが亡くなって、3年が経った。

個人的なことも含めて、
振り返れば、まみさんが亡くなった2016年はものすごくタフな年だった。

1月に体調を崩して入院、
3月に離婚
6月にAV強要問題で知人が次々と逮捕された
そして、11月にまみさんが逝去した

嵐のような年月を経て、今はようやく凪のような日々もあるけれど
それでもふとこの年のことを思い出すと、
悪い夢のような年だったなと思う。

そして、いまはまるで別の世界に来たように、
ガラリと世の中が変わったことを実感する。
なかでも#me tooをはじめ、女たちの生き方が変わっていった。
それを取り巻く世間の価値観も
螺旋状に、ぐるぐる変わったと思う。
そしてこの3年、この人だったらどんな文章を書くだろう。
なんど思っただろう。

わたしはどうしたいのか。
わたしは何を求めているのか。
そんなことに思い悩む日々は、これからも続く。
そしてそんなとき、少し力を借りようと、
棚にあるまみさんの本を伸ばすんだろうな。

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