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楠公祭で楠木正成公神様に泣かされた

 昨日、湊川神社(神戸市)の「楠公祭本祭」に参列してきた。

 30分くらい前に到着したのに、拝殿のお席が半分以上埋まっててびっくり! 土曜日だし、なんといっても「楠公祭」だもんなぁ。(ご祭神・楠木正成公が湊川の戦いで殉節された延元元年〈1336〉5月25日にちなんでのお祭り)

 ↑ このときは「神嘗祭」だったし、しかも平日だったし、で、わりとゆったりしてたんだけど、昨日はもう、お席ギッチギチ! 立ち見もあり! なんという大人気ライヴ、みたいな!(コラ。笑)

 御神楽のときの巫女さんも、前回より人数が多くて華やか。私は性別「女」ではあるが、華やかな女子は大好物。下心はないけど、シンプルに、美しいなぁ、可愛いなぁ、と愛でるだけで大満足。

 いやらしい話だけど、ご神饌も、なんか前に拝見したときよりも、すべてがメガ盛りだったような。ご神饌に、メガ盛りなんて表現もどうかと思うけど。

 鯛の塩焼き(多分)のメガ盛りが二尾も献上されているのを見て、ああ、あれで一杯飲りてぇな! とか思ってしまったことも、きっと楠木正成公神様には筒抜けだったろう。恥ずかしすぎるが仕方がない。

 拝殿に上がったときしかお会いできない、本殿におわす狛犬さま方をガン見してしまう無礼な私。だって、美しいんだもの。無礼ついでに心の中で、

「あのご神饌、狛犬さま方も、お召し上がりになるんですか?」

 と問うてしまった。お役目として、それはどうなんやろ、とか一瞬思ってしまったのだけど、楠木正成公神様のことだから、きっとまわりにいらっしゃるすべての方々にわけて差し上げてるに違いないよな、と思い直した。

 もしも私が生まれ変わって狛犬になったなら(絶対になれないけどな! 笑)湊川神社の狛犬になりたいとぞ思う。

 1時間以上の長丁場だった「楠公祭」。さまざまな団体の長とか議員さんとかが玉串奉奠をされていた。だから、スーツ姿の方が多かったのだけど、私ったら、いつものように「Tシャツにジーンズ、トング型サンダル」で参拝しちゃってさ。

「もっとキレイなカッコで来ればよかった。可愛げなくてすみません。」

 って、心の中で楠木正成公神様に詫びた瞬間、もう本当に、わけのわからない涙があふれ出てしまって。

 それ、思い込みやろ? って言われるかもしれないけど・・・

「そのままで、じゅうぶん、可愛い!」

 って、言われた気がした。あれこれ考えるよりも、わけのわからない涙の方が、きっと真実なんじゃないかなって思う。

 かねてより、楠木正成公神様にはかなり愛されてる自覚があるのだけど(笑)やっぱり私、相当愛されてるみたいよ?

 などと書き散らかせるこの今の状況には、本当に感謝しかないよな、と思う。

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