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選挙の不正と出口調査

「日本の選挙では不正が行われている!だから出口調査やらないんだ!みんな出口調査なんて出会ったことないだろ!?」
って某SNSのフォロワーさんが言ってたので、「いや調査に協力したことあるよ」と返事したら、名指しじゃないけど「随分国を信用しているんだな」みたいな当て擦りをいわれた気がするので、ここに自分の意見をまとめておく。

不正はあるともないとも言ってない。

選挙の不正はあるかもしれない。ないかもしれない。
真面目に調べているわけでもない私がその件について何か自論を発信するのはちょっと烏滸がましい。
でも、間違った根拠で持論を展開している人を見たら、「そこは違うと思います」とは言うべきだと思う。
普段いい話を聞かせてもらっている相手なら尚更。
なので、ここに書くのは、私が見た出口調査の話。

出会った出口調査内訳

出口調査には10年くらい前に2回、今年1回出会った。
私が行く選挙会場では文字通り出口で一人、回答用紙をバインダーに挟んだ人が待ち構えていて、投票を終えた人に協力をお願いして、アンケート用紙に記録していた。
今年の1回は私の前を行く人が回答したので、私が回答することは叶わず(回答したいんかい!)質問内容を確認することはできなかった。
10年くらい前の2回は、いつもの選挙会場で回答した1回と、期日前投票で市役所に行った時の1回。
期日前投票の時は投票をする人が行列を成していて、その量を見込んでか、調査の人も複数人いたと記憶している。
質問内容は、誰に投票したかの他に、支持政党や争点となった政策や政党に対しての評価を尋ねるものがあった。
大阪府の出口調査だからか、維新に対しての評価を問う設問が多かったように思う。

0%開票で当確とかおかしくね?

不正を訴える人がよく「0%でなんで誰が当選かわかるんだよ」って言うのがあるけど、個人的には「0%でもだせるのでは?」って思っている。

Wikipwdiaによると、期日前投票制度は2003年に設けられたとある。
それ以前は、当日選挙に行けない人は不在者投票制度を用いて、投票することになっていたが、投票できる条件が尋常じゃなく厳しくて、「旅行に行くから」がだめなのはもちろん、「多分休日出勤になりそう」ぐらいでもだめで、当時ブラック業界な建設コンサルでぺーぺー社員として働いていた私は前日夜に「明日も出てきてね」と言われたりしていたので、到底不在者投票なんてできなかった。
こんな人がたくさんいたであろう昔に比べると、期日前の投票者数は大幅に増えているはずだから、期日前投票の会場で出口調査をガッツリかければ、選挙前に大勢はそこそこ判明するのではと思う。
今はインターネットの検索ワードやSNSのトレンドなんかもあるし、調査方法の手段も格段に増えている。
そして期日前投票制度ができる前でも開票数%で当確打ってたりしてたのだから、今0%で当確でても「まあ、そんなもんでは?」と思ってしまう。

くどいけど不正はないんだとは言ってない

今不正があるかどうかは私は知らない。
でも、不正は絶対起こらないかと言えば、「いやー、それは楽観的すぎるのでは?」と思うし、集計マシンを導入するのは遠慮したい。
Excelで数量計算書を作った後は、電卓叩いて人力で検算するのが当たり前。
悪意の有無に関わらず、デジタルのポカはマジ怖い。
大事なデータの集計をブラックボックス化するのはアカンと思う。
そして人の目による監視はやはり強いと思う。
だから無関心はアカンのだとも思う。

……こういうことを真面目に書くのはちょっとハズイ。
でも昭和のころの話を話せる人はどんどん減っていくので、何かの形で残しておいた方がいいのでは?とも思う。

昔さあ、中庭に錦鯉飼ってる銭湯あったよね?

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