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妖怪になろう

時々、誰もいない部屋で音が聞えます。

カタッとか、バキッという音です。
見に行ってみると、特に変わった様子はありません。
不思議ですが、害はないのであまり気にしていませんでした。

その話を友人にしたところ、「ヤナリかもしれない」と言われたのです。
「ヤモリ?イモリの仲間?」
「ヤナリ。家を守る妖怪のこと」
初耳でした。

友人の話によると、家はもともと住んでいる人を守る、というエネルギーが働いているらしいのです。
そのエネルギーが弱くなると空間がゆがんでしまい、ネガティブなものが入ってきてしまうとのこと。

そのゆがんだ空間を直しているのが『家鳴り』という妖怪であり、空間を元に戻す時にバキッという音が鳴ったりする。

そして、家と住んでいる人の状態は常に対応(リンク)している。
住んでいる人の心の状態が安定していれば、家のエネルギーも安定するけれど、心が不安定だと、家のエネルギーも不安定になり、ゆがみやすくなってしまう。

説明を聞いて、なるほどと思いました。

実際に『家鳴り』という妖怪がいるかどうかは分かりません。
(もし我が家にいてくれるなら、とても嬉しいです。)

いてもいなくても、「住んでいる自分の状態が、家に反映される」というのは、納得のいく話でした。

自分が明るくて元気ならば、家も明るい雰囲気になります。

家という大事な空間を、プラスのエネルギーで満たそうと思えば、自分の心がけを良くすればいいのです。

丁寧に掃除をすること、気持ちを込めて料理をすること、笑顔でいること。

自分自身が『家鳴り』になって家を大事にすれば、空間がゆがむことはなくなるでしょうし、もしなったとしてもすぐに修復できます。

自分がいる場所は、自分が作る。

責任感の強い『家鳴り』になりたいと思います。

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