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しきしまパンまつり記

去る2023年1月28日(土)、JR上越線敷島駅前のスーパー跡地(空き店舗)を活用して、『しきしまパンまつり』なるイベントを開催しました。
主催は『敷島駅周辺活性化事業実行委員会』という任意団体で、私も参加しております。

よくある、『廃れゆく我が地元の駅前商店街を活性化しようぜ』のプロジェクトですが、特徴は、保守的群馬の中でも、保守的な過疎地域での、取り組みであると言う事。まぁこの辺の事情は追って。

さて、パンまつりに戻って。

開催のきっかけは、遡ること昨年の8月。

敷島駅前の魅力を高める為に、何があったら良いか?を若者を交えて議論した『第1回シキシマサミット』の中で、私たちの町にはパン屋が無い!美味しいパン屋は人が寄る。という意見が多数挙げられ、パン屋誘致したいね〜、なんて言っていたのがことの発端。
そこから、実行委員会の中で、どれほどニーズがあるのか?一回イベントでやってみるか!パンのイベントと言えば、パンまつりっしょ!市内のパン屋、皆集めちゃおうぜ!

というノリで企画したのが、今回の『しきしまパンまつり』。

結果はというと、、、

当日はバタついてて、私自身全容が見られて居ませんでしたがw 幸いメディアさんに取り上げて頂けたので、当日の様子は記事リンクでご覧ください。

こちらは群馬の地元紙、上毛新聞さんの記事。上毛新聞さんには、私たち実行委員会の動きを初期からウォッチして頂いてます。

朝日新聞さんにも掲載いただきました。

大行列が出来るほど、大盛況だったということで、、、
皆さん、本当にパン好きなんですね汗

正直、運営目線で行くと、予想の2〜3倍近いお客にご来場頂きまして、、、ココまで行くと想定外が多すぎて、パニックだったのが内情です汗。

渋川市内全域からの来場までは予想してたんですが、前橋や高崎などまさか県内広域からとは、、、恐らく前日の上毛新聞さんのLINEニューストップ記事になった影響もあると思われ、恐るべきマスメディア、を体感した1日でありました。

ちょっと、想定外過ぎて、特に日頃パンにお困りの?地元の皆さんに、充分提供出来なかったのは心残りですが、昨夏想定した『美味しいパン屋には人が寄る』は、間違いなく実証された訳です。
ココは前向きに捉えます笑

で、今回感じた大きな課題を幾つか、備忘録としてまとめてみます。

パン屋の収益構造は超問題

正直、パン屋さんはもっと変化して良いと思います。具体的には、単品価格が安すぎる!もしくは値付けが下手。
先日、某スポーツ選手が、ラーメン1杯の値段で話題になってましたが、本当、パン屋も同様だなと、今回実感しました。

 売上=客数×客単価
 客単価=一品単価×購買点数

これは商売する上で変え難い事実です。

本業の商売柄、催事やイベントでの販売機会がそこそこあるのですが、パン屋さんは苦労の割に、売り上げが少なすぎる気がします。早朝から、焼いて売ってしているんだから、1日のイベントでガッポリ稼げなければ、安定して、持続的に、提供し、営業し続けられません。
昨今、消費者も値上げに寛容(とまでは言わないが)な空気があるので、この機会に単品価格の底上げは必要では無いかと思います。身体壊す前に、、、。

その上で、粗利ミックスの原資となる核商品の開発。
馬鹿正直で均一な値付けは、最終的な顧客の為にはなってはいない。と考えるべきです。

ディスタンス問題は戻りつつ

コロナ禍において流行したものに『三密の回避』『ソーシャルディスタンス』がある。言葉としてはもはや標準的に使われるものとなったが、意識的なものはどうか?というと、今回、だいぶ緩和されたかの様に感じました。
今回、会場が思ったより狭い(主催が思ったより狭いとはなんぞや?と、思われるでしょうが、初めての会場はセッティング完了してみないと実際の空間圧は分からないものなのです)状況でした。イメージとすると中規模コンビニくらい。これが人で溢れて、入場制限かける状態になってました。
昨年、一昨年なら、『密だ!』『10人ずつ入れろ!』と自粛警察さんに言われかねない状況ですが、その様な人はわずか(居なかった訳ではない)で、心配な方は各々適度に距離感保って動いてくれていたし、心配無い方はガツガツいくし笑

その辺りの、距離感?温度感?で差が出ているのではないか?というのも今回感じました。そしてその差を許容出来ない人が、、、この先、生きにくくなかろうか?とクレーム聞きながら心配になってしまいましたが汗

ともかく、会場は広いに越したことはないのですが、レガシー施設を活用する事との折り合いは中々考えさせられる事が多いという所です。

さいごに

結局、大した検証は出来てませんが。

パンまつりはもの凄い集客力があるという事と、過ぎたるは及ばざるが如しという事。身体を張って学んだイベントでした。改善して今後の活動に活かしていきます。
こーゆーのは、続ける、次に繋げるのが、ホント大切なので、懲りずに飽きずに頑張ります。

ちなみに、このイベントの個人的な目標は、『しきしまパンまつりなんだから、実績残して、敷島製パンさん(PASCOさん)にも絡んで貰おうよ!』です。

どうですか?PASCOの中の方!100mの行列の出来る地域活性化パンまつり、ご興味ありませんか?
ご連絡お待ちしております笑

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