あちら側か、こちら側か。

賛成か反対か、好きか嫌いか、右か左か。
日々二択を迫られる事はあることだが、私は「あちら側かこちら側か」という表現を使う事がある。
これは別に勢力図で「どちらの側に…」という意図ではない。

日常の表現の仕方や考え方の中で、私はエネルギーを前向きに活用できるのが望ましいと考えている。
最たるものは、不満や不安要素をどう活かしているかという点である。

世界は自分とそれ以外の人で構成されており、他人が関わる事で世の中動いているので、自分の思い通りにできることなどほとんど無い。思い通り出来ることの方が少ない。
予定通り、思い通り、考えた通りに進んだことの方が喜ばしいことで、そうでない事の方が当たり前、平常運転であるはずだ。
しかし、人間というのは欲深いもので(これは漏れなく私にも当てはまるのだが)、予定通り、思い通り、考えた通りに進まない事で不満を感じる。

よく考えれば、図々しいことこの上ない。

しかし、思い通り出来ない事が多いのが当たり前と同じくらい、不満を感じてしまうのも当たり前だと思っている。
人間誰しも欲深いのだから。

でだ。

そこで感じる不満や不安をどう処理するかで、私は、「あちら」と「こちら」の線引きをしている。

ただ愚痴を言う、飲んだくれる、何かに当たる、SNSで発散する。
これ、「あちら側」の人。

次の提案をする、改善策を出す、違う事に生かす、行動する。
これ、「こちら側」の人。

これが私の線引き。

大きな組織や停滞している環境には、あちら側の人が本当に多い。で、さっきまでこちら側にいた人も、気づけばあちら側の人になっている事は良くあるし、あちら側の世界は領土を拡大しようと常に狙っている。
私も、若いころは愚痴ばっかり、文句ばっかり言って、新たな行動もせずに、完全にあちら側の人の時期が長くありました汗

これ、考え方の話であって、
別にあちら側の人が、暴力的だとか、荒れ狂うとか、そういう見た目で避けたい現象になるわけではないのが厄介な所で。
何気に近づいていて、話をしていて、気づけば愚痴話ばっかりになるとか。
あちら側の流れなのです。
領土拡大も甚だしい。

人間誰しも聖人ではないので(多分)、
愚痴を言うこともあるでしょう。
不安を吐き出すこともあるでしょう。

しかし、あちら側とこちら側の線引きを、意識を持っていないと、
気づけば、あちら側に踏み込んだまま帰ってこれなくなるのです。
まさにダークサイド落ちw

これ分かりやすくて、あちら側の人が多い環境は、空気が悪い。
気の流れ、とか、私はよくわからないのだが、とにかく感じる空気が循環していない。だから前向きな空気など生まれない。
それがあちら側の世界。

個人的にはそんな環境の改善策は、2つあると思っていて。

一つは自覚。
自分があちら側に居て、線がここにあって、こちら側には帰ってこれる、一歩踏み出せるのだよ。という自覚。これを促すこと。
でもこれ大変。他人を変えようというのはホント大変。

そこで、もう一つ。強烈な台風。
どんな空気かなんて関係ない。とにかく強烈な風を入れる。
環境がぐちゃぐちゃになって余計なものは飛んで行って、勝手に空気が流れて行って、、、結果残るのは、台風一過の澄み切った空気。
そんな台風を投下(人材を投入)するのです。

だから、桃鉄のキングボンビーも竜巻で飛ばしてくれるのですね笑

私もサラリーマン時代の後半は、自分なりの線引きができたので、あちらとこちらを行ったり来たりしていましたが(意図的に)、これは自分で気づくのは大変なものだな、と思ったものです。

世の沢山いるあちら側の人。
早くこちら側に帰っておいで~w

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