人体のコスモスを破壊する散弾
細胞活動はオーケストラの演奏によく例えられます。
(Xの文章をまとめました)
核の遺伝子が指揮者でエネルギーを作り出すミトコンドリア、タンパク質を奏でるリボゾーム、ゴルジ体…細胞膜はコンサートホール・・・など。
細胞が集まり臓器になり臓器が統合され人間になる。人体は無数の星々からなる空間である宇宙、コスモスとも呼ばれます。
お母さんのお腹で受精卵ができるとその人なりの演奏が始まります。生まれ落ち寿命が続くまでその人なりの演奏が続きます。 美しい生命の音楽の演奏中に、突然閉じられていたコンサートホールのドアが乱暴に壊され遺伝子の散弾銃から無秩序に無数の弾丸がホール内に放たれたらどうなるでしょう?
演奏する団員が倒れるかもしれないし、指揮者に命中するかもしれない。気持ちよく聴いていた観客もパニックになり混乱は必至です。あるコンサートホールはダメになって取り壊されるかもしれないし、持ち直すかもしれない。指揮が違ってしまい残った団員たちが違う音楽を奏で始めるかもしれない
「ああ散弾銃が放たれなければ…遺伝子導入剤で細胞膜に穴を開けなければ…自分の細胞内に銃弾で混乱を起こさなければよかった」と思うでしょう。人体は健気にトボトボと転がっている散弾を拾い集めお掃除して、新しい団員、新しいコンサートホールを作り直し元の美しい音楽を奏でようとします
生き物に遺伝子導入剤で遺伝子導入をするということはそういうことです DNAコンタミ有無に関わらず遺伝子自体が設計通りのものだとしても同じこと 小さな子にまで遺伝子導入を延々とまだやっていることがどんな作業なのか 脳や網膜、心筋などにミクロの無数の銃弾を撃ち込み 僕には信じられません
やがて異物をパトロールし排除しようとする免疫細胞がコンサートホールに集まってきます。異質な音楽を奏でるホール自体を取り壊そうと。その結果起きる全身に起きる自己免疫性の炎症。見晴らしてみるとあちらでもこちらでも異物排除の炎症の火の手が。
このまま作業すると全身を壊すことになってしまう・・・免疫細胞は攻撃をやめて見逃すようになります。その方が体を保てるから苦渋の選択。免疫グロブリンの攻撃をしないIgG4化です
同時に遺伝子導入剤の散弾のカケラが指揮者の抑制を壊してしまうこともあります。指揮棒は最大限最大速度で振られるようになる。
音楽は抑揚と緩急なのにマックス音量で最大速度で24時間「ゾウショク増殖ゾウショク。。。」と演奏し始めます。なんと団員はホールまで増殖し始めます。正常細胞のがん化です。無数の散弾による確率の問題です
遺伝子が壊れれば機能停止。かすったと思ったけれど抑制系が破壊されてしまえば暴走。組み換えがおきれば機能しなかったり別なものになったり・・・
それではなぜ厳しく戸締りしていたコンサートホールに散弾銃が持ち込まれたのでしょう?
団員は24時間365日生命の美しい調べを演奏。食事もするし排泄もする。楽器も修理が必要。ホールを作る細胞膜には必要なものを取り込む仕組みがあります。
散弾銃には団員を維持するために必要なものに思わせるカバーがかけられていました。それがLNPです。せっせと運び込んでしまった。
トロイの木馬。
ふつう人間の細胞には遺伝子は導入できません。だからこそ自己を保っていられるともいえます。そのバリアを通過させ細胞内で遺伝子を活動させる技術が開発された。それがノーベル賞です。
ノーベルによる持ち運べるダイナマイトの開発は運搬できる爆薬の開発。山を崩し川を堀り自然界を変えて行きました。兵器にも使える。今回は細胞内に工場で作った遺伝子を導入し細胞内に炸裂分散させる技術の開発。自然界にあるものに大きな影響を与えるということでは共通しているかもしれません。
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「ああ、こんなことになるんだったら、何もしなければよかった。そうすれば美しい両親からもらった遺伝子による生命の音楽が今も健康な体のコスモスに響いていたのに・・・」
残酷だけれども時間は一方向。物事は不可逆な選択の連続・・・
僕は散弾銃の意味を考える多様性とディスカッションが必要だったと思います。散弾銃のたとえは注射のバイアルを分析された先生のたとえを引用させていただきました。
これからは起きてくることに対応することが最善の策。
人間は時間軸に沿って観察することしかできません。
これからは何かするときには落ち着いて多様な意見を出してディスカッションして検討するほうが良いでしょう。違う意見を黙殺して猪突猛進しても何も生み出さない。
ディスカッションすれば反対意見の人がなぜ反対するのかその意見を聞けます。ああ、なるほど、とこのNOTEのようなことも注射するまえに知ることができました。
幸いにも散弾銃が外れればおしまい。二度と遺伝子導入剤は体内にいれないことです。
人は間違えるものです。同じ間違えをしなければそれでよし。
明日はまた別な日
がんばっていきましょう
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散弾銃のたとえは荒川先生のNOTEに詳しいです
元々はBuckhaults博士が用いた比喩です。遺伝子のらせんと音符が重なるカバー写真。生命の奏でる音楽という比喩は国際的です。
カバーの写真は僕が描いた絵の一部。夜空に光る星星を見上げる鳥を描きました。ほしには砕いたガラスが埋め込まれています
人体はこんなにも複雑なものが統合されて見事に動いています
それをかき乱すだけの遺伝子導入剤は有害でしかありません
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