インターンシップ終わりにお礼状を書いたら
「インターンシップが終わったら必ずお礼状を書きましょう。時間を割いてインターンシップを開催してくれたので、手紙でお礼を伝えてください」
そんな感じのことを大学三年生のキャリア講座の先生に言われたことをぼんやりと覚えてます。
メールにしたためればすぐ送れる時代ではありますが、たしかに手紙のほうが丁寧だな!と腑に落ちて「書いたろ〜」なんて軽い気持ちでした。
ほんとにこのときは軽い気持ち。
それから、インターンシップ終わっていよいよお礼の手紙を書くぞ!のフェーズにはったんですが…
まずは便箋と封筒と、書きやすいペン、切手を準備したところで
手紙の縦書き、横書きのルールがあることが発覚
拝啓敬具??名前の書く位置??
国語の時間でなんとなくやったけどはて???となりながら社会人の方に向けての丁寧なお礼の文章を作成
書き終わった便箋を整えて封筒に入るように三つ折り
宛名に間違いがないか確認しながら記入
のりづけしっかりしてるか最終確認
重さを確認して切手を貼り付け
こ、行程が多い!!人様に出すから神経使う!!!
初めてインターンシップを受け入れてくれた担当者に向けて書いたときはどっと疲れがきました。ゆるふわに学生してたので、こんなに神経使ったのは久しぶりだったんです。
ポストに投函するまで「大丈夫かな??大丈夫かな??」とハラハラしたのを覚えてます。それだけ手紙を書くという行為になれてなかったんです。
メールならスマホがあればすぐ文章したためて送れるところを書店で便箋封筒を買って、郵便局で切手買ってから始まるなんて。
けれども、お礼を伝える新たな手段を得たような気持ちがして気持は晴れやかでした。
それにお礼をしたためるためとはいえ、手紙を書くって楽しい…!と思えたのは収穫でした。もともと幼い頃から書道を習ってたので、物理的に「書く」ことって好きだったんです。
大学生になってからパソコンとお友達になっていて授業でノートとるくらいしか書いてなかったんで、ちゃんとした紙とペンで書くことはワクワクしました。
はじめてのお礼状は粗相がないようにとドギマギしてましたが、2回目以降は、サラサボールペンに合う和紙っぽい便箋用意したりしてちょっぴりペンのインクのにじみを楽しんだりしてました。
送るならパッと見た印象も大事にしたい気持ちがムクムク湧いてきてました。
そして手紙を書くための文章を考えるのもお礼書く度にコツを掴めてきたのは上達してる感じがして大きな学びになってたんです。
お世話になったお礼とどんなところが学びになったかを各企業で体験したことをもとに手紙にしたためる。
レポートでもなく、友達におくるラインでもない内容を、そして目上の方にお礼といっしょに伝えると思えばどう伝えようか??と頭を捻らせたものです。
それでも回数重ねていけば「こんなところが学べてよかったです!しれてよかったです!!お時間ありがとうございました!!」を懇切丁寧に伝えるコツを掴めていけたので、やってみるもんだな〜と思うようになってました。
キャリア講座の先生の一言がきっかけでしたが、お礼の手紙を書くことを学生時代に学べて良かったです。
一回に限らず別企業のインターンシップに参加するごとにお礼の手紙を出してたら採用担当の方に覚えてもらったりと良いことが重なっていったこともありました。
お礼を伝える手段は多くあれど、あえてお手紙で伝えることも選択肢のひとつ加えることをオススメします。
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