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10月の満月:吉兆な月光の下で踊る

10月10日5:55AM 満月を迎えました。

今回の満月はとてもパワフルです。

シュラダ・プールニマ

シュラダ・プールニマと呼ばれる今回の満月は、とても吉兆な満月で、富と豊かさをもたらすラクシュミー女神が満月の光を通して、私たちに愛と祝福、豊かさを授けてくれると信じられています。

ラクシュミー女神の恩恵を授かろうと、インドでは一晩中歌い踊ったりして礼拝して夜を明かすところもあるそうです。

不老不死の秘薬をアムリタと呼びますが、今回の満月には、このアムリタが夜空に満ち、月の光とともに降り注ぐと言われています。特に、甘くクリーミーな液体がそのエネルギーを吸収しやすいとされているので、濃いミルクや甘いミルク粥などを月の光にあてて、アムリタドリンク、アムリタ粥を作る風習もあるそうです。

また、この満月は、神秘のラサ・リーラの満月と呼ばれていて、クリシュナ神が満月の下、この神秘の踊りを一晩中踊り、その時、一緒に踊った者たちにとっては、まるで時間が止まったようになったとされています。

部屋の中からでもよいので、特別な満月の光を浴びて、ラクシュミー女神やクリシュナ神、そして、アムリタの恩恵を受け取ってください。

レーヴァティ

今回の満月はレーヴァティというナクシャトラで起こります。

レーヴァティは27あるナクシャトラの最後のナクシャトラ。

滋養と豊かさを与えるナクシャトラで、旅人の旅路を守る、無くしたものを見つけてくれる、迷った家畜を家に戻してくれる、などのパワーがありとされています。

ひとつの旅の終わりに、次の旅に向けて心の準備を整えるタイミングになります。その旅立ちを祝福し、背中を押してくれるのがレーヴァティです。

木星と金星と水星と

今回の満月のタイミングで、木星が月の側にたたずんでいます。

この状態をガージャケサリ・ヨーガといって、吉兆な組み合わせになります。このときには、契約にサインする、新しいプロジェクトをスタートさせるなど、ポジティブな行動にとって後押しとなる組み合わせです。

さらに、月と木星の丁度反対側に、水星と金星が向き合うようにいて、この組み合わせも吉兆なサラスヴァティ・ヨーガを作っています。

芸術と学習を司るサラスヴァティ女神の恩恵を受けられますので、芸事を始めるとか、学習を始めるのは最適なタイミングになります。

この満月の後には、蝕の季節がやってきます。

今回の、スーパー吉兆な満月で力を蓄えておいてくださいね。

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