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ローヒニの新月

5月30日 20:30 新月を迎えました。

新月は、リセットのタイミング。

新月の日は、一人で静かに過ごし、セルフケアや、心のうちとの対話、調整にあてるとよいとされています。

ここ数日は、自分と向き合う静かな時間をとってみることをお勧めします。

今抱えていることを全部投げ出したくなったり、今ここじゃないどこかを求めてみたり、片付けても片付けても散らかる部屋を指パチンで一掃できないかと夢見てみたり、大きなことから小さなことまで、日々リセットへの誘惑は絶えないものです。

新月のリセットエネルギーだけでは、人生の大転換とまではいかないかもしれませんが、ちょっとした方向転換のチャンスには十分なり得ます。

リセットしたいことを抱えているなら、ここ数日はそのことに向き合ってみてください。新月のエネルギーが強い間は解決策が降りてきやすいタイミングです。

なぜなら、答えは、自分の中にすでにあるから。新月は自分の心と対話がしやすいタイミングなのです。

新月から満月までは行動期ですので、解決策がみつかったら、満月までの間に少しでも行動してみましょう。

考えすぎずに、とりあえずはじめてみるというアプローチもときには大切です。

今回の新月では、月と太陽のそばには水星が滞在していますが、6月3日まで逆行中です。

水星逆行中は見直し期間と言われています。何かを決断するには向かないので、決め事は6月3日まで待つ方がよさそうです。

それから、もうひとつ。

この新月は土星であるシャニ神の生誕日にもあたります。

土星は義務や厳しさ、試練をもたらしますが、それらはすべて精神的な成長のために必要なこと。

私たちを導く厳しい教師のような役割を果たしています。

課された試練を乗り越える強さや、果たすべき義務を果たすための力が発揮できるようにとの思いを込めて、シャニ神への祈りが捧げられます。

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今夜の新月はローヒニというナクシャトラの位置で起こります。

ローヒニは、愛情や豊かさ、創造性に満ちたナクシャトラなので、月がローヒニを通過するときには、それらの要素に関するテーマが浮かび上がってきます。

具体的には、結婚や恋愛に関係すること、土地に関すること、芸術・芸能関係に関することなどがテーマになります。

新月のときのナクシャトラのエネルギーは、次の満月までの間のエネルギーに影響しますので、こうしたテーマに出くわしたら、月の与える課題がやってきたと思って取り組んでみてください。

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次の満月までのナクシャトラの流れ。

5月31日は引き続きローヒニが日のナクシャトラです。

その後、6月5日に訪れる9番目のナクシャトラ、アーシュレーシャまではラジャスといって、ナクシャトラはアクティブな性質を持ちます。

この間は、考え込むより動く、行動するほうが成果がでやすいです。

6日にマガーになると、14日の満月の日のナクシャトラ、ジェーシュタまではタマスといって、定着の性質をもち、強制的に経験させられたり、見直しが必要になったりしがちです。

この間は、焦らず、微調整しながらものごとを進めるのがよい時期になります。


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