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7月の新月は整えるエネルギー

昨晩、夜中過ぎ2:55に新月を迎えました。

ナクシャトラはプシュヤ。「滋養を与える」星と呼ばれています。

プシュヤは蟹座にあります。
※インド占星術ではサイデリアル方式の計算方法をとっていて、西洋占星術とは月の位置が異なります。

プシュヤ

シンボル

シンボルには花、円、矢、そして、牛の乳房があります。

シンボルの花は、あなたが必ず花開く存在であることを、円は、あなたがすでに完全であることを、そして、矢は、あなたが目標を射抜く力があることを示してます。

そして、あなたのもつ潜在能力を十分に発揮するためには滋養が必要です。

牛の乳房は滋養を与えることを意味しています。

滋養を必要としているのは、魂や感情。道を見失い、迷い、疲れた心を癒し、心の奥底にある神聖な智慧へと導く力を与えます。

プシュヤの新月では、ヒーリング、セルフケアなどに焦点があたります。

支配神

プシュヤの支配神はブリハスパティ。神々のアドバイザーであり、司祭であり、聖なるスピーチを司るとされています。

ブリハスパティと木星の結びつきは強く、深淵なる叡智や幸運、浄化など、木星がもっているとされる性質をブリハスパティはもっています。

ブリハスパティが支配するプシュヤでは、雄弁さや豊かさ、智慧、幸運などと同時に、献身や徳の高い行為、真理や平和を求める心、純粋さなど強調されます。

新月のポイント

木星

今回の新月では、木星の力が強く影響しています。

木星は魚座で逆行を始めています。

木星は魚座でその力が強く働きます。木星のもつ拡大、成長、楽観思考などが強くなる配置です。

この魚座で逆行する木星が新月を迎えた月に強い影響を与えています。

木星の逆行は、これまで自分の外側で起こったこと、進めてきたことについて、今度は心の内側での調整が必要になっていることを示しています。

置き去りにされてきた心に向き合う時間だったり、自分にとっての幸福とはなにか、どういう環境なら幸福と感じられるのかなど、根本的なことを考える時間になります。

ご先祖さま

今回の新月は、インドではアマヴァスヤと呼ばれる先祖供養の新月にあたります。

インドでは、ご先祖様への供養を行うことは、現世を生きる私たちが魂のレベルで祝福を得て、より高次へと向かう助けとなると信じられています。

日本でも7月あるいは8月にお盆がありますね。

インド式ではなくても、日本の伝統にのっとってお盆の時期には、ご先祖様に手を合わせましょう。

火星

欧米での熱波が話題になっていますが、火星の影響力がますます強まっています。

8月1日には、火星が天王星とラーフと重なります。

異常気象や政治的なことなど、地球規模でのヒートアップや大きな出来事にも注意が必要ですが、個人レベルでも言動に注意が必要です。

なるべく涼しい場所で落ち着きと平静さを保ち、争いごとは避けるようにしましょう。

夏本番ですが、外へ出て羽目をはずすより、少し落ち着いて過ごすのがよさそうです。



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