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DTP作業におけるデータの管理・その2(データ管理方針)

ドキュメントと画像、素材はセットで管理

新しくドキュメントを作成する際は、まずFinder/Explorerでフォルダを作成します。作成したフォルダ内にドキュメント・配置画像・素材を保存し、データが散逸しないように管理しましょう。

データを移動・複製する際は、ドキュメントだけが制作したデータではなく、配置画像や素材(材料)などもドキュメントの一部と捉え、フォルダごと実行します。

作成したフォルダ内のデータ管理(例)

管理方針:フォルダ直下はデータのみ。用途ごとにフォルダを分ける

前項で作成したフォルダ内のデータ管理例です。フォルダの直下(フォルダを開いた第一階層)には、ドキュメントとドキュメントに配置する画像ファイル(Photoshop・Illustratorの画像)を保存します。

それ以外のファイル、原稿や処理前の画像、資料などの素材は「素材」フォルダなどを作成し、その中に分類・保存していきます。一例として、用途に応じて以下のようなフォルダを作成し、ファイルの用途ごとにデータを保存します。

  • 素材…支給されたテキスト原稿や資料、使うかもしれない素材など。必要に応じて「入稿データ」「素材候補」などのフォルダを作成して、データを管理します

  • 画像オリジナル(「素材」フォルダ内)…ドキュメントに配置する写真データのオリジナル(オリジナルファイルは別途保管し、作業用にリネームしたファイルでも可)。

  • 補正用…画像補正・合成を行うために作成したPSD形式のPhotoshopドキュメント

  • バックアップ…「前に戻れる」ように作業履歴(リビジョン)として、校正や修正を行う前にデータ(ドキュメントと配置画像)をバックアップします。修正回数に応じて「1校・2校・3校…」や「v1・v2・v3…」のように、フォルダを作成していきます。

フォルダ内のデータ管理(配置)例。フォルダの直下にはドキュメントと配置画像を保存します。印刷用データとして必要なデータをフォルダ直下に保存し、それ以外のファイルはフォルダにまとめます。
「1校」「2校」などのバックアップフォルダには、フォルダ直下のドキュメントと配置画像を複製します。


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